ハマる人続出!?インスタで話題の#ご当地マンホールをご紹介!


マンホール

更新履歴
– 2019-11-02 最新情報を元に加筆修正

今、ご当地マンホールが大きな人気を見せています。インスタグラムで「♯ご当地マンホール」と検索すると20,000件近く投稿されていことからもその流行度合いがうかがえますね。

全国各地のご当地マンホールを求めて旅をする「マンホーラー」や「マンホール女子」なる人々も登場しているようです。

ご当地マンホールの魅力とは?

ご当地マンホールの魅力は、マンホールという日常的なものにその土地の個性や魅力が良く出ている点ではないでしょうか。何気なく通る道に、面白い、美しいするデザインのマンホールがあるとそれだけで少し日常が楽しくなります。

最近は自治体も熱を入れているため、地域の名産や名所を描いたものや出身の有名人やその作品をモチーフにしたものなど、実に多彩なデザインが登場しています。

また外国人観光客にとっては日本独特の路上アートとして新鮮に映るため、ご当地マンホールは世界中で注目され始めています。

個性的なご当地マンホールをご紹介!

全国各地に数多あるご当地マンホールから、一部ではありますが、特に個性的なマンホールをご紹介したいと思います。

その土地に寄ることがあれば足下を注意深く見てみてはいかがでしょうか。

五稜郭のお堀と国の重要文化財にもなっている旧函館区公会堂。幕末~明治の面影を今に残す函館の2つの観光名所をあしらったマンホールです。

華やかなコロニアルスタイルの公会堂、そして激しい戦いのあった五稜郭と対照的な印象のある2つですが、マンホールの上では絶妙にマッチしたデザインで描かれていますね。

マンホーラーも歴史好きも興味をそそられる1枚ではないでしょうか。

群馬県の郷土かるたである上毛かるた。タレントの井森美幸さんがしばしばテレビで紹介していることもあり、県外でも知っている方が多いかもしれません。

その中の1枚が富岡製糸場前のマンホールになっています。他の43枚はまだ登場していないそうですが、もし全て揃えば「上毛かるたマンホール巡り」なんていうのも楽しめるかもしれませんね。

渋谷区道玄坂には知る人ぞ知るだまし絵マンホールがあります。真ん中の文字が読める角度で見ると人が走っている絵になっていますが、角度を変えて横から見ると人と人の間に犬が描かれていることがわかります。

渋谷の忠犬ハチ公になぞらえているんですね。注意して探すと他の犬より尻尾がくるんとなっている犬がいるなど隠し要素もあります。さらに真ん中の文字が「DOG・EN・SAKA」と最初の区切りでDOGと書かれているなど、シンプルながらも奥の深いマンホールです。

日曜夕方の顔にもなっているアニメ「ちびまる子ちゃん」のイラストが描かれた静岡市のカラーマンホールです。

原作者のさくらももこさんは現在は静岡市の一部となっている清水市の出身で、さくらさん自身が「まる子のマンホールがあればかわいいのではないか」と静岡市に打診し実現したそうです。このマンホール目当てに全国各地からファンが足を運んでいます。

鳥取県北栄町には総発行部数2億部を超える大人気漫画「名探偵コナン」のマンホールがあります。作者の青山剛昌さんの出身地だということで実現しました。

こちらは地元の「すいか・ながいも健康マラソン大会」とコラボしたバージョンです。散らばっている丸のデザインは滑り止めのために描かれているなど、マンホールデザインならでは特徴も見て取ることができます。

日本のアウトドア総合メーカー、モンベルが鳥取県の大山開山1300年記念に寄贈したマンホールです。大山にはモンベルが手がける山の駅があるなど両者の関係は深く、このマンホールもそのシンボルの1つと言えるのではないでしょうか。

大山の北壁と天然記念物の大山キャラボクの実をあしらったマンホールは渋い色合いでかっこいいですね。現在はモンベル大山店前の1ヶ所にだけ設置されています。

広島のマツダスタジアムの周辺には、広島東洋カープのマスコット、カープ坊やをモチーフにしたマンホールが設置されています。

広島の名物である紅葉をバックにバットを構える勇ましい姿が描かれています。2018年にはリーグ3連覇と乗りに乗っているカープですが、それを讃えて2017年と2018年に前年優勝記念のマンホールが1枚ずつ追加されました。カープファンもマンホーラーも要チェックですね。

東京都三鷹市にある三鷹の森ジブリ美術館にある小型のマンホールです。一般道路上では邪魔になって実現は不可能であろう立体感のあるデザインは、可愛らしくあると同時にインパクトも抜群です。

ファンタジックなデザインがジブリの世界観に良くマッチしていますね。ちなみに耳の部分は取っ手になっています。

マンホールカードも人気沸騰中!

最近では、マンホールカードなるものも注目を集めています。これは下水道広報プラットホームという団体が企画したもので、全国各地のマンホールが描かれたカードをコレクションすることができます。

現在参加しているのは全国364自治体で、カードは現地で配布されています。基本的には無料でもらうことができますので、マンホール巡りをするついでにコレクションしてみると面白いのではないでしょうか。