頭には赤いタオルを巻き、赤いTシャツに身を包み、下半身には赤いふんどしを巻いたお笑い系YouTuberの「せやろがいおじさん」が、日に日に注目を増しています!
このなにかと炎上しやすいインターネット時代のど真ん中に、「東京五輪ボランティア問題」や「LGBT問題」など燃えやすい渦中にある話題に自らあえて飛び込み、沖縄のキレイなエメラルドグリーンの海をバックに、あらゆる物事に対して物申す姿が実に痛快なんです!
せやろがいおじさんのプロフィールを紹介致します。彼は「榎森耕助」さんという方で、沖縄のお笑い事務所「オリジン・コーポレーション」に所属しており、沖縄を拠点に活動するお笑い芸人「リップサービス」というコンビを組んでいます。
沖縄県内で開催されているお笑いコンテストの最高峰「お笑いバイアスロン」では四連覇を果たすなど、お笑い芸人としてのポテンシャルはとてつもなく高いのです! また榎森さん自体、元々は奈良県出身の関西人なので、「せやろがい」という関西弁を発しているのでしょうね!
榎森さんは、高校卒業と同時に沖縄の大学へ入学。大好きなバスケットを教育現場に活かして、学校の先生になろうと教育免許を取るために勉強に励んでいたそうです。
しかし、教育実習で学校現場のあまりのブラックさに夢を諦めることになります。そこで大学の先輩とたまたま結成したお笑いをきっかけに、「リップサービス」を結成。お笑いの道に進むことを決意したそうです。
そんな「せやろがいおじさん」は「声を大にして言いにくいことを沖縄の海に向かって叫ぶ」というスタンスの動画を公開しています。
まず最初に、せやろがいおじさんが巷で話題になったのは、「東京五輪のボランティアのお知らせ」について物申した動画。2020年に開催される東京五輪の予算があまりにも膨れ上がっている中、ボランティアスタッフの募集内容があまりにもえげつなさすぎて全然人が集まっていないことを題材として、実行委員会に対して「せやろがいおじさん」の怒りが爆発する動画となっています。
これがSNSを中心に拡散され、Twitterでは100万回再生を突破。一挙に世間の注目を浴びることとなしました。「せやろがいおじさん」の物申しは、2分半という短い時間の中で、テンポよく独特の口調で訴える言葉を聞いていると、まるで自分が言いたいことを代弁してくれているような気になり、とてもスカッとすると共感の声が広がっています。
せやろがいおじさんの動画を見た人ならば気づくと思うのですが、「これ撮影してるの誰!!!?」という気になりませんでしたか?
沖縄のエメラルドグリーンの海を背景に、せやろがいおじさんをあらゆる角度からドローンを使って撮影しています。
この編集とカメラワークを活かした緩急を使って、発した言葉が聞き手の耳にポンポンと飛び込んでくる仕組みなのです! セリフはアドリブではなく、事前にしっかりと考えているとのことです。
いかがでしたか! 過激なことを言っても憎めない謎の変なおじさんこと「せやろがいおじさん」について紹介させていただきました。
また社会派のネタを扱うからこそ、デマの発信源にはなりたくないという姿も印象的です。話題のネタを扱って面白いことや、ただ毒づくだけではなく、動画を通して愛や優しさにあふれているということも、多くの人を惹きつけている理由の一つなのだと思います。
決して自分が正論だとは全く思っていない」という榎森さん。せやろがいおじさんの動画をきっかけに、みんなで議論を深める話のネタの一つとして、これからのおじさんの叫びにみみを傾けてみるのもいかがでしょうか。