皆さんお家にはどんな家族がいますか?兄弟がいたりいなかったり、大人数だったり少人数だったりそれぞれ違いはあると思いますが、ただいまーと言える家族の存在が嫌な方はいないでしょう。
また、上京して寂しかったり、お留守番担当としてペットを飼う方も少なくないと思います。
一般社団法人 ペットフード協会が平成29年(2017年)に行った全国犬猫飼育実態調査の結果によると、全国の約12万6千世帯で犬やネコを飼っていると言います。
しかし、いつもは落ち着いているペットでも、宅配員が押すドアベルの音には大騒ぎしてしまいます。特に、犬を飼っているお家だとドアベルがなると冷や汗をかきながら犬を落ち着かせる世帯も多いです。
そんな中、「犬の天敵は宅配員」という偏見をあざ笑う様なアカウント@upsdogsでは、配達で訪れたお家のペットとのケミカルを投稿するプロモーションを実施しています。
広い面積を誇るアメリカでは、今この時間も数万人の宅配員が車を走らせながらお家を回っています。
宅配員の福利厚生がとてもいい事で有名なアメリカの配達会社、UPSでは多くの宅配員が長くその仕事を続けています。そんな彼らは毎日、同じルートを辿る事を数年間繰り返しています。
この写真の主人公であるSteveさんもまた、フロリダ州の同じルートを毎日走り続けているベテランの宅配員です。
この写真は彼が担当しているルートの間際にある自宅の前で一瞬止まった時の事。自宅の周りに住んでいる町中の犬たちが彼のトラックの音を聞いた瞬間飛び出てきています。
宅配物がある度におやつなどを持ってトラックから降りる彼は、町中の犬たちの中ではスター的な存在!この信じられない光景を彼の奥さんが撮影しました。
写真の主人公Kathyさんもまた、毎日同じルートを走るベテラン配達員。そんな彼女のベストフレンドは彼女のルートに住んでいるRangerという犬です。
散歩をしている時もKathyさんのトラックを見つけたRangerは喜びのあまりトラックに向かって突進してしまうと言います。
おかげでRangerが住んでいる町を通る時はもっと注意して安全運転を心がけるKathyさん。どれだけRangerに好かれているか写真越しでも伝わってきます。
こちらはベーカリー屋さんの中で飼っているEllieちゃんの写真。
Ellieちゃんは毎日同じ時間お店にやってくるUPS配達員Jamieさんを首を長くして待っています。
しっぽがぽろっと落ちてしまうのではないかと心配になるくらい激しくしっぽを振り回しながらJamieさんを待つEllieちゃんの後ろ姿はなんだか切ない気もします。
Trick or Treat!10月31日はアメリカでも最も大きなイベント、ハロウィーンデイです。楽しいハロウィーンを迎えるアメリカですが、UPS配達員の仕事は終わることを知りません。
そんなUPS配達員が準備したのは、自分たちの事を一日中まっている犬達へのコスチュームプレゼントです!
1日配達員に任命された犬達は、小さな配達ダンボールを持った立派な配達犬へ変身しています。皆が楽しいハロウィーンですね!
今日届くだろう配達物を待っているのは人だけではありません。
一秒でも早く飼い主に配達物を持って行きたい犬たちは、玄関口に座ったままいつ来るかも知らない配達員を待っています。
少し長く待たせてしまったのでしょうか、骸骨の姿になってしまった犬に出くわしたUPS配達員は、びっくりしながらも配達物である封筒を口の中に挟みます。
外出から帰ってきてこの光景をみた飼い主(?)は、UPS配達員のセンスに大爆笑です。
この写真の主人公はShanyaちゃん。Shanyaちゃんは、生まれ持ちの下半身麻痺のせいで車椅子を腰につけて生活しています。
そんなShanyaちゃんの飼い主は、25年間UPSの配達を担当しているベテラン配達員Alyssaさん。
毎日の配達にShanyaちゃんを連れて回るAlyssaさんは、Shanyaちゃんだけのコスチュームを作ってあげました。
愛情が込められたコスチュームを着たShanyaちゃんは町中で大人気!Denver市で開催されたペットパレードで堂々と1位賞を獲得しました!おめでとう!
今日も全国からの配達物を正しい宛先へ届けるために終日走り回っているUPS配達員。
そんな彼らは、嬉しい顔で出迎えてくれる見知らぬ犬達から元気をもらっていると言います。
お家で飼っている犬は配達員の事が嫌い!と言う偏見を無くすためにUPS社が始めたこのインスタグラムは、マーケティング的にも大成功し、UPS社のイメージを大きく変えました。
これからも、UPS配達員とお家を守る犬とのケミカルが見れるといいですね!