巨大な建築物の中にあるのは丁寧に整えられた芝生のピッチと、観客席のみ。数万人のサポーターの大歓声や拍手、時には相手選手へのブーイングなど、数々の興奮と感動を生み出すサッカースタジアム。
一度、サッカー観戦に訪れたことのある人なら、その迫力はきっと忘れられないものだと思います。今日は、世界中で愛されるサッカースタジアムを大特集していきます。観戦だけでなく、純粋に建築物としての美しさもインスタ映えするサッカースタジアムの魅力に迫ります!
ドイツ・ブンデスリーガの強豪、バイエルン・ミュンヘンの本拠地となるアリアンツ・アレーナ。ドイツ代表の試合が行われるスタジアムにもなっており、2006年ドイツワールドカップの決勝の舞台にもなりました!
スタジアムの外装は特殊なフィルムで包まれた独特なデザインで、バイエルン・ミュンヘンの試合時は赤色に、ドイツ代表の試合の時は白色など、試合によってチームカラーに合わせた発光色に変わるという驚きのスタジアム!
比較的歴史の浅いスタジアムですが、毎試合7万人を超える観客動員数をほこり、熱いサポーターの熱気に包まれた雰囲気だけでも、十分に楽しめるスタジアムです!
ここもドイツ・ブンデスリーガのボルシア・ドルトムントの本拠地です。日本のエース・香川真司選手も所属しているチームです。独特な形状と、チームカラーの黄色をベースとしたスタジアムです。
このチームは世界最大の観客動員数をほこるスタジアムとなっており、サポーターは選手に対して、とても温かく、そして熱く試合を応援している雰囲気が最高です。ホームゴール裏だけで2万人を超える客席が備えられており、ホームゲーム時は、黄色のユニフォームに身を包んだ熱狂的なサポーターたちが立ち上がり応援しています。
その様子はまるで「生きている黄色い壁」のよう。ドイツ国内はもちろん、国外の名門チームにも、そのサポーターの熱さゆえに怖れられているスタジアムとなっています。
スペイン・リーガエスパニョーラに属するFCバルセロナのホームスタジアムが、このカンプ・ノウです。世界的なスターであるメッシや、スアレスなどが所属しているチームとしても有名ですね。
最大収容人数はなんと、9万9千人! UEFAが選定するスタジアムレベルも最高ランクに位置しています。スタンドの景観が圧巻で、1階以外からは、どの角度から見ても全体を見渡せる設計になっているんです。「イムノ」と呼ばれる応援歌が鳴り響くと、10万人近い観客の手拍子と歌声が一斉に合わさり迫力満点!
サッカーの聖地と呼ばれている「ウェンブリースタジアム」。イングランド代表のホームスタジアムとしても使用されています。キャパシティは9万人で、カンプノウに次いで欧州2位の大きさをほこります。スタジアム上部のアーチがシンボルとなっているのが特徴です。
UEFAが選定するスタジアムレベルも最高ランクに位置しており、上質な天然の芝を育てるために、日光をよく取りこむことができるようにあわせて屋根が開閉式になっているんです。サッカー以外にも、ラグビーやコンサート会場にも使われるイングランド国民に愛されるスタジアムです!
日本が世界に誇るべきスタジアムは、Jリーグのチーム、浦和レッドダイヤモンズの本拠地で、日本代表のホームスタジアムにもなっている「埼玉スタジアム2002」です。埼玉県さいたま市にあるスタジアムです。収容人数は63,700人で、サッカー専用スタジアムとしては日本最大の規模を誇ります。これはアジアでも最大級。2002年の日韓共催ワールドカップに合わせて、建造されました。
このスタジアムの魅力はなんといっても、浦和レッズサポーターたちの熱さ。浦和レッズは、Jリーグで最も観客動員数が多いチームで、スタジアムへ足を運ぶ、熱意あるサポーターたちに支えられ、チームは強豪と呼ばれる強さを手に入れました。ホームカラーの赤を身に着けたサポーターたちの大応援は、迫力満点。
迫力満点のサッカースタジアム特集はいかがでしたでしょうか。
同じスタジアムは二つとない通り、チームの影響が色濃く反映されていたり、構造から違っていたり、見比べてみるだけでもワクワクしてきますね。国内ではお気に入りのチームを応援して本拠地へ駆けつけるのも良いけれど、お気に入りのスタジアムを理由にした海外旅行で、本拠地を見て回るのもサッカー好きにとっては夢のような時間でしょうね!