今、学生の間で勉強用インスタアカウントを作ったり、勉強に関する近況や情報をシェアしたりする「#勉強垢」活動が流行っています。
今回は勉強垢の上手な活用方法についてご紹介します。テストや入試に向けて参考にしてみてください。
勉強垢をフォローする大きなメリットは、勉強するモチベーションが湧くことです。
ノートにびっしり書かれた英単語や計算式をタイムラインで見れば、
「怠けていられない。自分も頑張らなくちゃ!」
という気持ちになりますよね。
頑張っている人が自分と同じ志望校の人だったら尚更です。
ライバルに負けるわけにはいきません。勉強に向かう良い起爆剤になるでしょう。
「#勉強垢」で流れてくる投稿からは、勉強を効率的に行うためのヒントとなるものが少なくありません。
そこで、一部ではありますが勉強垢から学べる勉強のコツについてご紹介します。
勉強の基本は環境をキレイに整えることからです。
デスクの周りをキレイに整理整頓しましょう。ここで言う「キレイ」には2つの意味があります。
1つは勉強の妨げになるようなものを目に付くところから取り除き、必要な勉強道具はすぐに取り出せるよう位置を決めて並べたりまとめたりすること。
人は物が目に付くところにあるだけで、自然とそちらの方へ意識を持っていってしまいます。
ですからスマホや漫画など勉強に関係のないものはもちろんのこと、今勉強している科目以外の教科書やノートも、一旦は目の届かないところへ除けておきましょう。
もう1つの「キレイ」は自分好みの机にデザインすることです。
人は自分が好むものがある場所に行きたくなるものです。
ですから勉強の妨げにならない程度にデスクにステッカーを貼ったりお気に入りの小物を置いたりするのは勉強意欲を高める効果が期待できます。
ちなみにある実験によると、子猫や赤ちゃんなど庇護欲がかき立てられる写真を置くと集中力がアップしたそうです。
もし興味があれば試してみてはいかがでしょうか。
比較的長期間にわたる入試勉強やテスト勉強では、しっかりと計画を立てることがポイントです。
いつまでにどれくらい進めなければならないかが曖昧だと「まだ何とかなる」と思い込んでしまい、ついついサボりがちです。
しかし、やるべきことを具体的に日程に落とし込むことで、状況がリアルになり、危機感とやる気がわいてくるのです。
あらかじめ計画を立てておけば、毎日勉強する内容を決める手間も省けます。勉強に向かうためのステップが1つ減るので勉強に取り組みやすくなりますよ。
同じ内容でも歴史の教科書より漫画の方が人物名や出来事が頭に残る、ということがありますよね。
絵がある方が視覚的な刺激が豊かになるので記憶に残りやすくなるのです。
さらに自分で絵を描けば触覚的な刺激も加わるのでより覚えやすくなります。
絵心がなくても大丈夫。教科書や参考書の模写でも構いませんので、手を動かしてみましょう。
地理、生物、歴史など、この手法が活用できる科目は沢山あります。
勉強垢を一通り見たら自分でも「#勉強垢」で発信してみましょう。
ハッシュタグに「#勉強垢さんとつながりたい」も加えれば多くの勉強垢とフォローし合えると思います。
このつながりを上手に活用することで、勉強へのモチベーションを生み出すことができるのです。
「試験に合格する!」「テストで〇点取る!」
勉強垢では、最初に自分の目標を投稿して宣言してしまいましょう。
宣言することで目標を自覚できますし、フォローしている人たちに見られている以上、頑張らなければいけないという気持ちになるからです。
毎日の勉強記録を投稿するのも上手な活用方法です。
毎日の積み重ねを後から見返せますし、フォロワーから「いいね!」や励ましのコメントをもらえればモチベーションにもつながります。
このように反応をもらうと、毎日勉強して報告しないわけにはいかなくなります。報告しないと「あれ、今日は勉強しなかったのかな」とフォロワーに思われてかねないからです。
そう思われるのは嫌だという気持ちが勉強へと自分を駆り立てるのです。
勉強垢をつくったらテストや試験の日程と結果を公開すると宣言してしまいましょう。
公開する手前、無残な結果に終わらせたくないですから勉強に対する意欲が向上します。
良い結果が取れたらハッピーですし、もし目標に到達しなくてもその時の悔しさと恥ずかしさを次回へのバネにすることができます。
最後に勉強垢を活用する際の注意点です。
勉強のための真面目なアカウントと言ってもそこはインスタグラム。オシャレな文具やカフェでの勉強シーンなど、オシャレな写真が流れてくることも多いです。
しかし、このように直接勉強に関係ない投稿に気を取られてしまうと、勉強がおろそかになってしまい本末転倒です。
しっかりと役に立つアカウントだけをフォローして勉強に集中できる環境を作り上げるように心がけましょう。