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– 2018-07-01 最新情報を元に加筆修正
パソコンや電話はもはや一人一台が当たり前の時代。家族間でもそれぞれの自室にPCがあり、SNSは個人単位で行う趣味です。そのため自分の子供のSNSを親がこっそり観覧・・・などということも十分あり得ます。
SNSは割と自分を解放してしまいがちなツールでもあり、予期せず身内に見られるのは恥ずかしい場合もしばしばあります。
今回紹介する件は実の娘のインスタグラムによる自撮り写真を父親がポーズを真似して画像投稿していたという、一風変わった父から娘への教育的指導のようです。
アメリカ、ワシントン州に住むクリス・マーティンは10代の娘であるキャシーのインスタグラムのアカウントを発見。彼女がアップする自撮り写真をくまなくチェックし、その姿を真似て比較画像として自らのインスタグラムのアカウントに公開するという暴挙に出たようです。
ソーシャルメディア上で辱めを受けてしまっている娘さんの気持ちを思うとせつなくなるが、ある意味これも父親の愛なのだろう。
ちなみに父親のこの暴挙の理由だが、娘にセクシーな写真をSNS上で公開して欲しくなかったからだという。自分が真似することで、「お前がやってるのはこんななんだよ」という気持ちを気持ちを表したかったのだそうです。
もしも自分の娘がSNSにプライベートっぽい自撮り写真を頻繁に投稿していたら・・・父親は複雑かもしれません。しかしこれをこんなユニークな方法で抗議する辺りはさすがジョークを愛するアメリカ人です。
とくにこの、キャシーのTATOOすら詳細にマジックペンでコピーした写真の一つはフェイスブックで15,000以上のいいね!を獲得し、テレビニュースにもなったようです。ちなみに油性のマジックペンだったため落とすのに3日以上かかったそうです。
この話題はインターネット上でも評判となり、様々な反響があったようです。基本的にネット民はシャレを愛する傾向が強いため概ね肯定的、というか大いにウケたようです。
確かに、セクシー写真や動画などを公開すると、一部の異性からの目先の賞賛は得られるかもしれない。しかし、少なくとも同性からの評価は下がり、その画像や動画が将来本人を苦しめる可能性もあります。
女子中高生のSNSアカウントを見ると、可愛らしい自撮り写真が並んでいることが多い。“女子中高生”には価値があり、可愛ければ周囲にちやほやされることが分かっているからです。
中には行動が過激化して、動画配信中に見知らぬ視聴者に請われるままに服を脱いだり、セクシー自撮り写真などを公開したりする女子中高生もいます。
10代の頃は自分のことを客観視できず、恥ずかしいことも平気でしてしまいがちだ。今回の件のように、ただ叱るのではなく、客観視できる機会を持たせることも1つの方法と言えるでしょう。
人生経験の浅い子供は自分を客観視出来ず、衝動に駆られて極端な行動にでることはしばしばあります。この父親のようなユニークな警告は一定の効果はありそうです。
現実問題として今回のキャシーのように自撮り写真をネットにアップする若い女性は多くいます。女性なら自分の写真姿をカワイイと褒められるのは単純に嬉しいですし、気軽に自撮り写真をアップして大勢の人の反応が貰えるのはSNSならでは機能といえます。
ですが、娘のキャシーにとっては単純に楽しい遊びでやっているもの。頭ごなしに止めさせるのも考え物です。今回のような、父親のクリスのようにユーモアも交えて自分のやっていることを客観的に伝えるという方法は一見笑えるように見えますが、実は愛情のこもった教育であると感心させられます。