みなさんは、のん【@non_kamo_ne】さんを覚えていますか?
彼女はNHK連続テレビ小説『あまちゃん』のヒロインとして2013年に大ブレイクを果たした女優さんです。新語・流行語大賞の年間大賞を受賞した「じぇじぇじぇ」は、みなさん一度は口に出したことがあるのではないでしょうか。このころの彼女の活躍には目を見張るものがあり、まさに時の人となりました。
しかし、事務所独立騒動などのさまざまなトラブルに巻き込まれ、突如として芸能界の華々しい表舞台から姿を消すこととなった彼女。そんな彼女が今どのような活動をしているのか気になっている方も多いと思います。
実はその後もバンド活動や舞台などで地道に努力を重ね、今また彼女にスポットライトが当てられようとしているのです。
この記事では、今彼女がどのような活動をしていて、どのような姿をしているのか、インスタグラムから紐解いていこうと思います。ぜひ最後まで読んでいってくださいね!
のんさんは1993年7月13日生まれの25歳(2019年7月2日現在)。改名前の芸名である「能年玲奈」は本名です。能年という苗字は非常に珍しく、全国にも30人しかいないといいます。
また兵庫県出身で家族との会話などでは関西弁を話しているという彼女。出世作でもあるNHK連続テレビ小説『あまちゃん』では舞台が東北地方・岩手県だった影響もあり、意外に思われる方も多いかもしれませんね。
そんな彼女が芸能界入りしたのは2006年です。
ローティーン向けファッション雑誌『ニコラ』で当時女子高生に絶大な人気を誇っていた新垣結衣さんに強い憧れを抱き、第10回ニコラモデルオーディションに応募。そのあまりのかわいさに審査員も度肝を抜かれ、当時では最多となる応募者数5986人のなかから見事グランプリを獲得しました。
同回でグランプリ輝いた人のなかには現在も女優やファッションモデル、タレント、歌手としてマルチに活躍している日南響子さんがおり、かなりの激戦を勝ち抜いての大金星だったということがわかります。
2012年3月には、「カルピスウォーター」の第11代CMキャラクターに起用され、透明感あふれる彼女の無邪気な笑顔に魅了されるひとが続出。その人気は加速度的に増加していきました。
その後も彼女の躍進は続き、来たる2013年、1953人もの女優さんが参加したオーディションに勝ち抜いて見事NHK連続テレビ小説『あまちゃん』のヒロインに大抜擢されます。同ドラマの平均視聴率は20.6%というとんでもない数字をたたき出し、まさに彼女の出世作であり代表作となりました。
劇中のセリフである「じぇじぇじぇ」は2013年新語・流行語大賞の年間大賞を受賞し、その年の紅白歌合戦でも『あまちゃん』のコーナーができるなど、日本国民に大きな影響と感動を与えたのです。
こうして、彼女は一躍時の人となり女優としての盤石なものにしていきました。
しかし、何もかも順風満帆だったはずの彼女に突然の落とし穴がまっていたのです。それが、事務所独立騒動。
彼女は所属事務所に許可なく自身が代表を務める個人事務所を設立してしまったのです。
また、その裏には多忙を極め過労により正常な判断能力を失っていた彼女を操っていた黒幕がいるとして、東京スポーツなどの新聞で「何者かに”洗脳”されていた」というセンセーショナルな記事が世間をにぎわせることとなりました。
その影響もあってか、レギュラー出演していたラジオ番組やテレビCMも次々に終了。事実上の休業状態となり、それ以降彼女は芸能界という華々しい表舞台から忽然と姿を消してしまったのです。
このとき、誰もが「能年玲奈は終わった」と思いました。しかし、彼女はそんなことではくじけなかったのです。
心機一転芸名を「のん」に変更し、彼女は不死鳥のように芸能界に帰ってきたのです。
そして、彼女の地道な活動は徐々に実を結び、2019年、また彼女に輝かしいスポットライトがあたりつつあります。
彼女の直近の活躍でいうと、une nana coolの2019年ビジュアルモデルに選ばれたことなどが挙げられます。
「わたしは、わたしの夢をみる」
新垣結衣さんにあこがれ、芸能界での活躍を夢見た彼女。一度は夢が叶ったものの長くは続かず、それでも彼女は夢を諦めなかった。まるでそんな彼女の人生について語っているかのような美しいキャッチコピーです。
そして、一面に写る彼女の姿はあの頃と変わらない抜群の可愛らしさを誇っています。
彼女は芸能活動を休止している間に、バンド活動に熱心に取り組んでいました。バンド名は、のんシガレッツ。2017年の秋に結成された4ピースのガールズ・バンドです。
さまざまなライブに出演したり、アルバムを発表したりと精力的に活動を続け、彼女はこのバンドのギターポーカルとして着実に知名度を上げてきています。
彼女らが奏でる楽曲の素晴らしさやその圧巻のライブパフォーマンスから、ロックシンガーとして高いポテンシャルをもっていると音楽関係者からも絶賛されているらしく、いつか彼女の姿が音楽番組などでみられる日もそう遠くない未来かもしれません。
6月12日には、彼女の令和初音源である「ベビーフェイス」の発売も行われました。
アルバムジャケットにもこだわっており、完成した作品に大満足しているようです。「ベビー…お花…7cmスタッズ…不機嫌そうな顔…そして、ペガサスのような光を受けた奇跡の反射。お気に入りです。」と彼女らしい独特な感性が前面に押し出された文章でその喜びを表現していました。
同アルバムに収録されている『涙の味、苦い味』はYouTubeでも配信されています。
こちらの曲は、彼女の「青春のヒーロー」である元GO!GO!7188のノマアキコが作詞、ユウ(チリヌルヲワカ)が作曲に携わった名曲です。また、PVではギターを弾きながら屈託のない笑顔を見せる彼女の姿を見ることができます。
気になったというかたは、ぜひ店頭で彼女らのCDを手に取ってみてはいかがでしょうか。
雑誌のモデルや「カルピスウォーター」の第11代CMキャラクター、そして朝ドラヒロインとまさに清純派女優の出世街道を突き進みながら、ふとした騒動がきっかけで忽然と芸能界の表舞台から姿を消すこととなったのんさん。しかし、その後もバンド活動や舞台への出演など地道な活動を行ってきた結果、彼女にまたスポットライトが当たりつつあります。
当時、彼女のファンだった人もたくさんいるはず。ぜひインスタグラムをフォローして、彼女の“復活劇”の目撃者になってみてはいかがでしょうか!