例年、9月中旬〜10月上旬頃から北海道・東北地方の木々が色づきはじめ、10月下旬〜11月上旬頃には全国の森や庭園が淡い紅色に染め上げられます。全国各地に広がる紅葉名所でどこへ行くかお悩みの方必見!日本中から選りすぐりの紅葉スポットをご紹介いたします。
平安時代初期に、創建された寺院。あの歴史に残る「古今和歌集」の中でも、「モミジの永観堂」として詠まれるほど、古来より日本人に1000年以上に渡って愛されてきた紅葉の名所。
境内は3000本のモミジで賑わい、放生池周辺は特に見事。ライトアップも行なわれます。
山中にある禅林寺は、境内の最も高い場所にある多宝塔を紅葉が包み込む幻想的な光景は必見。垣のようにはりめぐらされた岩に紅葉が映える様子は、岩垣もみじと呼ばれています。
12月2日(日)まで行われる秋の夜間拝観では境内がライトアップされ、中央にある放生池や紅葉など、昼とは異なる紅葉の姿を楽しむことが出来ます。
奥入瀬渓流は十和田湖から流出する唯一の河川。湖の子ノ口から焼山まで約14kmに渡って遊歩道が整備されています。
滝や急流が多く、大きな岩の間を縫うように激流が続いてく様子は、三乱(さみだれ)の流れ、阿修羅の流れと呼ばれており、紅葉スポットとして有名です。渓流の中程になると2段に屈折して流れ落ちる落差約20mの瀑布、雲井の滝がある。川のせせらぎを聞きながら散策を楽しみましょう。
遊歩道へと入り、渓流のせせらぎを聞きながら30分程歩いて行くと、やがて「銚子大滝」に差し掛かります。
幅約20m、落差約7mの滝は豪快そのもの。流れ落ちる水のカーテンが、紅葉と共に素晴らしいコントラストを見せてくれます。
厳島神社がシンボルの宮島。紅葉谷公園では、イロハカエデやオオモミジなど700本あまりが紅葉するほか、大聖院の参道や境内も鮮やかな紅色に彩られます。お土産はもちろん”もみじ”饅頭ですね!笑
宮島・紅葉谷公園は宮島桟橋より徒歩約20分に位置し、名前の由来にもなった圧巻のモミジが皆さんを楽しませてくれます。
紅葉の時期を迎える11月上旬から中旬にかけて、紅葉谷という名にふさわしい、ひときわ鮮やかな景色が楽しめます。イロハモミジが約560本と最も多く、オオモミジが約100本、その他にもウリハダカエデやヤマモミジなどが約40本あり、美しい光景を生み出しています。
滋賀県にあるメタセコイア並木。マキノピックランドからマキノ高原へ約2.4kmにわたり、道の両側に植えられた約500本のメタセコイアが、例年、 11月下旬ごろから美しく色づきます。
円錐型のメタコセイア並木とまっすぐに延びる道路が造り出す対称形の整った景観は、遠景となる野坂山地の山々ともに調和し、新・日本街路樹百景にも選ばれているんです。
モミジの赤色が和の紅葉ならば、メタセコイアは洋の紅葉とでも言いましょうか。
モミジの紅葉とはまた違った趣のある雰囲気を楽しませてくれます。
荒々しいV字型の峡谷に、モミジやカエデなどが優しい彩りを添える高千穂峡。例年、11月上旬から下旬にかけて、おのころ池周辺や真名井の滝を望む御橋の紅葉が特に赤く色づきます。
阿蘇の火山活動によって生み出された美しい渓谷。真名井の滝や槍飛橋などの名所があり、遊歩道や貸しボートを利用して景観を楽しむことができます。
モミジ、ツタ、ケヤキ、カエデ、ナラ、クヌギが五ヶ瀬川渓谷一帯を色とりどりに染め上げます。
高千穂峡の「真名井の滝」と紅葉が見事に調和し、遊歩道を散策していても、つい足を止めてしまう景色なんです。
ビルが立ち並ぶ東京都心でも、季節の変わり目を感じることができるスポットが沢山あります。その一つが新宿御苑。
桜の名所として知られる新宿御苑ですが、紅葉スポットとしても隠れた穴場スポット。園内には様々な種類の木々が生えており、赤く色づくモミジは約800本も植えてあるんです。
紅葉シーズンには、新宿御苑内の3つの庭園それぞれの特徴をいかした紅葉を楽しむことができます。
まずハナミズキの紅葉が、11月初旬という少し早めの時期に鑑賞でき、ユリノキ、プラタナス、カエデ、イチョウなど多くの種類の紅葉を楽しむことができます。
日本の紅葉の名所をご紹介した今回の記事は、いかがでしたか? 秋も深まり、仲の良い友達や家族、恋人を誘って、ホットコーヒー片手に紅葉狩りはいかがですか?