神秘的すぎる!もののけ姫のモデルとなった日本国内の秘境


1997年に公開されたスタジオジブリ作品「もののけ姫」。その幻想的で圧倒的な自然を舞台に繰り広げられる物語は、宮崎駿監督が何度も足を運び、青森県の白神山地と鹿児島県の屋久島がモデルだと言われております。

この二つの雄大な森の世界観をかけ合わせ、映画「もののけ姫」に出てくる森のイメージをつくりあげたと言われております。特に屋久島に広がる太古の森「白谷雲水峡」では、もののけ姫そのものの世界観を味わうことができるとして、毎年たくさんのジブリファンが島に訪れるそうです。そんなもののけ姫の舞台となった場所をご紹介します。あなたも「こだま」に会えるかも?

屋久島・白谷雲水峡

白谷雲水峡とは世界遺産の島「屋久島」の原始の森を散策できるトレッキングスポットのことを指します。屋久島の原生林の自然を観賞できる場所として、昭和49年に屋久島自然休養林に指定されました。

日本蘚苔類学会が「日本の貴重なコケの森」に制定した日本有数の苔スポットで、石や木など、すべてのものが緑色の苔で覆われた幻想的な世界が広がっています。この幻想的な森は、宮崎駿監督がアニメ映画「もののけ姫」に出てくる原始の森のモデルにしたと言われています。

白谷雲水峡へは屋久島最大の町、宮之浦から路線バス(1日6往復)またはレンタカーで約30分。最初のバスに乗り、最後のバスで帰ると白谷雲水峡で7時間過ごすことができますので、今回ご紹介のコースを満喫することができます。

レンタカーの場合、駐車場は無料ですが、ハイシーズンにはかなり混雑して入口から離れた路肩に駐車するケースも多いので、朝、早めの出発をおすすめします。

こちらは、「もののけ姫」でモロ一族の住む岩屋のモデルになったと言われる辻の岩屋です。白谷雲水峡の公式案内図には載っていませんが、ぜひ押さえておきたいポイント。雨の日はここで雨宿りしながらお昼ご飯を食べることもできます。

辻峠から岩屋までの道は、江戸時代の敷石が手つかずで残っています。300年前に屋久杉を背負って歩いた人たちに思いをはせてはいかがでしょうか

あのアシタカがモロに「黙れ小僧!」と言われたシーンのモデルとなったと言われる岩、「太鼓岩」です。大きな岩の上から屋久島の森を見下ろすことができ、眺望が抜群です。

白神山地

手つかずの自然が残る白神山地もまた、スタジオジブリの名作『もののけ姫』のモデルにもなった場所の一つです。 スタジオジブリ公式サイトでも、『もののけ姫』で “大いに参考にした場所” として、屋久島と白神山地が掲載されています。

人の影響をほとんど受けていない原生的なブナ林が世界最大級の規模で分布していることが評価され、1993年にはユネスコ世界遺産(自然遺産)に登録されました。

白神山地で、もののけ姫で参考にされた場所はこの「青池」。青く幻想的に輝く池は、季節や時間帯によって色が変わるそうで、本当にシシ神さまが現れそうな不思議な世界観を演出しています。水深9メートルの青池は透明度が高く、底にある倒れたブナの木や小魚が泳いでいるのが見られます。

白神山地の中で世界遺産に登録されているエリアは、核心地域と緩衝地域に区分され、このうち核心地域へ入るときには手続きが必要となるそうです。一般観光客が訪れるような場所のほとんどは手続き不要で入ることができますが、ペットを連れて行ったり植物を採ったりなど、貴重な生態系に悪影響を及ぼすような行動はやめましょう。

モロのモデルとなった神様がいる?

物語の舞台となった山々は、屋久島や白神山地がモデルだというのがわかったかと思いますが、物語の人気キャラクター、あの三輪明宏さんが声優を担当した、シシ神の森を守護する白い犬神『モロの君』に、モデルとなった神様がいると言われているのはご存知でしょうか?

そこは埼玉県秩父の三峰山、深い山々に神が住むといわれる三峯神社。そこでは、今もオイヌサマが聖域を守っているのです。

三峯神社は、狛犬でなくオオカミが境内を守っていることでも知られています。こちらのオオカミ、三峯神社の眷属で、一般に『オイヌサマ』と呼ばれ信仰されています。本来の名前は『大口真神(おおくちのまかみ)』。ニホンオオカミの神格化した神様です。

さいごに

人気ジブリ作品「もののけ姫」のモデル地を紹介した、当エントリーはいかがでしたか! 苔に覆われた緑の世界や巨木からなる太古の世界があなたを待っています。道中全てが美しい自然にあふれていて、名所だけを駆け足で巡るのはもったいない場所です。

ぜひ、ゆっくりと以時間をとり、立ち止まりつつ自然の声に耳を傾け、太古の森を堪能してみてはいかがでしょうか。