旅行するならココ! 金沢のインスタ映えスポットまとめ


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-2019-07-13-最新の情報を元に加筆修正

東北新幹線の開通以降、金沢はぐっと身近な観光地になりました。歴史的な名所もあり、魅力的な建物も多い金沢は、インスタ映えするスポットの宝庫でもあります。インスタ映えする近代的な建築物としては、金沢駅と金沢21世紀美術館が代表的でしょう。

金沢駅

ひとつめのインスタ映えスポット、金沢駅。新幹線で金沢に来たら、最初に降り立つことになる場所です。まず目に入るのが、ドーム状になったガラス張りの天井。通称「もてなしドーム」です。

「雨や雪の多い金沢だから、訪れた人に傘を差しかけよう」というコンセプトから、傘をモチーフとしたドーム状の天井が作られたのだそうです。アルミフレームとガラスが複雑に組み合わさったその姿は、中から見ても外から見ても壮観です。

さらに、駅を出てすぐのところには、不思議な形状をした赤い門が。こちらは「鼓門」と呼ばれており、能楽の鼓をモチーフにしたものなのだそうです。どちらも独特の存在感があり、まるで現代アートのよう。金沢に来たら、まずはふたつ合わせて撮っておきたいところです。

金沢駅は夜間にはライトアップもされ、昼間とはまた違った姿が見られます。行きと帰りとで時間帯が違うなら、両方の姿が見られてお得かもしれません。じっくり見て、写真を撮る時間も確保できるよう、少し余裕をもって駅に来ることをお勧めします。

 

金沢21世紀美術館

ふたつめは、金沢21世紀美術館です。

金沢21世紀美術館は、現代アートが常設され、その時々で企画展も開催される美術館です。立入自由なエリアにも作品が設置されているので、一部は無料でも楽しめます。また、撮影が禁止されている美術館が多い中、ここは常設展示の殆どが撮影OK。

カラフルな壁画や、空に向かって定規を掲げる像「雲を測る男」など、フォトジェニックな作品がいくつも見られます。

中でもお勧めなのが、「スイミング・プール」という作品。一見すると水で満たされたプールのようなのに、実はその中には人が出入りできる空間が広がっています。内側に入れば、まるでプールの底から見上げるような視点が得られるという、まるで遊び場のような現代アート。

グループで訪れた際には、ぜひ二手に分かれてみてください。プールの底からと上からと、お互いに写真を撮り合ってみてはいかがでしょう?どちらから撮っても、面白い写真が撮れること間違いなしです。

この金沢21世紀美術館は、建物自体も面白い作りをしています。大きな円形を描くガラス張りの建物はどことなく近未来的。

その中を小さく区切るようにして、展示室やカフェ、ミュージアムショップが並んでいます。あちこち回ってみて、自分だけのお気に入りスポットを探すのも楽しいかもしれません。

新しい建物だけでなく、歴史を感じられるスポットが多いのも金沢の魅力です。特に、茶屋街と兼六園、金沢城は見逃せません。

茶屋街

金沢には、ひがし茶屋街、にし茶屋街、主計茶屋街の3つの茶屋街があります。中でもひがし茶屋街には、かつての町並みが多く残っており、タイムスリップしたかのような気分を味わえるスポットとなっています。

特に夕方の薄明りに浮かぶ茶屋街は雰囲気があり、写真を撮るにはうってつけ。時には芸妓さんに出会えることも。また、茶屋の中には、外観はそのままに、内部が店舗としてリフォームされたものもあります。お店を見て回ったり、食事したりという楽しみもあります。

金沢の名産である金箔を扱うお店が多いのも、この近辺ならでは。雑貨はもちろん、金箔があしらわれた食べ物も目を引きます。特に金箔が貼られたソフトクリームなどはインパクト抜群。ぜひ食べて、インスタにアップしたいところです。

町並みや食べ物だけでなく、茶屋の内部も見逃せません。金沢の茶屋には、一部の壁が群青色や赤など、鮮やかな色で塗られているという特徴があります。特に、ひがし茶屋街にあるお茶屋文化館では、鮮やかな青い壁の部屋を目にすることができます。

和室の一面が真っ青に塗られた光景は、不思議な雰囲気を醸し出しています。他ではなかなか味わえない空間なのではないでしょうか。ちなみに、このお茶屋文化館では、昔の簪や楽器等の展示もあります。そちらも合わせて楽しんでみてください。

 

兼六園

次に、兼六園です。日本三名園にも挙げられる名園で、どこを切り取っても画になります。

どの季節に言っても見ごたえ十分ですが、11月から3月半ばには、雪吊りが見られるので特にお勧めです。木の先端から放射状に縄を張る雪吊りは、金沢の冬の風物詩。

雪の重みによって枝が折れるのを避けるために行われる、雪深い地域ならではの取り組みです。11月頃に行くと、この雪吊りを設置している様子と合わせて紅葉も楽しめます。もちろん、冬の最中に雪の降り積もる様子も金沢らしく魅力的です。

また、日本の庭園らしく、小川や滝などの水場も多くあります。本格的に写真を取りたい人は、シャッタースピードの調整できるカメラを用意すると良いかもしれません。

金沢城

兼六園のすぐ近くには、金沢城もあります。金沢城は、漆喰の壁に瓦が貼られた「なまこ壁」が特徴的なお城。白い壁にタイル状の瓦が並ぶ様子は、現代の目から見てもお洒落です。

石垣も、表面が平らになるよう削りだされたものが使われています。「日本のお城の石垣」と聞いてイメージされるものとは、だいぶ雰囲気が異なるのではないでしょうか?アップで撮ったら、日本のお城だということが分からないかもしれません。何ともモダンな雰囲気のお城です。

現在目にすることのできる金沢城は復元されたものですが、往時にもそのような作りになっていたのだとか。ビジュアル面にこだわって、手をかけて作られたお城であることがうかがえます。

近江市場

最後におすすめしたいのが、金沢の食べ物です。

金沢の食が集まるスポットと言えば、近江市場があります。近江市場では、海産物や地物の野菜など、金沢の食材がずらりと並ぶ様子が目にできます。野菜にも、他の地域では見かけられないものが多数あり、地元の市場らしさが感じられます。

しかし何と言っても壮観なのは海産物でしょう。特に、大小さまざまな蟹がぎっしり並べられた様子は、かなりの迫力があります。ぜひ、にぎやかな朝の時間帯に訪れてみたいとことです。

もちろん見るだけでなく、食事ができる場所も。回転ずしなど手ごろな価格で食べられるお店でも、驚くほど新鮮な魚介が食べられます。予算が許せば、豪華な海鮮丼にもチャレンジしてみたいところです。

新鮮な海の幸がどっさり載った海鮮丼は、インスタ映えするビジュアル。もちろん味も折り紙つきです。見て、撮って、食べて、食べた物も撮って…と、3重にも4重にも楽しめるスポットです。

海産物だけでなく、郷土料理や名物も魅力的です。

例えば、塩漬けにしたかぶで、薄切りのブリを挟んだかぶら寿司。丸いかぶの上には細切りの人参などが載っていることが多く、お漬物なのにちょっとケーキみたいな可愛い外見。

ケチャップライスの上に卵焼きやフライ、タルタルソースなどが載ったハントンライスも、なかなかインパクトがあります。金沢で独自に生まれた洋食メニューなのだとか。

 

さいごに

様々な魅力的なスポットがあり、色々な楽しみ方のできる金沢。実は、どのスポットも市内にあります。公共バスなどで簡単に回れるので、行きたいところがいくつもあっても困りません。手軽に色々見て回れるのも、金沢の魅力のひとつと言えるかもしれません。