旅行の思い出づくりに使う定番のツールはスマホやカメラだと思いますが、今はやりのドローンを活用することで文字通り従来とは違った角度で記録を残すことが可能です。
最近ではドローン携えて400日48カ国にも及ぶ世界一周ハネームーンを行ったご夫婦が話題になりました。
インスタグラムでは、他にも様々なドローン動画がシェアされています。
自然の美しさと雄々しさを感じられる素敵な動画です。
ドローンなら楽しい思い出をよりドラマチックに残すことができますね。
今までの旅行では気付かなった旅先の一面を発見できるのがドローン空撮の魅力です。
近年ではGPSやセンサー制御などで操作が簡単になっていますので、ドローンにチャレンジする人がどんどん増えています。
そこで今回は、ムービージェニックな旅の思い出が残せるドローン撮影のテクニックをご紹介します。
ドローンの基本操作は前進、後退、上昇、下降の4つです。これに加えてチルトと呼ばれるカメラの角度を変える動作も取り入れることで、より立体感のある動画を撮ることができます。
ただカメラ操作と移動操作と同時に行うのは難易度が高くブレにも繋がりやすいので、基本的にはカメラは動かさず移動操作だけで撮影する方が良いでしょう。
極端な話、風景に変化あれば定点撮影でもムービージェニックな動画になります。
ドローンならではの高度から撮影された黄昏。水平線に沈む夕日が美しいです。
ここからは、インスタ映えする動画を撮るための具体的なテクニックについてご紹介します。
ドローンで撮影する時の基本的なアプローチ方法は、被写体に合わせた動き方をすることです。縦に長い被写体に対しては縦方向に動き、横に長い被写体に対しては横方向に動くようにします。
また、ビルやなど背の高い被写体に対してはそれにそってドローンを上昇させましょう。速度を一定に保つのがポイントです。
伝統的な町並みが残る岡山県倉敷市の美観地区を町並みに沿って撮影した動画です。現地の雰囲気が雰囲気がよく感じられ、まるで映像の中に引き込まれそうな動画になっています。
カメラを真下に向けて空中から地上を眺めるように撮影する方法です。ゆったりと空を飛ぶ鳥の目線で風景を味わうことができます。
複雑な海岸線と美しい海の境界線がはっきりとわかる映像です。このような動画が個人で撮影できるのもドローンならではですね。
ドローンを一箇所で旋回させることで景色を360°撮影できるテクニックです。特に風景の広さを感じさせたい時に使うと効果的です。
摩天楼が連なる大都市と海の両方がパノラマで見渡せます。地球の広大さすら感じられますね。
被写体を中心にしてその周囲を旋回するテクニックです。アーティストのMVなどによく用いられています。被写体と周囲の風景を様々な角度から見られる点がメリットです。
歩く被写体(撮影者)と中心にカメラが回転して追随することで、普通に撮影するより動きのあるドラマチックな映像になっています。
被写体から遠ざかるようにしてドローンを後退させる撮影方法です。冒頭でご紹介した世界一周のご夫婦もよく使われていた技法ですね。
段々と世界が広がっていく開放感を味わうことができます。
最初に映るのは被写体と彼女たちがいるお城のような建物の一部、そして背景の海だけですが、ドローンが後退するにしたがって想像以上に雄大な世界が広がっていることに気付きます。
非常にストーリー性が感じられる動画です。
最後に紹介するテクニックは上級者向けかもしれません。被写体の狭い空間をくぐり抜けることで迫力とスリルのある映像を撮ることができます。
石積みの水路のアーチをくぐり抜けた後に水路の全景を見せることで、間近で見た時の迫力と俯瞰で見た時の雄大さを合わせ持った動画になっています。
小型で小回りが利くドローンだからこそ実現できる映像です。
最も大切なのは、撮りたい映像を明確にイメージしておくことです。
コンセプトがあやふやなままだと映像に一貫性が出ず、また操作中の迷いから事故も起こりやすくなります。
どのような思い出を残したいかしっかりと考えて、ムービージェニックな旅行になるように準備しましょう!