インスタグラムで盲導犬の感動物語!!


更新履歴
– 2018-06-14 最新情報を元に加筆修正

人の目になって行動する盲導犬。それは、目の不自由な人にとってなくてはならない犬です。飼い主のいうことに従順で、危険を知らせなくてはなりません。訓練を受けて盲導犬はご主人が目的地に行けるように導きます。

盲導犬にふさわしい犬種

日本において盲導犬にふさわしいとされているのは、ラブラドールレトリバーとゴールデンレトオリバーです。元々は狩猟犬として働く犬でした。人と仕事をすることが大好きで、環境に適応力があります。

両犬種ともとても穏やかな気質で人になじみます。そして、賢く従順な犬が求められます。そして、その2種のミックス犬も向いているとされています。

ラブラドールレトリバーとゴールデンレトリバーは、中型犬なので、人を誘導するのにちょうどいい大きさです。

垂れ耳でアーモンド形の優しい目をいう外見は、周りの人に威圧感を与えず、盲導犬に向いている犬と言えます。

盲導犬の役割

盲導犬の役割は、第一に道路を目の不自由な人がまっすぐに一定の速度で歩けるようにサポートします。交差点の時や段差がある時は止まって知らせます。また、障害物があるときは、目の不自由な人がぶつからないようによけて通ります。

盲導犬には、白または黄色のハーネスと言われる胴輪がついています。

盲導犬と共に

この人は盲目のシンガーソングライターの栗山隆太さんです。「僕の取り柄と盲導犬」をCDにして出しています。小学校5年生から盲になった栗山隆太さん。鍼灸師としての資格を取り、病院勤めを経て盲学校の教師歳となりました。そして、24歳の時から盲導犬との生活が始まります。現在は、2代目盲導犬ダイアンと生活されています。

盲導犬の一生

可愛い子犬のラブラドールレトリバーです。まだ、2ヶ月くらいのようです。歩き方がよちよち歩きです。

子犬は、生後2か月~1歳になるまでの10か月間をハピーウオーカーと呼ばれるボランテイアの家庭で愛情に包まれながら過ごします。

この時期に、人との信頼感が養われてきます。そのことによって、目の不自由な人と暮らした時にその生活がスムーズに送れるように成長していくのです。

子犬の頃は、他の子犬と同じようにハピーウオーカーの家で楽しく幸せに暮らしています。黒いラブラドールレトリバーです。

ハピーウオーカーと過ごした楽しい日々。すっかり人間と信頼関係が出来ている様子です。盲導犬としての訓練の前のハピーウオーカーとの楽しい日々です。

島根あさひ訓練センターではウイークエンドハピーウオーカーがいて、週末のみボランティアで子犬を預かる人たちです。

また、受刑者がハピーを育てる「「島根あさひ盲導犬パピープロジェクト」を行っています。月から金曜日が受刑者が世話をします。

そのことによって、ハピーが社会生活を営むだけでなく、受刑者の社会復帰も期待されています。

 

富士ハーネス訓練センターにて

ランチョンセミナーの様子です。盲導犬についての話を実際に訓練犬と共に勉強するセミナーです。訓練士多和田さんの話が聞けます。

盲導犬の訓練

盲導犬は1歳になると訓練所に戻ります。そして、1歳2カ月くらいから1年弱くらいが訓練を受けます。訓練内容は基本訓練と誘導訓練です。基本訓練は、使用者の指示に従い行動する服従訓練と歩行訓練です。

その後、アイマスクテストを行います。歩行指導員がアイマスクをして犬と一緒に歩き、盲導犬としての適格性を判断します。

その後、犬は使用希望者と街に出て歩き、盲導犬と歩くときの声のかけ方や歩き方、排便に関する世話の仕方などを学び、共に訓練を受けます。

最後に使用者と盲導犬候補の犬と街に出かけて卒業試験をします。

卒業試験に合格して、初めて盲導犬として認定され、使用者のもとで暮らすことが出来るようになります。

訓練を終えて、使用者と共に生活が始まりますが、通勤や買い物など、盲導犬とうまく歩行できているかを確認するフォローを訓練士はしています。

その後も定期的に使用者のもとを訪れ、フォローアップしています。

盲導犬の仕事中です。電車を待つ時に、待つ場所を知らせそこでじっと電車が来るまで待っています。周りの人も声をかけて助けようとしているようです。

 

盲導犬の引退

17歳の引退犬です。低反発マットうぃ敷いて縁側で日光浴。気持ちよさそうですね。最後まで大事にされて幸せな引退犬です。

10歳になると、ハーネスを外して盲導犬を引退します。人間で言えば60歳くらいですが、早めに引退します。ボランティアの家で家族の一員として新しい生活を楽しんだり、イン体験の施設でのんびりと暮らしたりします。

外出するときに、ハーネスとつける必要はありません。最後まで皆に感謝され、愛されて過ごすのです。

日帰り雪遊びツアーに連れて行ってもらいました。雪の中で嬉しそうです、普通の犬としての生活を享受しています。

 

盲導犬と人が生き生き暮らす社会を

盲導犬協会のポスターです。人と盲導犬が生き生き暮らす社会へというキャッチフレーズです。

まとめ

盲導犬がいれば、目の不自由な人も外出する機会が増えます。電車やバスに乗ることも出来ます。喫茶店やレストランでも訓練を受けている盲導犬は食べ物を欲しがりません。人に危害を加えるどころか不自由な人を守っているのです。

これから、色々な所で盲導犬と一緒にいる人を見つけるかもしれません。その時は応援したいですね。