気になるレーシング選手の素顔をじっくりチェック


レーシング選手というとテレビの中継などでは、上位入賞者やトップクラスのチームの選手でなければインタビューなどもなく、その人柄をじっくり知る機会があまりありません。上位を走って観客の注目を集めながらも、途中でリタイアしてしまった気になる選手がサーキットや私生活でどのような表情をしているのか、モータースポーツファンとしては知りたいところです。そんな時は、彼らのインスタグラムをチェックしてみましょう。レーシング選手というとテレビの中継などでは、上位入賞者やトップクラスのチームの選手でなければインタビューなどもなく、その人柄をじっくり知る機会があまりありません。上位を走って観客の注目を集めながらも、途中でリタイアしてしまった気になる選手がサーキットや私生活でどのような表情をしているのか、モータースポーツファンとしては知りたいところです。そんな時は、彼らのインスタグラムをチェックしてみましょう。

小林可夢偉

1996年にカートレースにデビューし、2000年には全日本ジュニアカート選手権のシリーズチャンピオンとなっていた小林可夢偉選手。日本を代表するレーシング選手の1人です。順調にキャリアを積み重ね、2009年にはF1マシンのステアリングを握るまでになりました。2012年の日本GPでの3位表彰台の勇姿は、今でも数多くのモータースポーツファンの目に焼き付いています。そんな可夢偉選手のインスタグラムには、サーキットにおけるシリアスな表情はもちろん、レーシング選手としての緊張から解き放たれた貴重なオフショットが満載です。2011年シーズンのオーバーテイク回数は、全出場選手中ベスト3というアグレッシブな彼の走りと同じくらい魅力にあふれている可夢偉選手のインスタグラムです。

本山哲

両親がカートサーキットを経営していて、夫人は元レースクイーンという本山哲選手。1986年に全日本カート選手権に参戦し、1998年にはフォーミュラ・ニッポンにデビューと主に国内レースで活躍するレーシング選手です。国内でも優秀な成績をおさめているのですが、ル・マン24時間レースなど海外の代表的なレースにも参戦しています。彼のインスタグラムを見るとチームメイトやファンなど人とのつながりを連想させる写真が数多く掲載されていることに気づきます。同じレーシング選手である親友を事故で亡くしている本山選手の、仲間を大切にする気持ちのあらわれかも知れません。


 

中山友貴

趣味が食事と自転車ということもあり、食べ物やロードレーサーに乗っている写真もたくさん見られる中山友貴選手のインスタグラム。一見して「本当にレーシング選手のインスタだろうか?」と思ってしまうくらいです。もちろんサーキットで活躍する彼を写したショットも多数掲載されています。1997年にカートを始め、2005年には鈴鹿サーキットレーシングスクールを首席で卒業した優等生レーシング選手。2012年にはフォーミュラ・ニッポンのステアリングを握ることになり、その実力の片鱗を見せています。写真に見られる表情同様に、多彩な才能を持つ注目の選手です。

ルイス・ハミルトン

2008年に史上最年少(当時)でF1のワールドチャンピオンに輝き、その後も同タイトルを3回も獲得したルイス・ハミルトン。近年、最も速く、強いレーシング選手の1人です。マクラーレンやメルセデスといったトップクラスのチームに所属し、そのシートに座り続けていることが彼の実力を証明しています。チャンピオンになる前からインタビューにも静かに言葉を選んで答える寡黙なハミルトン選手。彼のインスタグラムも本人同様、落ち着いた雰囲気の写真が多く見られます。ライバ
ルたちに背後から追われる「チャンピオン」という立場に居るレーシング選手のプレッシャーが伝わって来るようです。

 

フェルナンド・アロンソ

2001年にF1にデビューしたフェルナンド・アロンソは、フェラーリやマクラーレンなどレーシング選手なら誰もが憧れるチームを渡り歩き、活躍して来ました。若くして恵まれた環境を手にいれたアロンソでしたが、決してそのことに溺れることなく努力していたことは、2005年に当時最年少ワールドチャンピオンとしてタイトルを獲得したことから分かります。彼のインスタグラムからは周囲のスタッフとの関係を大事にしながらレースに臨んでいる様子がうかがえます。F1において実に18年目のシーズンを迎えるキャリアを持つアロンソ、今後の活躍が楽しみなレーシング選手の1人です。

セルジオ・ペレス

メキシコ出身のセルジオ・ペレスは積極的な走りでファンを魅了するレーシング選手です。1997年にカートを始め、2005年にはドイツへ渡り、海外のレースで早く
も活躍し始めていました。しかし、2011年にF1にデビューした当初は若さゆえか少しばかり荒っぽいレース展開が目立ちました。ただ、ペレスはチームメイトやライバルからテクニックを吸収する能力に優れていて、シーズンを重ねるに連れて強かに順位を狙えるレーシング選手へと成長しました。彼のインスタグラムにはトップドライバーと争うシーンが満載です。中堅ドライバーからトップドライバーへと成長する彼の走りに、今後も注目です。

さいごに

ふだんはヘルメットの中に隠れていて、知ることができないレーシング選手の表情。インスタグラムではオフショットも含めて彼らのいろいろな表情が見られます。チームメイトや家族とのつながりを大事にしていることが分かる写真が多いのが印象的です。千分の一秒を争う世界の中で戦っているレーシング選手たち、彼らがマシンから降りた時の時間も大切にしているあらわれかも知れません。