世界中の観光客が集う、繁華街・明洞(ミョンドン)。 カルチャー好きな若者が集まる流行発信地・弘大(ホンデ)。 問屋市場が集まる、東大門(トンデムン)。 国際色が強く、外国人移住者も多い、梨泰院(イテウォン)。
ショッピングも夜遊びも、朝まで熱気が冷めることのない、江南(カンナム)。そんな常に状況をアップデートし続ける刺激的な都市、ソウルの最先端のカルチャースポットを一挙にご紹介いたします!
2017年に聖水洞(ソンスドン)にオープンした「Width x Depth x Height (W x D x H)」は、韓国のみならず、アメリカやヨーロッパ、日本など世界各国からセレクトしたキッチン用品やキャンドル、文具やカバンなど日常生活に必要なアイテムを展開するライフスタイルショップです。
同じ聖水洞エリアにある、人気のカフェ『zagmachi(チャグマチ)』と『orer(オルエル)』を運営する、クリエイティブディレクター・キム・ジェウォンさんが手がけるショップで、若者やアーティストの間でも話題です。
サイズを意味する「Width(幅) x Depth(奥行) x Height(高さ)」という言葉から店名をとっており、様々なジャンルの「よいもの」を幅広く紹介し、「ありふれた日常をより一層豊かにできる空間でありたい」というオーナーの思いが込められています。
ビンテージ感が活かされた温かい雰囲気の店内には、約200ブランドものアイテムがジャンル別に飾られており、作りの細かな丁寧さが伝わるグッズや、環境にも優しい素材のものばかりが揃っています。自分だけのとっておきのアイテムを見つけ出してください。
「STILL BOOKS」は、韓国で人気の月刊誌「MAGAZINE B」が展開する新たなブックショップです。
大量の本を所有する大型書店の良さと、そのお店ならではのセレクトで提案する小型書店の魅力の二つの良いとこ取りをしていることが特徴で、1階から4階までの広い空間には、多彩なテーマごとにセレクトされた韓国語の書籍や海外雑誌が並んでいます。
本だけでなく、テーマに沿った雑貨や、「Still Books」のオリジナルグッズや、「MAGAZINE B」と有名ブランドによるコラボ商品など、好奇心をくすぐられるアイテムが勢揃い。
また、毎月「食」や「旅」などひとつのテーマを掲げて書店全体のセレクトを変えたり、展示やセミナーを行うなど、来るたびに新しい発見があるのも特徴の1つです。「MAGAZINE B」独自のキュレーションが覗けて、センスを磨くにはもってこいのお店ですね。
「Mmm Records(ウム レコード)」は、ソウルのカルチャーマガジンELOQUENCEがプロデュースする、誰でも気軽にレコードカルチャーに触れられるレコードショップです。
8万枚以上のレコードを所有するコレクターによるアーカイブを中心に、オールジャンルのレコードを販売・展示しており、各部屋に設置されているターンテーブルでは自由に試聴可能。
レコードフェアやDJイベント、DJレッスン、そして毎週土曜には店内はもちろんインターネットでも視聴可能な配信スタイルのラジオ放送や、レコード制作支援なども積極的に行っています。
また併設するカフェバーではベトナムコーヒーやサンドウィッチも提供しており、音楽カフェやバーとしても居心地のよい空間。店内のレコードを試聴しながら飲食も可能です。DJやコレクターはもちろん、レコードを持っていない人も気軽に楽しめる、音楽カルチャーの発信地です。
1600坪の敷地に200のコンテナを積み上げ建築した世界最大規模のコンテナショッピングモール「COMMON GROUND」。
一般的なデパートや大型モールのように大型フランチャイズ店ばかりを集めるのではなく、話題のネットストアのオフライン店や新鋭デザイナーのショールーム、若者に人気の弘大(ホンデ)やカロスキルなどで支持されるショップなど、規模は小さくてもソウルの最新のカルチャーが詰まったファッション・ライフスタイルショップが集結しています。
3階のカルチャースペースでは展示やパフォーマンスが開催され、中庭では週末を中心にフリーマーケットやイベントも開催。フードも充実しているので1日中楽しめる、要注目のカルチャースポットです。
ソウル市内の最先端カルチャースポットを紹介する当記事、お楽しみいただけましたか? 韓国は世界のトレンドを率先している国の一つなので、韓国国内のカルチャーの動きに対しては情報の先取りをするために、常にアンテナを張っていたいですね。