現在でもインスタグラムのユーザーは増え続け、日本の企業アカウントだけでも1万社を超える企業が運用を行っています。
日本全体のユーザー数も1600万人を超えてインスタグラムは重要なマーケティングツールへと成長しました。
企業にとっては商品やブランドのイメージが写真によってわかりやすく伝わるので、マーケティングやキャンペーンを行ったりと上手に特性を利用して運用している企業も少なくありません。
店舗アカウントの開設は個人のアカウントと企業のアカウントの違いはなく、スマートフォンにアプリをダウンロードして登録します。
ユーザーネームは利用者が最初に目にするところなので、どこの企業か一目見てわかる名前にしたほうがいいでしょう。
社名や店舗名、またはブランド名を含めるとわかりやすいです。
登録を終えたら本格的な運用がスタートします。
一昔前では企業や店舗への連絡手段は電話やメールなどしかなく、意見を伝えたい場合に気軽に連絡をするということがしづらい環境でしたが、SNSによって企業とユーザーの間の壁が取り除かれようとしています。
アカウント開設当初はまだ知られていない場合が多いので、ユーザーとの間を縮めるために、こちらから「いいね」などのコミュニケーション機能を使ってアピールしていくことで少しでも多くのユーザーにアカウントの存在を知ってもらいましょう。
インスタグラムの特徴として、他のSNSとの違いは写真に特化している点です。
各企業や店舗によってそれぞれの商品の魅せ方や世界観に個性を散りばめて、魅力的な運用をしています。
アカウント開設時に最も重要なことはアカウントのコンセプトです。
ユーザのニーズはどこにあるのか。
何を見て感じてもらいたいのか。
明確な目的を示していくことが大切です。
例えば、各企業や商品のキャラクターマスコットを上手く使ってライフスタイルを提唱したり、新商品のアピールをしたりします。
キャラクターマスコットが存在しない場合でもダイレクトに商品の宣伝をするのではなく、コンセプトに沿った世界観で商品を絡めたライフスタイルを紹介する画像や動画を載せたりする手法も効果的です。
特に目立たせたい告知がある場合に9枚の写真を使って一つの画像になる手法など写真をうまく使うことで大きなインパクトを残すことができる場合も多いので、インスタグラムの大きな特徴である写真を最大限に利用していきましょう。
その他で言うと、リポストという手法もあります。
各企業や店舗で素材を用意するのではなく、ユーザー投稿の写真を素材として活用します。
ツイッターでいう、リツイートと同じです。
ユーザーと一緒に創り上げているという印象と一体感を感じることができます。
ハッシュタグを上手く使うと、コミュニケーションをはかりながらの宣伝効果にもつながりますのでリポストを上手く使うことができればユーザーに優しい親しみやすい印象を獲得できるかもしれません。
来店したユーザーにもアカウントの認知に協力してもらいましょう。
商品や店舗の写真に指定したハッシュタグをつけてもらうと、クチコミなどで大きな宣伝につながることもあります。
そのユーザーの投稿をリポストすることもポイントの一つです。
指定したハッシュタグをつけて投稿して頂いた方には、次回来店時に特典をつけるなどのイベントを行うとユーザーも楽しんで参加してくれます。
ハッシュタグやキャプションを使用する時は最大限の注意をしてください。
ハッシュタグを複数つけたり、キャプションを写真の説明をするために長く書いてししまったりしてしまっている店舗アカウントをたまに目にしますが、基本的にはハッシュタグとキャプションは写真のおまけと考えてください。
せっかく写真やコミュニケーションなどで良い印象を獲得できても、宣伝色が強すぎると離れていってしまいます。
ハッシュタグは多くても10個程度に留めておくのが妥当です。
また、インスタグラムは全世界から見ることができますので、英語をはじめとする外国語を交えるのも有効です。
今後の東京オリンピックに向けて、海外からの観光客も増えます。
日本のお店や商品を検索する時に外国語や、日本語でもローマ字表記を用いると外国人観光客でも簡単に検索することができます。
更新スケジュールを事前に決めておくことも重要です。
どのタイミングでどんな写真を投稿するかを決めておいてください。
無計画に軽い気持ちで始めると投稿頻度が下がり、放置アカウントになってしまいます。
個人ではなく、会社、店舗、ブランドのイメージを背負っていますので、放置アカウントになってしまうと企業イメージが著しく下がってしまう可能性がありますので注意しましょう。
どうしてもアカウントの運用が上手くできないという場合にはインスタグラム運用代行サービスを使うという手もあります。
企画から運用までトータルで代行してくれるので、軌道にのるまではこういったサービスを利用してみるのもいいかもしれません。