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Backpacker’s Japanが手掛ける”地域のコミュニティー”となるゲストハウス

かつてバックパッカーだった若者たちが、それぞれの旅の経験を生かして起業し生まれた会社があります。その名は「Backpackers’Japan」。

上野、日本橋、蔵前、京都に4軒のゲストハウスを経営し、それぞれが独立したコンセプトのもと、個性的な魅力によって外国人旅行者を引き付けると同時に、地域コミュニティーに根付いているんです。当エントリーでは、彼らが手掛けるゲストハウスの魅力を紹介していきます!

泊まる場所から集う場所へ

世界を旅していた4人の若者が中心となって、Backpacker’s Japanを設立します。築90年以上の古民家、玩具問屋の倉庫用ビル、照明会社の店舗兼倉庫、古いオフィスビル。

一見すると扱いに困るような建物でも彼らの手にかかれば、次々に魅力的なゲストハウスに生まれ変わっています。築90年以上の古民家をリノベーションした1号店「ゲストハウスtoco.」を入谷で開業。

以後、12年に蔵前「Nui.HOSTEL&BARLOUNGE」、15年に京都「Len」、17年には東日本橋「CITAN」をオープンしました。

彼らは「あらゆる境界線を越えて、人々が集える場所を」という理念を掲げ、運営する4軒のゲストハウスには、全てにカフェやレストラン、バーやラウンジといったコミュニケーションスペースを設けています。

温かみのあるインテリア、笑顔の絶えないスタッフ、ほっとくつろげる雰囲気を備えたラウンジでは、宿泊者同士の交流の場として、そして地元住民との接点としても機能しているんです。

宿泊者以外にも、飲食や音楽を目的にしたお客さんも多いなんて、それだけどれも魅力のつまったゲストハウスなのですね!

古民家をリノベした1号店、toco.

Backpacker’s Japanの会社創立と同じ年に、東京・入谷に築90年の古民家をリノベーションしたゲストハウスtoco.(トコ)をオープンさせました。

下町の住宅街の一角にある小さな入口からリビング&バーを抜けると、大きな縁側が昔懐かしい木造の客室棟と静謐な日本庭園が目の前に広がります。

外観からは想像がつかないほどの別世界に、ゲストは驚きの声の声を漏らすそうです。庭園にある大きな溶岩の山は『下谷坂本富士』という江戸時代から残る富士塚で、国の重要有形民俗文化財に指定されています!

東京観光に疲れたら、中庭を眺めながら縁側でくつろぎ、夜は併設されたバーで地域の人たちと交流する。

大正時代に建てられた日本家屋は、外国人だけでなく日本人にとっても魅力的に映るはず。長い縁側、キレイな漆喰で塗られた壁、ガラス窓の引き戸と障子。「古き良き日本の家」が世界中から集う旅行者に特別な時間を提供しています。

部屋はドミトリーと畳敷きの和室の2タイプ。ドミトリーに設置された2段ベッドはとても清潔で使いやすそうですね。ベッドの下にはスーツケースが入るほどの荷物スペースがあるので、旅行客にはありがたいですね。

柔らかい光の証明などふるい 日本家屋の造りをできるだけ生かしたインテリアも見どころです!そしてここ「toco.」から「あらゆる境界線を越えて、人々が集える場所を」という企業理念が生まれ、彼らがこの先を歩んでいく道しるべとなっていきます!

美味しいお酒と音楽で気づけば仲間に。Nui.

二号店のNui.(ヌイ)HOSTEL & BAR LOUNGは、東京・蔵前にある老舗玩具会社の6階建て倉庫ビルをまるごとリノベーションしたホステル。

天井高4.5mの開放的な1階のラウンジスペースは、カフェ&バーを兼ねており8時から25時まで営業しています。武骨なコンクリート空間に温もりを感じさせる木や革を使ったインテリアは、代表取締役自らが北海道ニセコ町で選んだ大木から作られたもの。

一号店の木造の古民家から打って変わって鉄筋コンクリート造のビルを選んだのは、さらにコミュニケーションを促進させるツールとして「音楽」を取り入れるためです。

月に2回開催されている音楽イベントではジャズやアイリッシュ、アコースティックなどのオーガニックミュージックのライブステージが楽しめます。

夜になると雰囲気は一変。照明が下がり、BGMの音量が上がります。ラウンジには様々な言語が飛び交い、ジョッキを片手に外国人が踊り出す。まるで海外にいるかのような錯覚を起こし、自然と気分が高まります。

美味しいお酒と食事、それと音楽があれば言葉は通じずとも、自然と友達になれるような空気がNui,の特徴。楽しさとワクワクを求めて世界中から人が集まり、東京の下町には異質とも思える独特の空間が出来上がるんです

音楽を心から楽しめる場所、CITAN

東京・日本橋にある7階建てのホステル、CITAN(シタン)。

1階がコーヒーショップ、地下はバーラウンジ、2階以上は38部屋の宿泊フロアとなっています。このCITANでは、Nui.以上にさらに音楽を楽しめる空間となっています。

ラウンジを地下に設けて、その壁にわずかな角度をつけて反射音を軽減させたり、12台のスピーカーでフロアを囲むなど、細かな音響設計からも音楽を楽しんでもらおうという心配りが伺えます!

音楽に会話がかき消される心配はなく、音楽を肴に会話を楽しむことができる場となっています。

さいごに

どのゲストハウス/ホステルもテーマがあって魅力ある空間となっていますね! Backpacke’s Japan代表取締役の本間さんは今後の展開について、

「今後は国内外問わず、僕らが心から気持ちいいと思える場所に展開していきたい。国籍や肩書を取っ払って文化的に人がつながれるようなフィールドを作ることで、もしかしtら世界をいい方向へ進ませることができるかもしれない。それが僕らの存在意義です」と話してくれています。

知らない人と顔を合わせて五感を共有し、個人間で関係を構築できる場所、コミュニケートできる場所が少なくなりつつある現代だからこそ、Backpacker’s Japanの作る空間が必要なのかもしれませんね。