今やTwitterを超える勢いで人気のInstagram。特に10代から30代の女性ユーザーが増えているなか、「どうすればInstagramの画像をおしゃれにできるか」が関心を集めています。画像がメインのSNSだけに、できることならよりおしゃれに、可愛く使いこなしたいもの。文字を入れたり、ちょっとした画像加工なら多くのユーザーがすでに使っているテクニックです。なにかもっといい方法はないのか?と考えるとき、アーティストやモデルのInstagramアカウントを参考にしてみるのはいかがでしょう?
今回は、Instagramがおしゃれ過ぎる!と大注目の個性派モデル、フォロワー数15万人を誇るるうこさんのテクニックを大解剖してみます。使えるワザがきっと見つかりますよ!
るうこさんは静岡県出身の1994年1月18日生まれのAB型、身長162cm。ご両親が中国人で、るうこさん本人も中国籍です。日本で生まれも育ったため、高校時代には中国に留学していた経験があります。明治大学に在学中の2013年、東京の高円寺から発信するWebマガジン「Concent」の連載「高円女」に出演したことをきっかけに、読者モデルを始めました。同じ頃渋谷の古着ショップ、BsinessAsUsualにも勤務するなど、大学生とショップ店員と読者モデルという3足のわらじを履いていたのち、現在はモデル事務所Gunn’sに所属しています。
そのオリエンタルな魅力と個性で人気は急上昇!女性ファッション誌「Soup.」「Zipper」「NYLON JAPAN」「mer」などの個性派カジュアルモードを提唱する、いわゆる青文字系ファッション誌で大活躍、いまや東京のストリートモードシーンには欠かせないアイコンとなっています。
さらに、サカナクションやサイダーガールなどのミュージシャンのミュージックビデオに出演するなど、活躍の場をどんどん広げています。
また、話題のインスタグラマーが参加する、インスタをもっと楽しむためのテレビ番組「インスタ女子部」にも出演しています。
おしゃれで斬新、ハイセンスと評判のるうこさんのInstagramテクニックを見ていきましょう!
るうこさんのInstagramに欠かせないのが、画像分割です。るうこさんのプロフィール画面を見ると、画像が繋がっているものが目立ちます。こちらの画像はタテ並びで2枚1組の2分割ですが、左右も合わせて4枚1組の画像4分割の場合もあります。これはシンプルでわかりやすい例ですね。
具体的な方法としては、「Instagrids」や「Tile Pic」などの画像を分割して保存できるアプリを使用します。単純に自撮りを分割するだけでもおしゃれに見えますが、文字やスタンプなどの飾り画像などを加えたものを分割すれば、更に洗練された仕上がりになりますね。無料アプリでは分割後、1枚ずつ順番に投稿する必要があるものが多いですが、有料アプリではまとめて投稿できるものもありますよ。
「分割アート」以外にも、るうこさんが頻繁に使っているテクニック。それはひと工夫あるレイアウト。画像の上下に空間のある横長画像だけでなく、画像そのものを上下左右のどこかに寄せてレイアウト。すると余白ができておしゃれです。この投稿の場合は画像が上寄りになっていますね。この手法、実はファッション雑誌などで多く使われるものと同じなんです。投稿画像が並んだとき、画像のレイアウトに変化をつけていれば、画面に動きが出てスタイリッシュです。「Instasize」などの加工アプリを使えば簡単にできるおしゃれ見えテク、使わない手はありませんね。
文字やスタンプなどをのせる加工、いわゆる「デコる」のはもうおなじみですね。吹き出しにせりふを入れたり、訳あって隠したい部分にスタンプをのせるのは当たり前。るうこさんのようにおしゃれに仕上げるには、余白が多めの画像の上に、ちょっとセンスのいいスタンプをのせるのがコツです。この投稿では、元画像のトリミングで余白を作り、バランスよくスタンプをのせていますね。「Pico Sweet」などのスタンプ機能が充実した加工アプリを探してみましょう。
こちらは、別にあった花の画像を切り抜いたものをのせた例。切り抜き機能のある加工アプリを使えば、背景が透明の画像を意外と簡単に作れます。切り抜いた画像を保存するだけのアプリ「背景透過」や、切り抜きから合成までできるアプリ「写真を合成」など色々ありますよ。既成のスタンプでお気に入りが無い場合や、上級者さんっぽく見せたい時に活躍するテクニックです。この投稿では、トリミングした元画像の上に、はみ出すように置かれたお花が印象的ですね。
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何枚かの画像を重ねるのもるうこさんのお得意テクニック。メイン画像と、背景になる画像をずらして重ねれば、まるで雑誌の1ページのよう。この加工も「合成スタジオ」などのアプリで簡単に出来ますよ。ちなみにこの画像、実は4分割投稿のうちの1つなんです。4枚のメイン写真と背景画像を重ねてレイアウトしたものを、分割アプリで4つに分けています。
ブランドロゴに座っているるうこさん。これは画像からるうこさんを切り抜いて、背景のブランドロゴに重ねているんです。つまり先ほどのお花コラージュとは逆の発想です。これを応用すれば、自分の画像をスタンプ的に扱うなど、アイデア次第でおしゃれ度もUPです!
絵の中のプールサイドでくつろぐるうこさんが2人。吹き出しとセリフもポイントに効かせた、ポップな画像ですね。こちらも自分の画像を切り抜いたものを背景に配置するパターン。切り抜きワザは無限の可能性があります!
同じコーデ、同じヘアメイクの写真を並べた、名づけて「ひとり双子ショット」。連続したタイミングの写真を使うとより洗練された雰囲気になりますね。このテクニックも、加工アプリで画像を並べるだけで出来ちゃいますよ。なおこの画像は、元々横2分割で3つ子ショットだったものの1枚です。
こちらもお着物がすてきな双子ショットですが、なんだか不思議ですよね。二人の間に間隔がないし、左右反転でもない。しかも境界がすこし透けているような・・・。そのとおり、これは2枚の画像の境界を透かして重ねたものなんです。このちょっと不思議なひとり双子テクニックはよく使われていて、るうこさんお気に入りのようです。
右上にるうこさん、その周りにはキレイな蝶たち。フラワーの背景にかざした手にはネイルアートと「I’m in OSAKA !!」の手書き文字。タテ2分割投稿の場合、1枚のタテ長キャンバスの上に画像や切り抜き、背景画像をレイアウトする感覚で画像を作っていることがよく分かりますね。色合いや余白の使い方も洗練されていて、とてもおしゃれ。るうこさんならではの、さすがの出来栄えです。
モデルという職業柄、ファッションを始め、音楽やアート、カルチャーに接することが多いるうこさん。それらを吸収し、自らの感性でかたちにしたものを、モデルとしてもInstagram上でも解き放つ。オリジナリティに溢れた存在感は、一躍注目を浴びるだけのことはありますね。
個性的で洗練されたセンスの持ち主、るうこさんのInstagramは今後も目が離せません!