【四国】死ぬまでには見たい!ホタルが見れる場所ってどこ!?


初夏の夜を幻想的に彩るホタルの光。淡い自然の光はとても美しく、見る者を魅了します。ホタルは自然環境のバロメーターとも言われており、豊かな自然の中でしか生きられません。また、ホタルの発光の見頃はわずか半月ほどの限られた期間のみという、とても貴重な風景なのです。

今回は死ぬまでに絶対見ておきたい、四国エリアでホタルの見られるスポットをご紹介します!有名スポットから隠れた穴場まで、四国での初夏の思い出作りに必見のスポットばかりです。

母川

徳島県海部郡海陽町を流れる母川(ははがわ)は、ホタルだけでなく国の天然記念物の大ウナギも生息する自然豊かな川です。ホタルの見頃は例年6月上旬から下旬までで、母川周辺を乱舞する美しいゲンジボタルの姿を観賞することができます。

6月の上旬から中旬のホタル飛翔期に合わせ、1週間の「ほたる週間」を設けています。期間中は、大人(高校生以上)500円、小人(小・中学生)200円で乗船できる高瀬舟が母川を運行します。笹舟教室もあり、笹舟の作り方を無料で親切に教えてもらうことができ、子供も楽しめる催しとなっています。

ホタル週間の初日に行われる「ほたる祭り」ではお祭りグルメが楽しめる屋台や、当てものなどの夜店が立ち並び盛り上がりをみせます。ほたる週間のみ駐車可能な無料駐車場もありますが、50台と限りがあり初日は特に混雑が予想されますので、早めのおでかけをおすすめします!

【名前】母川(ははがわ)
【住所】徳島県海部郡海陽町高園 母川河川敷(JR海部駅から徒歩15分~20分)
【電話】0884-76-3050/海陽町観光協会

美郷ほたる館

美郷ほたる館(みさとほたるかん)のある徳島県吉野川市美郷は、美郷全体がほたる及びその生息地として、1970年に国の天然記念物に指定されました。美郷ほたる館では情報ライブラリー、ほたるの映像シアター、川をとりまく生き物と人々の暮らしなど様々な情報や資料を提供しています。

周辺の川田川流域約2・3kmに生息地が多数あり、約3万匹ものゲンジボタル、ヘイケボタルなど5種類のホタルを観賞することができます。見所MAPがもらえるので、それを参考にホタルの飛翔を楽しめます!5月下旬から6月上旬には「観察ツアー」、6月上旬には物販のある「美郷ほたるまつり」が実施されます。

美郷ほたる館に入場しなくてもホタル観賞は可能ですが、館内には休憩所やロッカー、お手洗いやお土産売り場、多目的コーナーなどがあり、とても充実した施設なのでホタル観賞の際は是非ご利用下さい。

【名前】美郷ほたる館(みさとほたるかん)
【住所】〒779-3051 徳島県吉野川市美郷字宗田82-1
【電話】(0883)43-2888(美郷ほたるまつり実行委員会)
【休館日】毎週火曜日(火曜日が祝日の場合、その翌日)、年末年始
【入場料】高校生以上200円 小学生以上100円(団体割引あり)
【駐車場】200台

オーベルジュ土佐山

高知県にあるホテル、オーベルジュ土佐山は周辺でホタルが見られる人気のスポットです。6月上旬ごろからゲンジボタル・クロマドボタル・ヒメボタルを見ることができます。森の中で美しく飛び回るホタルの姿は、とても幻想的で心に残る絶景です!

ホタルの飛翔期である、6月の上旬から中旬にかけて「ほたる祭り」が開催されます。期間中は地元の方がボランティアでホタルの勉強会や見学ツアーをしてくれます。屋台の出店や日帰り温泉の入浴割引もありますのでホタル観賞の際は是非立ち寄ってみて下さい。

19時30分から21時までの間開催されるほたる祭りですが、ホタルの飛翔状況などにより毎年開催日が変化しますので、詳しくは公式HPなどでご確認下さい。雨天の場合は中止となりますが小雨は決行となっていますので、おでかけの際は天気予報と合わせてご確認下さい。

【名前】オーベルジュ土佐山
【住所】〒781-3222 高知県高知市土佐山東川661(オーベルジュ土佐山周辺)
【電話】 088-895-2880(とんとんのお店)088-850-6911(オーベルジュ土佐山 )

森の巣箱

高知県高岡郡津野町にある「森の巣箱」は、廃校になった学校を利用した農村交流施設です。木造校舎の懐かしく温かみのある雰囲気がそのまま残っている建物には、5部屋の客室が完備されていて宿泊が可能です。

ホタルの見頃は6月の中旬~下旬で、有宮神社付近の森から飛ぶホタルを「旧床鍋小学校」周辺で観賞することができます。飛翔のピークは20時~21時で、約200~300匹のゲンジボタルの飛翔を見ることができます。

6月の中旬には「ホタルまつりIN森の巣箱」が開催されます。16時から始まるこのお祭りでは様々な催しが予定されており、マジックショーやダンス、ライブなどのイベントステージで盛り上がります。軽食販売の屋台も立ち並び、多くの人で賑うホタルまつりは、20時からのホタル観賞で穏やかに締めくくられます。

【名前】森の巣箱
【住所】〒785-0210 高知県高岡郡津野町床鍋392-2
【電話】0889-40-1703
【営業時間】周辺散策自由、売店10時~18時(事前に電話すれば観賞スポットをアドバイス、宿泊も可)
【IN・OUT】チェックイン15:00~ チェックアウト~10:00
【休業日】日曜日・1月1日~3日

香東川

香川県高松市、阿讃山脈の山ふところに広がる山紫水明の豊かな自然、訪れる人々を魅了する静かな山里を流れる香東川(こうとうがわ)には、ゲンジボタルの自生が見られます。高松市立塩江美術館のあるホタルと文化の里公園や、塩江温泉郷などの香東川各所でほたるの飛び交う姿を楽しむことができます。

見頃は5月下旬~6月下旬で、日没から22時ごろまでホタルの飛翔を見ることができます。香東川沿いの「旧柞野バス停」近くや、うどん店「阿讃亭」付近の橋が観賞スポットとして人気です。

毎年6月に塩江町自然休養村センター前広場ではホタルまつりが開催され、特設ホタル館のほか、キッズダンス、お笑いライブなどの様々なステージイベントで盛り上がります!日中でもゲンジボタルを観察することができると話題の特設ホタル館に設営されたテント内での観賞も人気です。

【名前】香東川(こうとうがわ)
【住所】香川県高松市塩江町安原上東
【電話】087-893-0148(塩江温泉観光協会)
【駐車場】あり

伊予市双海町

愛媛県伊予市双海町県内最古の現役木造校舎として広く知られている翠小学校周辺は、ホタルの名所としても有名です。ホタルの見頃は6月上旬~中旬で、豊かな自然の中を飛び回るゲンジボタルを観賞することができます。

6月の第1土曜日には「ほたるの里ふたみほたる祭りが開催され、多くの地元民で賑わいます。15時半から開始されるほたる祭りでは、わんぱく相撲大会やほたる市など様々な催しで盛り上がります。

20時からはちょうちんを手にメイン会場の翠小学校近くの上灘川へ繰り出すちょうちん行列があり、ちょうちんの灯りのみで楽しむホタル観賞は、風情がありうっとりするほどの美しさです。20時50分から行われる「ほたる風船飛ばし」にて祭りはフィナーレを迎えます。

祭り日は双海中学校に臨時駐車場を設け、会場までのシャトルバスを運行。車でおでかけの際は、ちょうちん行列のコース及び待避所には絶対に駐車しないようにしましょう。

【名前】伊予市双海町(いよしふたみちょう)
【住所】愛媛県伊予市双海町上灘甲452-1 翠小学校及び周辺
【電話】089-982-1111(伊予市経済雇用戦略課)

おわりに

今回は四国エリアで死ぬまでには見たい、ホタルが見られる場所をご紹介しました。スポットによって見頃やイベント期間が異なり、その年の気温や環境状況でホタルの飛翔時期も変化しますので、公式HPなどで確認の上おでかけ下さい!ホタルが光を放つ幻想的な風景を楽しみ、心に残る一生の思い出を作りましょう!