もう使ってる?「Instagram Story」の使い方と今後の活用術


Instagramの新しい機能「Instagram Story(インスタグラムストーリー)」をご存知でしょうか。通常の投稿と同じように動画や静止画をアップできる機能ですが、「24時間で消えてしまう」という特徴があります。スナップチャットのように消えても良いちょっとした投稿をするのに便利なツールです。

画面上部に丸いアイコンで表示され、2016年11月からはBoomerang(ブーメラン)のアプリが使えるようになったり、アカウントのタグ付けやURLの貼り付け(こちらは認証を受けたアカウントのみ)も行えるようになったりと、ますます便利な機能が追加されています。

Instagram Storyを使いこなせれば、フォロワー数の増加や認知獲得につながるため、個人利用だけでなく企業のPRとしても有効活用できそうです。

ここからは、「Instagram Story」の詳しい機能と、活用することによるメリットや今後の展望を解説していきます。

Instagram Story の特徴

Instagram Storyの一番の特徴は残らない投稿であるという点です。他にも細かい点でいくつか今までにない機能があり、現在までマイナーチェンジを繰り返しているため、Instagramの中でも注力している機能であることが伺えます。

1.24時間で消える投稿

一度投稿しても「24時間」までしか公開されず、24時間を過ぎると消去されてしまいます。若者に人気のSnapchat Storyの機能と同様です。

2.複数の写真をスライド形式で表示

1枚の写真だけでなく複数の写真を投稿することもでき、その場合はスライド形式で表示されます。

3.テキストや描画挿入ができる

写真・動画ともに画像にテキストや描画を挿入することができます。色を変えることもできます。

4.Boomerangのアプリを使った反転動画

Boomerangという動画加工アプリがインストールされており、撮影の際にこのアプリを選択すると、動画を繰り返し再生することができます。

5.24時間以内にカメラで撮影した画像を投稿できる

既に撮影している画像をInstagram Storyにアップすることもできますが、その場合も24時間以内に撮影された画像のみ投稿が可能です。

6.タグつけ、URL貼り付けができる(一部ユーザーのみ)

現在は一部の認証アカウント限定になりますが、動画や画像に、タグを付けたりURL貼り付けができます。これまでは通常URLの設定が出来ませんでしたが、Instagram Storyでは外部サイトへの誘導リンクの設置が可能となっています。

7.Explorer(検索)でも表示される

投稿が残らないInstagram Storyですが、Explorerでも表示されるようになりました。
これにより、フォロワーでないユーザーにも見てもらえるチャンスが広がります。

以上の特徴から、Instagram Storyはリアルタイム性を重視した機能であることが伺えます。また、Boomerangアプリや描画・テキスト挿入など、これまでの高品質な画像加工とは異なる、動きのある加工のバリエーションが増えたことにより、一時的なノートの「落書き」感覚での投稿が可能になりました。

 

Instagram Storyの活用方法

リアルタイム性が強く、一方でタグつけや外部リンクの設置もできるようになってきたInstagram Story。個人で楽しむ以外にも、企業や商品のPRなどでも活用できそうです。

1.閲覧ユーザーが見えることにより、精緻なマーケティング活動が可能に

今まで、Instagrramの投稿は「いいね!」したユーザーはわかるものの、閲覧したユーザーまでは把握できませんでした。Instagram StoryではStoryを再生した人数やユーザーが投稿者側でわかるようになっています。

これにより、広い範囲で興味を持ってくれたユーザーを把握できることになるため、投稿したコンテンツに興味を持つユーザー層の特定に役立つかもしれません。

2.24時間しか残らないから、投稿の自由度が広がる

これまでのInstagramでは、写真も出来栄えのいい自信の1枚を選んでアップしたり、サーフィンやファッション、ネイルなど特定のテーマをもって利用したりしているユーザーも多いと思います。また、フォロワーのことを考えて頻繁にアップしたいと思いつつ、投稿数を自主的に抑える方もいるようです。

Instagram Storyは一時的なので、普段とは違う使い方を楽しむことができます。また、24時間たたずとも投稿は自分で削除できるため、連続した投稿も可能です。

「少し変わった投稿をしてみたいけど、テーマや投稿写真のクオリティを保ちたい…」という場合は、Instagram Storyを利用してみると良いでしょう。

3.Explorer(検索)で露出できるので、フォロワー獲得も可能に

Instagram Storyはフォロワー向けの機能と思われがちですが、Explolerで表示されるようになりました。そのため、フォロワー以外のInstagramユーザーに知ってもらうチャンスが広がります。

エクスプローラーで表示されるInstagram Storyのアカウントは、いいね!したユーザーやアカウントの興味・関心軸や、投稿へのアクションなど、なんらかの関連のあるユーザーを表示するため、Instagram Storyを見てもらう確率も上がりそうです。

4.タグつけやURL貼り付けが可能なため、より詳細なサービス情報が拡散できる

Instagram Storyを最も活かせられる点として、外部リンクの設置が挙げられます。これまで、Instagramは広告以外で外部リンクを設置することができませんでした。

外部サイトへの誘導ではなく、あくまでInstagram内での世界観を楽しむ設計だったものが、外部サイトにも遷移できるようになったことで、より詳細なサービス説明ができるようになりました。これは、企業向けの利用を想定しての機能だと考えられます。

Instagram Storyのこれから

写真の美しさや世界観などの「質」と、特にファッションなどの分野で顕著な「リアルトレンド」を両立したSNSとして人気のInstagram。Instagram Storyは、遊び心あふれる描画や動画加工アプリを加えることで、これまでの画像の上質さはカジュアルなものにしつつ、「リアルトレンド」をより強く意識した機能となっています。

また、タグ付けや外部URLの設置を可能にし、Explolerでフォロワー以外のユーザーにも露出することで、商品や企業などの認知度アップにも貢献することができるでしょう。

企業主導ではない「リアルトレンド」が強みである一方、徐々に企業利用を意識した仕様になりつつあるInstagram。今後この2つの相反するユーザーを引き続き両立していくのか、それともどちらかが強くなっていくのか、注目が高まります。

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