雨の日も憂鬱じゃない!オシャレな写真の撮り方


更新履歴
– 2018-10-09 最新情報を元に加筆修正
 
インスタグラムをやっている人は、日本だけでなく世界中にもたくさんいらっしゃることでしょう。撮った写真を簡単にオシャレに加工することが出来て、たくさんの人々に見てもらうことが出来、きれいな写真が撮れた時の感動を共有できるので、とても人気のアプリです。SNSで撮った写真を拡散できるので、たくさんの人に見てもらいたいほど良い写真が取れた時にはインスタグラムが重宝します。

おしゃれな渋谷の雨の日

そんなインスタグラムで、雨の日に最高にオシャレな写真を撮ってアップしたいと思っているけれど、なかなか思うように素敵な写真を撮ることが出来ない、と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

曇り空で画面自体が暗く写ることが多いし、晴れの日と違って街の雰囲気がどんよりしているし、人物を撮ろうにも湿気で髪の毛はうねりがちで見た目がいまいちになりがちだし、雨の日は寒いことが多いので服装も限られるし、と悩む点は多いものです。そんな時、ちょっとした工夫やテクニックを使うことによって、一気にアーティスティックな写真やオシャレ感のアップした写真を撮ることが出来るのです。

その工夫とは、まずは人物を大々的に写さないことで逆にオシャレな写真が撮れます。

 

ノスタルジックな写真!

きれいな色や柄のレインブーツを履いて足元だけを写してみたり、目の覚めるような鮮やかな色や派手な柄の傘を差した人の後姿や、曇り空と傘のてっぺんのみを写してみるだけで、ノスタルジックな雰囲気の写真を撮ることが出来ます。

あえて人の顔や体全体を写さずに、体の一部分だけを写すことで雰囲気のある写真が出来上がります。静かな雰囲気の写真だけでなく、水たまりの中をしぶきをあげながら走っている人の足元だけを写して、躍動感のある写真を撮ってみるのも良いでしょう。

モノクロ写真

また、モノクロ写真にしてみるのもひとつの手です。雨の日の写真は暗くなりがちです。それを逆に利用して、思い切ってモノクロにすることにより、シックで落ち着いた雰囲気のある写真にすることが出来ます。全体をモノクロにして、ポイントとなるレインブーツや傘の色だけを出してみるのも良いでしょう。

モノクロの中、赤やピンク、オレンジなどの鮮やかな色が浮き出ているように加工するのも、まるで上級者のようなテクニックで、オシャレに仕上がるでしょう。高度なテクニックを使っているように見えるかもしれませんが、アプリ内で簡単に加工できるので、初心者の方にも非常におすすめのテクニックです。

ガラス越しから見る景色

雨に濡れた窓ガラス越しに外の景色を写してみるのもオシャレな写真が撮りやすいです。雨粒がついていて外の建物や街灯、車のランプなどがぼやけて見えるのが、何とも言えない幻想的な雰囲気になります。

また、窓についた水滴をクローズアップして写すのもアーティスティックです。窓にくっついたまん丸の水滴が、可愛らしい雰囲気を演出します。曇った窓に文字や絵を描いて写してもかわいいのではないでしょうか。

植物を撮ってみる

街中以外でも、自然の中での雨の写真もとても絵になります。雨粒に濡れた花や草木、カエルなどを写してみるのも良いでしょう。動植物に滴る水滴に焦点を当てて撮ると、これまた雰囲気のある写真を撮ることが出来ます。雨に濡れて湿っぽい雰囲気の花畑を撮ってみるのも良いでしょう。雨の日には湿気を大いに利用しましょう。写真の中で、幻想的な雰囲気が広がります。また、雨雲に注目してみるのも良いでしょう。

雨雲は、晴れの日に出ている白っぽい雲とは違って密度が濃くて黒っぽく見えるので、ダークな雰囲気のある写真が撮れるでしょう。雨雲と空を飛ぶ鳥、木や海などといったものと一緒に写真を撮ってみるのも良いかもしれませんね。雨雲のおどろおどろしい雰囲気と動植物とのコラボが、いつもとはまったく違った一枚に仕上がることでしょう。

綺麗な虹の写真

雨が降っている最中や、雨が上がった後には虹が空に架かっていることもあります。そんな時こそ最大のシャッターチャンスです。虹が出ているというだけで、絵になります。

しかし、せっかく虹を発見して急いで写してみても、きれいに撮れていないなんてことはよくあります。このようにして写真を撮れば必ず虹をきれいに写せるという正確なテクニックはありません。何故なら、その時の気象条件などによって、虹が出ている場所や見え方がまったく違うからです。

 

明るさ調節

しかも肉眼でははっきりとしたきれいな色が見えていても、写真に撮ってみるとわかりにくいなんてことがよくあります。虹をきれいに写すコツは、虹の後ろの風景はできるだけ地味な方が、虹自体がよく映えます。さらに、露出補正をマイナスにして撮ると効果的です。

明るめに撮ってしまうと、虹が薄く写ってしまったり、最悪写っていなかったりするので、露出補正を調整すると良いです。何枚も撮って様子を見ながら、露出を少しずつ変えていくのも良いでしょう。写真に写るがままに任せておくと、白っぽくなり、あまりきれいに虹が写っていないこともあるので、明るさは自分でコントロールすることをおすすめします。

運が良ければ、虹が二重に架かっている光景を見ることもできます。幸せの象徴ともいわれる二重の虹はとても珍しいので、それを撮ってアップしただけで話題になるでしょう。

虹はいつ消えてしまうのかわからないので、素早く撮ることが必要です。一枚だけ撮って安心せずに、何枚も撮ってみましょう。虹は時間の経過ともに少しずつ色味や鮮やかさが変わることがあるからです。焦らずじっくりと、美しい虹のグラデーションを撮っていきましょう。

幻想的な雰囲気をおさめたい!

虹が出る方向はあらかじめ予測出来ます。何故なら、虹は自分を中心に、太陽とは逆の方向に出現するからです。例えば太陽が西の空に出ているならば、虹は東の空に出現します。よって、雨が降っている場所と太陽の間に移動すれば、虹と遭遇できる確率が高くなります。

少し高度なテクニックですが、雨雲の動きを予測して、虹が出現するであろう場所に移動してシャッターチャンスを待つのも、きれいな虹を撮る秘訣です。太陽の高度が低い夕方に、虹が出現するパターンが多いので、雨上がりの夕方に東の空を見てみると、きれいな虹が架かっているかもしれません。

雨上がりの空も、幻想的な雰囲気を醸し出していることが多いので、写真を撮るには最高のシチュエーションです。特に雨上がりの湿度の高い空気の中に現れるオレンジ色に染まった夕焼け空は、ひときわ情緒たっぷりです。加工なしでも充分きれいに写せることでしょう。

 

雨の日にこそ芸術的作品が落ちている。

何気ない雨の日のワンシーンも、ひと工夫したり、ちょっとしたテクニックを使うことでいくらでもオシャレな写真、アーティスティックな写真を撮ることが出来ます。雨の日は憂鬱になりがちです。しかし、そんな雨の日こそ、非日常的な写真を撮るチャンスがあちらこちらにたくさん転がっているのです。

まるで芸術作品のような光景が、雨の日にはたくさん隠れています。素敵な宝物を探すかのように、雨の日には注意深くあたりを見まわしてみると良いでしょう。

まとめ

いかがだったでしょうか?たとえ写真を撮るのがあまり得意ではなくても、インスタグラムの加工でいくらでもオシャレな写真に仕上げることが出来るので、初心者の方でも充分にオシャレな写真を撮ることが出来ます。

雨の日には憂鬱な気分をふきとばし、素敵な一枚を撮りに、素敵なレインブーツを履き、鮮やかな色の傘を持って外に出かけてみるのも良いのではないでしょうか。