Instagram(インスタグラム)では、友達とのやりとりやストーリーだけでなく、昨年にはリール機能が追加されて2021もまだまだ勢いを増している大人気SNSです。
そんなインスタをビジネスとして利用している方も多く、広告運用している方もいるでしょう。そこで紹介したいのが、「投稿の宣伝」という機能で過去の投稿を使って広告を作成することができる便利な機能です。
この記事では、SNSマーケティングをしている人、会社・企業向けに投稿の宣伝をする方法を解説し、投稿の宣伝に関連した情報を紹介します。
投稿の宣伝とは、インスタグラムをビジネスプロフィール(プロアカウント)に切り替えると使えるようになるものです。ビジネスプロフィールは無料で利用可能です。
投稿の宣伝は広告とよく似ていますが、インスタグラムの広告の場合はリアルタイムで出稿するのに比べ、投稿の宣伝は過去に投稿したコンテンツを改めて活用することができます。
つまり、効果の高い過去の投稿を使って投稿の宣伝をすることで、効率よく宣伝効果が高いものを広告として利用することができるというわけです。
投稿の宣伝とインスタグラム広告の大きな違いは、広告の素材とユーザーの反応の推測が可能な点です。
インスタグラム広告は、広告の素材となる写真や動画を新しく作成し、有料で出稿することになりますが、投稿の宣伝は過去にフィードに投稿したコンテンツを再利用することができます。
また、通常の広告の場合はユーザーからの反応が未知数ですが、投稿の宣伝ではすでにユーザーからの反応がよかった投稿を使えるという点で大きな違いがあります。
インスタグラムの投稿の宣伝を使うメリットは以下になります。
それでは一つずつ見ていきましょう。
インスタグラムに広告を出稿するとなると、新たに写真や動画の撮影を行うといった広告用の素材を新たに制作する必要があるので、手間や時間がかかってしまう上に、お金もそれなりかかるでしょう。
一方、投稿の宣伝機能を活用すると、過去に投稿した内容をそのまま広告に使うことができるので、新たに写真を撮ったり、動画を編集したりする手間、時間、コストこの3つを削減することができるため、利用する理由には十分です。
急ぎで広告を打ちたい、料金・費用を抑えて広告を出したいという場合にはうってつけの方法です。
投稿の宣伝機能を使えば手軽に広告を打つことができます。
そのためシーズンが変わるごと、キャンペーン・イベント毎などに利用してもコストも時間もかからないのでおすすめです!
インスタグラムでは広告を出す際に、地域や興味・関心、年齢、性別などのターゲットオーディエンスを設定することができます。
このターゲットを細かく指定することで、狙ったユーザー層に広告を見てもらうことができます。
細かく設定をしない場合でも「自動」を選ぶと、インスタグラム側がフォロワーに類似したユーザーをターゲットオーディエンスとして宣伝してくれるので、一回試しに利用するというように使えます。
投稿の宣伝では過去の投稿を使うことができるので、過去にユーザーからの反応がよかったと分かる投稿を選べるので効果の高い宣伝をしやすいです。
インスタグラムのインサイト機能で過去の投稿に対してのいいねやコメント、保存してくれたかといった反応の数が分かるので、エンゲージメント率が高い投稿使って投稿の宣伝をすれば、効果が見込める広告が打ちやすいでしょう。
投稿の宣伝では、投稿についたいいねやコメントも引き継いで広告として出稿できるため、いいねやポジティブなコメントがついていればいるほど、広告の信頼度が高くなり、より効果を発揮するでしょう。
1から広告を出稿する場合では、ユーザーからの反応は事前に知ることはできないので、失敗に終わってしまうというリスクもありますが、投稿の宣伝を使右ことで、事前にユーザーの反応が見込めるので、効率の良い広告というわけです。
投稿の宣伝のメリットがわかったところで、実際に投稿の宣伝の方法について紹介します。
投稿の宣伝は誰でも簡単にできるので、詳しく手順を説明していきます。
まずは、ビジネスプロフィール(プロアカウント)に切り替えましょう。
プロフィール画面から設定を開き、アカウント⇨プロアカウントに切り替えるをタップします。
その後、カテゴリを選択肢、クリエイターまたはビジネスのどちらかを選んで完了です。
続いてプロフィール画面から「広告」をタップして、宣伝する投稿を選びます。
ユーザーからの反応が最も多かった投稿はトップ投稿を宣伝としてあらかじめ表示されているのでそちらをタップ、または投稿を選択をタップして過去の投稿を選ぶこともできます。
次に、広告から誘導したい場所を「自分のプロフィール」「ウェブサイト」「ダイレクトメッセージ」の3つから選び、「次へ」をタップします。
ウェブサイトを選んだ場合はサイトのURLのリンクを入力し、6つのアクションボタンから最適なものを1つ選んで「完了」をタップします。
アクションボタンは広告の内容に適したものを使いましょう。
クリック率を上げるためにも、試行錯誤して適したアクションボタンを探してみることをお勧めします。
続いて、投稿の宣伝のターゲットオーディエンスを設定します。初期設定の「自動」というフォロワーに類似した人をターゲットにしてくれます。
カスタムオーディエンスを作成を選択した場合は、「地域」「興味・関心」「年齢」「性別」の4つの項目を細かく設定して広告のターゲットを設定することも可能です。
ここで細かすぎる設定をしてしまうと、宣伝の表示回数がグッと落ちてしまう可能性があるので推定リーチ数をしっかりと確認しましょう。
続いては宣伝にかかる予算と宣伝の期間をバーをスライドさせて設定したら右上の次へをタップします。
画面の上部には、予算と期間に応じた合計消化金額と推定リーチ数が表示されるので、こちらを参考にしながら決めるとよいでしょう。
予算が少ないと効果が見込めない可能性があります。
1日500円以上が良いとインスタグラムからアナウンスされているので参考にしてください。
最後に支払い情報を入力して「広告を作成」をタップすれば投稿の宣伝の設定は完了し、公開されます。
インスタグラムの投稿の宣伝はただ過去の投稿を利用しても効果はあまり見込めないでしょう。
そこで、投稿の宣伝を成功させるコツを3つ紹介するのでぜひ参考にしてください。
インスタグラムというSNSの特徴の一つである「ハッシュタグ(#)」は、宣伝に利用する投稿にはつくと成功しやすくなります。
投稿にハッシュタグをつけることで、宣伝以外にも検索からユーザーに発見してもらいやすくなり、フォローやいいね、コメントがつきやすくもなります。
投稿にいいねやポジティブなコメントがつくことで、投稿の信頼度が高くなり、投稿の宣伝の効果もより見込めるでしょう。
宣伝に使う投稿はエンゲージメント率の高い、つまりユーザーから人気の投稿を使いましょう。
エンゲージメント率が高い投稿を利用できるというのが投稿の宣伝の大きなメリットですので、必ずチェックしてください。エンゲージメント率が高ければ、宣伝で投稿を見たユーザーからも良い反応がもらいやすく、宣伝効果が高まります。
エンゲージメント率は、「エンゲージメント(いいね!、コメント、投稿の保存)/リーチ数・インプレッション数・フォロワー数」で計算できます。
目的に応じて、分母を変えたり、コメントはエンゲージメントに含めない、など計算式を都度変えましょう。
エンゲージメント率が良くても、投稿の質が高くなければ利用は控えた方がいいかもしれません。
また、インスタグラムは文字が少ない写真を推奨しているので投稿の写真に文字が入っていると、広告表示回数が低下する可能性があるので注意してください。
投稿の宣伝は、時間やコストを抑えて、効果の高い宣伝が可能になるというインスタグラムの機能です。
エンゲージメント率の高い投稿を選ぶためには、一定数の投稿が必要になるので、投稿がまだ全然ないという方はハッシュタグを選ぶツールなどを駆使して投稿をしてみるか、初めから広告を利用するのがおすすめです。
投稿の宣伝を利用することで、効率よく投稿の宣伝を配信することができるので、ぜひマーケティングに役立てみてはいかがでしょうか。