大好きな写真やインスタグラムのことを、同じテンションで話せる友達がほしい…
普段インスタグラムを愛用しているインスタグラマーのみなさんの中には、日頃から漠然とそう思っている方も多いのではないでしょうか。
数ある趣味の中でも、特に写真は誰かと一緒じゃないとできないという類の趣味ではありませんよね。チームメイトや対戦相手が必要なわけではありませんし、一人で十分楽しめます。
しかし!そうして一人でも楽しめてしまう写真だからこそ、ふとした瞬間に同じく写真を趣味にしている人と出会えたり、その人と写真の撮り方や普段出かけている撮影スポットの話などで盛り上がったりすることができると、一人で写真を撮っていた時とは全く異なる新しい興奮に包まれることができます。
今回は、そんなゾクゾクする出会いのきっかけを作ることができる、その名も「インスタミート」というオフ会について詳しくピックアップしていきます。写真仲間と一緒に、新しい角度から写真とインスタグラムを楽しんでみたい!という方はぜひチェックしてみてください!
インスタミートは、インスタグラムのユーザー同士が自由に交流することのできる、いわゆるオフ会です。決まった日時に決まった場所で待ち合わせをして、インスタグラマーたちと実際に顔を合わせることができれば3~4人程度の集まりでも立派なインスタミートです。
世界では50人以上の大規模なインスタミートも行われており、日本ではInstagramersJapan(IGersJP)の主催するインスタミートが、大体いつも30名前後の参加者を集めています。
「IGers」は世界最大規模のインスタグラムユーザーコミュニティで、IGers発祥のスペインをはじめとして、世界各地に400を超える支部があります。IGersや世界のIGersが開催しているインスタミートについては、下記の記事が参考になりますよ。
ここで気になるのが、インスタミートって一体どういうことをしているの?というオフ会の内容ですが、ほとんどのインスタミートではフォトジェニックな景色のきれいな場所に出かけて、撮影会を行うのがメインです。
インスタミートでは多くのユーザーが一人参加で、初めましてなユーザーも当然たくさんいます。でも、写真という共通の話題があることでお互いに話しかけやすく、雰囲気は始終アットホームなのだとか。
一人だとなかなか撮る機会のないポートレート(人物写真)も、インスタミートの参加者同士で「撮らせてもらっても良いですか?」とお願いして撮影しやすいところが嬉しいポイントのひとつです。
また、「写真は好きだけどカメラの腕にはそこまで自信がないから…」と参加をためらってしまう人もいるかもしれませんが、多くのインスタミートではカメラの腕を問わないのはもちろん、年齢や性別などの参加条件も特に設けられていません。
中には女子会や「○○が好きな人集まりましょう!」という特定のユーザーを募っているインスタミートもありますが、それはそれでより趣味の合った仲間を見つけることができるので、自分の好みに合わせて参加していきたいですね♪
どんなインスタミートが企画されているのか、インスタミートに参加してみたい時には「Meetup」というWebサービスで検索するのがおすすめです。日本でも全国各地で意外と頻繁に、様々なインスタミートが開催されていますよ。
それでも、なかなか参加したいと思うインスタミートが見つからない…という場合は自分で主催してみてはいかがでしょうか?具体的にどうやってインスタミートを開催すれば良いのか、盛り上がるインスタミートにするために押さえておきたいポイントをご紹介していきます。
インスタミートは、個人で自由に主催可能なところが魅力のひとつでもあります。
普段インスタグラムのアプリ越しに仲良くしているフォロワーさんに会ってみたい、フォロワーに限らず近所に住んでいるインスタグラマーと出会いたい!という方は、ぜひ自分でインスタミートを主催してみましょう。
インスタミートには、ざっくり分けて2つの種類があります。参加者をこちらから招待する固定メンバー型と、誰でも歓迎の自由参加型です。
固定メンバー型にする場合は、会ってみたいなぁと思うフォロワーさんなどに直接声をかければそれでOK。普段友達と遊びに行く時と同じ感覚でインスタミートを開催できます。
そうではなくて、もっといろんな人が自由に参加できる形にしたい!という場合は、先ほどもご紹介した「Meetup」を利用しましょう。Meetupでは、簡単なステップでインスタミートの開催を告知することができ、そのままサイト上で参加者を募集することができます。
インスタミートの目的はインスタグラムのユーザーが実際に顔を合わせて交流することなので、カフェや公園などで気軽にお喋りを楽しむだけでもいいですが、せっかく写真を趣味にした人たちが集まっているわけですから、やっぱり一緒に撮影に出かけた方が盛り上がるという側面もあります。
もし撮影会をメインイベントにするのであれば、「こんな撮影会にしましょう!」というテーマがあると、参加者も集まりやすくなります。
たとえば2016年6月にIGersJPが企画したインスタミートでは、「鎌倉で見頃を迎える紫陽花を撮影しましょう」というテーマで、その日撮影された写真を対象にしたフォトコンテストが開催されています。
個人でもちょっとしたお菓子や撮影グッズなどを賞品にフォトコンテストを取り入れれば、撮影会がより盛り上がるでしょう。
インスタミートで撮影した写真や当日の参加者の様子などは、専用のハッシュタグをつけてインスタグラムで共有しましょう。
イベント当日が終わったあとも、インスタグラム上で「楽しかったね~」と会話が弾みますし、今回は参加を見送ったユーザーにもインスタミートの雰囲気を伝えることができるので、「今度は参加してみようかな」と興味を持たせることにも繋がっていきます。
ポイント2でチラッとご紹介したフォトコンテストも、後日一定期間にフォトコンテスト用のタグをつけて投稿された写真の中から優秀作品を選ぶようにすると、当日現像できないフィルムユーザーでも参加しやすいのでおすすめです。
引用:https://www.instagram.com/explore/tags/mmjp_kamakura16/
ちなみに、上の写真はIGersJPのインスタミートで開催された、フォトコンテスト用のハッシュタグで検索した画面の一部です。
テーマとなっていた鎌倉の写真や、当日の参加者たちを写したポートレートが並んでいます。
普段アプリ越しでしかコミュニケーションが取れないインスタグラムユーザーと、実際に交流できるインスタミートは新たな発見と楽しさがギュッと詰まったイベントです。
インスタグラムは世界中で広く利用されているアプリなので、旅行や出張などの機会に海外で開催されるインスタミートに顔を出してみるのも、きっと刺激的な体験になること間違いなしです!
写真という共通の趣味を通して出会えた仲間とは、写真のテクニックや構図の相談、お互いの写真への感想など、初対面でも話題が尽きることはありません。
インスタミートだからこそ出会えるインスタグラマーたちの中には、これからのあなたの写真生活をもっと豊かにしてくれる、かけがえのない友人となる人もいるかもしれません。世代や国境を越えた新しい出会いのひとつとして、インスタミートに参加してみてはいかがでしょうか?