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商品は写さなくてもよい!食料・飲料業界のInstagram活用事例

更新履歴
– 2018-08-09 最新情報を元に加筆修正

Instagramをみて見ると良く見かけるのが、「食事」や「カフェタイム」などの写真の投稿です。毎日食べたり、飲んだりすることを写真で投稿して楽しむのって、一番身近なInstagramの使い方として定着しています。

当然、そんなマーケットを見逃さないのは食料・飲食業界の企業です。SNSで発信しやすい、キャッチーでインパクトのある商品を発売する企業が続出しています。

老舗スコッチウイスキー『マッカラン Macallan』

老舗のスコッチウイスキー『マッカラン Macallan』も、Instagramを活用しています。

マッカランの原材料は着色料を一切使わず、きれいな湧水と大麦、イースト菌のみで作られており、ウイスキーを貯蔵する樽は、全ての樽はシェリー樽というこだわり。

緑豊かで、かつての鉄道の遺跡のある場所で作られるマッカランのイメージとしては、「大人」だったり、「男性」、「Bar」と言う様に、お酒だけで楽しむユーザー向けでした。

日本では特に、若い世代はアルコール離れが進み、消費が落ち込んでいる現状の中、Instagramでのブランディングには、新しい世代のアルコールユーザー確保と、元来のユーザーへの新たなシーンでの利用価値を提案しています。

新たなるマッカラン市場の展開に乗り出しました。

例えば、こちらのInstagramではパーティーでのワンシーンでしょうか?アルコールを楽しむ時間には豊富な「動」が生じていると言っています。

動くカメラを使って、「動」の中にある「静」の世界を探ってみたようです。あなたには、この写真はどの様なイメージを受けますか?

コチラのInstagramの写真はどうでしょうか?レンズを利用して、レンズを通さずマッカランを写したものです。何となく、ちょっと秘密を共有してしまったようなドキドキ感があります。

こちらはアメリカでは限定100本しか販売されない商品です。翌日には、この商品を写したものがアップされています。次回もの投稿を楽しんで貰う為の、ちょっとした遊び心テクニックです。

♯DidYouKnowのハッシュタグを使い、シリーズを作った紹介をしています。とこには、スコッチウイスキーのたしなみ方ならぬ、楽しみ方をレクチャーしています。注ぎ方から、食事×マッカランのマリアージュの提案など様々です。

この様に、老舗スコッチウイスキー『マッカラン Macallan』は、Instagramを使って、商品のアピール方法を、様々な角度からアプローチしています。

Perrier ペリエ

南フランスの、ナチュラルミネラルウォーターに炭酸が入った「炭酸水」と言ったら、誰もが目にしたことのある、このメーカーは安心感があります。

炭酸水のダイエットブームに、再加勢する為に、Instagramを活用しています。投稿をみて見ると、斬新な発想の写真ばかりです。

こちらの投稿写真は、「#MyPerrier」とハッシュタグを付けて写真を投稿すると、あなたの写真をアーティスト加工してくれるという企画です。ユーザー参加型企画として、もっと身近にPerrierを楽しんで貰おうという仕掛けです。

SNSでは「いいね!」が付いたり、「リツイート」してもらうと嬉しいですが、その上を行くInstagramの宣伝方法です。

ミントカラーの涼し気な雰囲気のする1枚です。こちらの写真は、どんなこともバランスが重要ということで、Perrierの上でバランスをとっているのは、植物とその球根でしょうか?バランスが取れなくなりそうなときは、Perrierを飲んで一息。

スカットリフレッシュしてくださいという提案が詰まっています。身体のなかから、上手くいかないことを洗い流してくれます。

Perrierの飲み方提案をしている1枚です。インスタグラムの投稿でも人気のある「フォンダウンウォーター」です。大好きなフルーツや、ハーブを入れたジャーに、シュワシュワのPerrierを注げば、オリジナルのスパークリングフォンダンウォーターの完成です!

この様にPerrierのInstagramでは、シーン利用の提案を、アーティスト加工などの手を加えて、ポップで楽しい写真を投稿しています。

「何の為に」、「どんな目的で」と言う様に、より細かい利用目的意識を付ける戦略を施しています。

ポカリスエット 大塚製薬

一度は飲んだことのある「ポカリスエット」は大塚製薬の看板商品です。時代をさかのぼる事1980年4月、始めて登場したのは、245mlの缶飲料として発売されました。その後1985年に570mlのビンボトルが発売、1990年代には1.5Lのペットボトルが登場しました。

時代ごとにパッケージチェンジをしながら、身体に必要な「水分」として、ずーっと愛されてきたポカリスエットも、Instagramで発信しております。

水分補給と言ったら、夏には欠かせない飲料がポカリスエット!夏のキャンペーンとして、「#ポカリのまなきゃ」のハッシュタグをつけて、

Instagramの写真や動画投稿キャンペーンを行っていたのは2016年夏。全てのものがカラフルでキラキラ輝いている夏は、汗と一緒に水分が不足しがちです。

涼し気なターコイズカラーのイオンボトルは、持ち歩いてもオシャレで、こまめに水分補給ができるという印象を受けます。

Instagramで写真や画像の投稿キャンペーンを打っているところも、皆で共有できる水分という様な印象を付ける為の1枚です。

楽しく元気よく遊び疲れた休憩時には、ポカリスエットでほっと一息ブレイクタイム。子ども達でも飲めるドリンクです。仲良く3人でポカリスエットを飲む子ども達に、ちょっと大きめのペットボトルで、
少し大人の顔を覗かせたような写真になっています。

夏しかイメージの無かった、ポカリスエットを温めて飲んだり、水の代わりに飲むというシーンを写真で表現することで、1年を通しての商品利用をユーザーへアピールすることができるのです。

カルビー

現在カルビー販売商品の「ポテトチップス うすしお味」や、「ピザポテト」などの、じゃがいもを原料としたアイテムの一部が、販売を休止することになり、

その後1964年東京オリンピックが開催された年に発売されたのが、生のえびを直接小麦粉に練り込んだ、「かっぱえびせん」です。当時、画期的な製法で作られているスナック菓子として、注目の的でした。

話題のポテトチップスが発売されたのはその後1975年のことです。

カルビーと言えば!やはりポテトチップスなどのスナック菓子が人気です。当然、Instagramではスナック菓子の袋を全面的に押し出したものかと思いきや、こんなオシャレな写真を投稿しています。

今までのカルビーのカリッカリ、サクッサク感は全くなく、しっとりと、艶やかな食べ方提案です。

フレッシュなイチジクやフルーツ、冷たいしっとりしたアイスに、とろっとろのあま~いハチミツを垂らして、ポテトチップスを添えています。堅あげポテトのレシピ紹介として紹介されています。新しいパーティーのメニューの提案をした1枚です。

この写真一体何の写真か皆さん分かりますか?なんとカルビーは、Instagramで新卒や既卒採用の募集を告知した1枚です。てっきり、カルビーの製品の原材料を作っている農場かと思いきや、ぽちっと押してみると、求人だった…という斬新な1枚です。

何かに見立てるという柔軟性を感じます。また、ポテトチップスのいびつな感じがよりリアルに感じさせます。

カルビーのInstagramは遊び心が溢れている写真が多く、さりげなく利用シーン提案をしていたり、素材の原材料の安心感が伝える為のものだったりします。どの写真もカラーバリエーションに富んでいて、「楽しそう」な社風が伝わるような活用をしています。

オタフクソース オタフクソース株式会社

日本にソース文化が入ってきたのは、明治時代初期の頃です。このオタフクソース株式会社は、1922年広島市横川町で「佐々木商事」として創業されました。始めは酒や醬油などの卸店としてはじまりました。

その当時から、お客様の好みに合わせて、醤油や酒をブレンドして販売しており、。この技術を活かして「製造酢」の製造を1938年開始、広島への原爆投下でお店は全焼で一度は製造が途絶えました。ですが、翌年には洋食の時代が来ることを先読みして、ウスター作りに取り込みます。

「一銭洋食」として人気だったお好み焼きの前進は、駄菓子屋でこども向けに販売されていたお好み焼きです。その後広島の復興と共に洋食が進化していき、きちんとした「お好み焼き」へと変化を遂げました。今やお好み焼きに「オタフクソース」なしでは語れないほどのブランド力になりました。

こうして家庭の味を確立した、「オタフクソース」は、家庭では必ずあるソースになりましたが、最近では様々なソースが増え、新たなユーザー獲得の為にInstagramを活用しています。

こちらの写真は、オタフクソースの活用レシピを提案したものです。飲食店でも列に並んで食べたいメニューのひとつ、「ローストビーフ丼」も、オタフクソースが1個あればあっという間に自宅で作れてしまいます。

お好み焼きや、たこ焼きだけじゃなく楽しめるアイディアレシピです。Instagramを見てくれるユーザーにとっても、有益な情報を与えるという1枚でした。

SHUSHU 沢の鶴

1717年米屋を営んでいた初代喜兵衛が始めた酒造り、米だけで作る純米酒にこだわり続けている会社です。沢の鶴は宴席で飲まれるものだったり、居酒屋でおじさんが飲んでいるイメージが強かったのですが、

最近ではコンビニやスーパーでも手軽に日本酒が買える様になり、店頭に置かれているラインナップも豊富になりました。日本酒ブームで女性が好きなお酒としても人気に火が付きました。

 

日本酒というと、おじさんが飲むというイメージでした。沢の鶴で販売されている商品も、ワンカップから樽までありますが、

どちらかというと男性が手に取りやすいパッケージ商品でした。ですが、新しいパッケージの商品の発信を、Instagramを使ったことで、かわいくて、女性でも手に取りやすい「日本酒」へとチェンジしています。

この様に、SNSでおしゃれに発信することで、今まで縁遠かったユーザーの目に留まることで、沢の鶴がどういった製品がある会社という概念が無い分、受け入れられやすいということが分かります。

カルピス アサヒ飲料

「カルピス」は、現在アサヒ飲料と合併しましたが、創業は1916年、三島海雲氏によって創設されました。内モンゴルで出会った「酸乳」から始まった乳酸菌の研究は、「醍醐味」と呼ばれるクリームの発売へとつながります。

1919年7月7日これが初めとなる乳酸菌飲料の「カルピス」の誕生です。気温の高くなる夏がウィークポイントだったことが、「夏」を代表する乳酸菌飲料開発の成功へとつながりました。この、「夏」のイメージがかなり強いカルピスは、一体Instagramをしてどのような戦略を打っているのでしょうか?

この写真は遠近法を利用して、真っ青な空に浮かぶ真っ白な入道雲を、冷たいかき氷に見立てた1枚です。かき氷ではないのに、見るだけでかき氷と連想でき、さりげなくカルピスをかけて食べるかき氷はサッパリして美味しいそうと思わせてくれます。

遊び心のある1枚で、カルピスのアピールと共に、Instagramでこんな写真が撮れるんだと、撮影の仕方を教えてくれています。

本来カルピスのイメージは「飲む」ドリンクとしてですが、コチラはレシピをのせて、新しいカルピスの活用方法を提案しています。一見どこにカルピスと関係あるのかな?と思わせる写真なので、思わずクリックして説明を見てしまいます。

更に、ディップして食べるのが大好きな人にとっては、真っ白なカルピスソースを作りたい気持ちにさせるレシピです。応用を聞かせるレシピを提案することで、飲む以外の用途をユーザーは知ることができるので、ドリンク用途以外のユーザーも取り込むことができる1枚です。

こちらは、冬にフォトキャンペーンとして、カルピスが行っていたものです。「カルピスウォーター」と過ごした瞬間の写真を、「#カルピスウォーターと冬」というハッシュタグと共に、ユーザー参加型のフォトキャンペーンです。

カルピスウォーターのパッケージも冬仕様にしている理由は、「夏」のイメージは固まっているカルピスの、「冬」にカルピスを飲むというユーザーを確保する為の戦略です。あえてホットカルピスではないという点にも、カルピスの戦略の狙いが隠されている1枚です。

まとめ

今回紹介させていただいた商品は、食料・飲料業界の中でInstagramを使った商品発信をしている企業の一部です。それぞれ、商品を真正面からアピールしているというより、場所を絡めた商品の写真だったり、全く関係ないインパクトだけを狙った写真だったりと、様々な角度から目線を当てたアピールをしています。

Instagramの写真1枚で、「利用シーン」提案や、「活用方法」の提案をすることに注力しています。また、興味を持ってくれたユーザーが、商品を購入してInstagramのかわいい、おしゃれな写真が撮りやすいパッケージだったり、キャンペーンなどを打って、今まで興味のなかったユーザーにも目に留まる様な工夫がされていました。

ぜひあなたの企業の商品をアピールする時の、参考にしてみてください。