現在、世界中のメディアの注目を浴びている黒人モデルがいます。メディアでよく見かける様な茶色の肌色を持つ黒人ではなく、アフリカン黒人に見える彼女の名前はShudu。
一見普通のモデルにも見える彼女ですが、何が特別でここまで目を引いているのでしょうか?今日はそんな彼女のインスタグラムをご紹介します。
名字や名前の区分がなく、「Shudu」という名前一つで有名な彼女。2017年、インスタグラムに写真を投稿する事で活動を始めた彼女ですが、ここ1年でフォロワーは約14万人にまで上り、現在も凄いスピードで増え続けています。
最初人気を集め始めたのは、アメリカのシンガーRihannaが設立したビューティーブランド、「Fenty Beauty」がShuduの写真を引用・紹介してからです。実在しているとは思えない様な透き通った目と、綺麗な肌に魅了された多くの人々はShuduに注目し始めます。
彼女の特徴と言えば、何と行っても絵に描いた様なフェイスラインと眼力。そんな彼女の容貌を称える記事は、コスモポリタンやメトロ、Isiuwa等のメジャーメディアにも複数上がっています。
しかし、そんな彼女の絵に描いた様なフェイスライン、実は本当に絵に描いた物なのです!
そうなのです。彼女はなんと、イギリス出身の写真作家キャメロン・ジェームズさんが3Dイメージング技術を使って制作した作品なのです!
彼曰く、南アフリカ共和国のプリンセスをコンセプトとしたバービー人形に影響を受け制作したらしいです。
写真でも見れる様に、言われてみないと全く気付く事が難しい彼女の正体ですが、どういうきっかけで彼女は誕生する事になったのでしょうか?
彼女の生みの親、キャメロン・ジェームズさんは「特別な理由はない。ただ、美しい女性の姿を描いてみたかっただけだ」と言っています。彼は漫画やアニメに使われる3Dイメージンク技術を習っていて、彼が思う最高の美貌を描いてみたくなったらしいのです。
こんな素晴らしい技術を基に生まれたShuduですが、そのコンセプトが黒人であるために思わぬハプニングも起きている様です。
3Dイメージング技術やCGを起用し美しい女性を生みあげたのはいいものの、何故その対象が黒人なのか?という、とんでもない人種差別的なコメントが毎回の投稿についているのです。
これに対し、キャメロン・ジェームズさんは「Shuduを通して私の想像力を表現して見たかっただけ。人々に力を与える芸術作品であって、他の人々のチャンスを盗み取るつもりはない」と述べています。
そんなハプニングや批判も受けているShuduですが、インスタグラムには頻繁に登場しています。
初めて登場した去年に比べ、最近はどんどん腕をあげたのか、ますますナチュラルな容貌を見せてくれています。このピンクのドレスに覆われた彼女や、つけているボールピアスの反射面等、ディーテール一つ一つが工夫されている事がよくわかります。
その全身写真も。上半身や腕の位置、骨盤のくびれや足の長さまで、スーパーモデルという立場を考慮して描かれている事がよくわかります。
一番最近投稿されたこちらの写真は、現在の季節に合ったビキニ-写真です。
既にデジタルスーパーモデルという事を知っている上でみても、何一つ異質なところを感じられない素晴らしい作品に仕上がっています。
人が作り上げたデジタルスーパーモデルだからこそ見せられる、余分なラインを見せない完璧なボディーライン。この完璧さに人々は魅了されるのはないのでしょうか。
様々な反響や批判を乗り越え、堂々と活動を続けているShuduと生みの親、キャメロン・ジェームズさん。
色々なブランドとのコラボリクエストを受けていると言われていますが、彼女の完璧なボディーラインや容貌を見ると可笑しい話でもありません。これからはモデルの仕事までもアンドロイドに取られてしまうのではないか、とまで考えさせられる彼女です。
ますます腕を上げていく彼のこれからを応援してみてはいかがでしょうか。