ここで撮る写真は、とてもフォトジェニックな写真が多いです。フォトジェニックとは、写真写りがいいとか写真向きであるということです。中世を思わせるようなエズの村のフォトジェニックな写真の数々は、見るものを引き付けてやみません。
山の頂にある小さな村エズ。まるで映画の1シーンを見ているような美しい村です。誰もが行きたくなるようなすてきな村です。しばらくあなたを天空の城へと案内しましょう。
フランスの南東部コートダジュールの村。ニースとモナコの中間にあり、多くの観光客が訪れる村エズ。紺地域は、ローマ人だけでなくムーア人の支配を80年間受けていました。
その後、1338年まで村はサヴォイア家の支配にあり、標高427mの高い位置にあるので、近隣のニースから攻撃されないように村を要塞化しました。
個々の歴史は古く、鉄器時代の紀元前2,000年までさかのぼります。遊牧民のケルト系リグリア族がカステラ素という乾いた石を重ねた囲いをバステイ―ド山やエズ村のあたりに作ります。 その後、ローマ人の支配を受けて占領されました。しかし、ローマ帝国が弱体化していたころには、外からの攻撃を受けるようになってきます。それで、敵の侵略から守るために、防御を固めていきます。
10世紀になると、北アフリカのムーア人に80年近く支配され、10世紀末にプロヴァンス伯ギョームに奪い返されるまで続きました。その後、12世紀になって城が築かれ、13世紀にはプロヴァンス伯のレイモンドベランジェ―5世に占拠されました。そして、アンジュ―プロバンス伯に属し、14世紀末にサヴォア家に属しました。サヴォア家によって二重の扉のある要塞に築かれました。
16世紀になると、オスマン艦隊とフランス艦隊によって占拠され、18世紀初頭にはフランス軍によって城を破壊されてしまいます。一度、サヴォア家に戻りましたが、またフランス領となりました。
今では、プロヴァンス地方のコートダジュール地方の観光地として知られています。ですから、ここは非常に歴史のある村なのです。
鷲は子供を守るため、高い所に巣を作りますそこでは、動物も近づきません。その巣と似ているため、エズの村は「鷲の巣の村」と呼ばれています。家は、すべて南向きで冬の風邪から守られるような造りになっています。
第一次世界大戦の終わり頃までは、ヤギや雌羊を飼い、養蚕をしたり、畑で野菜や果物を栽培したりして生活をしていました。
ニースやモナコから車で15分くらいで行くことが出来ます。公共機関を利用する場合は、国鉄エズ駅から徒歩なら45分くらいで行けて、バスを利用すると83番のバスで行くことができます。
車の人は村の入り口で車を止めて、石の多い山道を上がっていくと、エズに入るアーチ型の入り口があります。その入り口を入るとそこは別世界です。おとぎの国に足を踏み入れるようです。
花は、ブーゲンビリアやジャスミンの花が咲き誇っています。 ここで、哲学者ニーチェは、「ツァラトゥストラかく語りき」の構想を練ったそうです。海岸からエズに向かう山道を「ニーチェの道」と呼ばれています。
この村に見せられたアルフレッド・ヒッチコックはケイリーグラントとグレースケリー主演の「泥棒成金」の撮影場所をエズにしました。それ以外にも、各国の王族や文化人がこの村の生活を楽しんだと言われています。
エズの村は車で行けないため歩くことになります。エズに入るまでかなりゴロゴロと岩がある道で、そこを歩いて、エズの村に入るトンネルを抜けるとエズ村に入ります。エズ村は階段が多く、ハイヒールやベビーカーは動きにくいようです。
店は冬の間は閉店していることが多いようです。レストランは交代で開店しています。その代わりに、夏場は休まず営業しています。
熱帯植物園からは、村の頂上に行くことが出来ます。頂上から見る景色は、地中海をバックにエズの街を見ることが出来て最高です。では、インスタグラムでフォトジェニックなエズ村を探索しましょう。
エズの街並みは、まるで魔法の国に来たような感じになります。石を入れて赤土で固めたような独特の風合いの建築です。中世にタイムスリップしたようです。
冬のエズ村は、店が閉まっているところが多いようです。その分、夏は休まず営業しています。
この店の入り口は、春になればジャスミンの花がきれいに咲き誇ります。
フォトジェニックなエズの村は階段や坂が多いです。レンガの階段に建築物がマッチしています。本当にファンタジックな街です。
エズの村の頂上からは、地中海が広がり、眼下にエズの街の屋根が並んでします。晴れた日の景色は最高です。
エズの熱帯庭園に入ると頂上まで通じていて、この景色が見渡せます。頂上までエズの入り口から40分くらいです。
おとぎの国のような、天空の城のようなエズの街並みです。とてもフォトジェニックなインスタです。
このような独特の街並みが残されているところは他にないようです。観光シーズンになると、大勢の観光客が訪れます。
ここは、エズの街の中の店が立ち並んでいるところのようです。
エズの村の頂上に熱帯植物園があります。高く伸びたサボテンや熱帯の木が植えられています。しかし、個々の醍醐味は植物園よりもそこから眺める絶景です。前のインスタのようなフォトジェニックな光景が広がります。
地中海の絶景を見ながらの、テラスでの食事は、楽しいものです。晴れた日はとても綺麗です。でも、この時は風が強くて寒かったようです。
エズ村は地中海式気候で、冬は温かく、夏は涼しいのですが山頂にある村なので、風が強く、寒暖の差があるようです。
旅行の時は、暑い時期でも上着がある方がいいかもしれません。
また、雨の日は、山頂まで山道を10kmほど歩くので、雨でもよい靴が必要かもしれません。坂道が雨水の排水路となっていて頂上から水が流れてきます。雨の日は、足元が滑りやすいので気を付けた方がいいようです。
エズで結婚式を挙げた日本人の花嫁です。とてもフォトジェニックなインスタグラムです。まるで、中世から出てきた王女みたいです。
エズの村にある2つのホテルで結婚式を挙げることが出来ます。一つは、ホテルラ・シェーヴルドールで、そこは海を一望できるホテルです。晴れた日は地中海をバックに外で式を挙げているようです。
ラ・シェーヴルドールは、村に点在していて、自分の家に帰るような雰囲気です。村には20人ほどしか住んでいないため、夜は人影が少なく静かなひと時を過ごすことが出来るようです。
また、そこのレストランはミシュランで2つ星の有名なレストランで、アラブの石油王も迎えている由緒あるレストランです。ここの外は、素晴らしい景色が見える見事な庭があり、3段階の値段にわかれた3つのレストランがあります。
もう一つのホテルは、シャトーエザホテルです。このホテルは、7部屋あり、村の中にあって点在しています。値段は高いですが、もてなしがとても良いホテルです。ここのレストランは、ミシュラン1つ星のレストランです。このホテルでは、フランスでは非常に珍しいコーヒーを飲むことが出来ます。空中に浮かぶ絶景のような所で食事が出来る素晴らしいレストランです。
他にアパートメント形式の宿泊施設「エザ ヴィスタ」があります。「エザ ヴィスタ」は、家具付きテラスに囲まれた屋外プ―ルが併設されています。各部屋には、キッチン、リビング、バルコニーがあります。ホテルは、かなり高いですが、エザ ヴィスタはコスパがいい施設です。エズ村の中にあるのですが、駐車場があり、モナコやニースにも足を延ばせます。近くにスーパーがあるので、簡単な自炊が出来ます。
素敵なプロバンス地方の小さな村エズを訪れて、あなたもフォトジェニックな写真をとりませんか。村のどこに行っても村全体がフォトジェニックです。
エズの村にいる時は、中世の雰囲気を味わえて、帰りたくなくなるかもしれません。そして、頂上からの眼下に広がる地中海をバックにした素晴らしい景色は、あなたをフォトの世界に引き込むでしょう。