国内最強の縁結びスポット! 歴史ある出雲大社を訪れよう



縁結びの神様として知られる、島根県出雲市の出雲大社。ここは恋愛に限らず、様々な「ご縁」を引き寄せてくれる国内最強の縁結び神社として名をとどろかせています。

せっかくお参りするからには、正しい参拝方法でしっかりと神様のご利益をいただきたいものです。参拝前に知っておくべきポイントや、出雲大社の正しい参拝作法などをご紹介します。

出雲大社とは

出雲大社は一般的には「いづもたいしゃ」と読みますが、正式には「いづもおおやしろ」と読むのだそうです。

出雲大社の御祭神は「大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)」です。国造りの神、農業神、商業神、縁結びの神様としても有名です。大社は大きな神社の事をいい、以前は大社と言えば出雲大社の事を指しました。歴史は大変古く、創建は日本神話で語られる神代とも言われはっきりとした時期は明記されていません。

出雲大社が縁結びの場所であるという由来はいくつかあり、大国主大神自身がたくさんの女神との間に縁を結んだからという説や、神無月(出雲では神在月)には出雲に「八百万の神」が集まる為、神々同士の縁を結んでいるからとも言われています。

また、神々が話し合い、人の縁を結んでいくということで、神無月には良縁を求める参拝者で賑わいます。

参拝方法は

神社参拝の一般的な順序は、鳥居をくぐり、手水舎で手と口を清め、拝殿へお参りするという流れです。

より正しい参拝ルートでしっかりおかげをいただきたいなら、手水舎の前にぜひ「祓社(はらえのやしろ)」へお参りしましょう。祓社は出雲大社の正門、勢溜にある大鳥居をくぐって間もなく、参道の右手にある小さなお社(摂社)です。

お社へ続く参道は、樹齢400年を越える松並木になっています。参道の真ん中は神様が通られる道なので、参拝者は両端を歩くようにしましょう。参道が終わり、銅の鳥居をくぐると正面に見えるのが拝殿です。

神様へのお願いはこの拝殿で行います。拝殿ではお賽銭を奉納して、「2礼4拍手1礼」をします。一般的な神社では「2礼2拍手1礼」ですが、出雲大社では手を4回叩くのが正しい作法です。これには神様に対し限りない拍手をもってお讃えするという意味が込められています。

真のパワースポットは裏にある!

出雲大社ご本殿裏にある「素鵞社(そがのやしろ)」には、大国主大神様の親神 スサノオノミコトが祀られています。

素鵞社は、出雲大社の隠れパワースポット!素鵞社の砂を家の四隅の置いておけば、家を守ってくれるとも言われています。素鵞社の裏にあるのは、八雲山。強いパワーを感じられる八雲山は、この山自体がご神体となっています。敏感な方は、ここに来ると強い霊気を感じられるのではないでしょうか。

出雲大社といえば思い浮かべるのは神楽殿(かぐらでん)にある「大しめなわ」。1本の太さを比べても、両手一杯に広げても有り余るほどの大きさ!この大しめなわは、痛みがひどくなる前に定期的にかけかえられるんです。島根県飯南町頓原村で、十数名のおじいちゃんおばあちゃん達が手作りで作ったしめなわなんです!

神楽殿の奥にある書の額は、墨ではなくなんと刺繍!よく見ると、クロスステッチで作られていました。

さらに、神社形式では珍しい雲の絵が書かれた、ステンドグラスもあります。神楽殿は、大しめなわ以外に見どころがいくつかあります。色々見てみてくださいね。

また旧暦の節分にあたる日は、毎年神楽殿に泊まって夜を明かすことが出来るんです。

午前1時から行われる祭典ではくじ引きも行われ、大国主大神様の像や、なんとテレビ等の豪華商品が当たることも!神楽殿に泊まれる上に、景品が当たるかもしれないという、年に一度の大チャンス!興味がある方はぜひご参加ください!

パワースポットはまだまだある!

出雲大社参拝の締めくくりに、是非訪れて頂きたいのが、出雲大社から西に徒歩20分ほどの場所にある稲佐(いなさ)の浜。「日本の渚100選」に数えられる景勝地であるこの場所は、旧暦の10月、出雲には全国から八百万の神々が集まる神在月(かみありづき)の際に、神々を最初にお迎えするという神聖な場所。

稲佐の浜は、夕陽の名所としても知られています。逆光に映し出された弁天島のシルエットと海の組み合わせは、まさに神々しいの一言。

最後に

出雲大社の神様は、神話「因幡の白兎」でサメに襲われたウサギに傷を治す方法を教えたという、優しさと癒しの神様。

また、出雲大社の神様は、あらゆる結びの神様なので、男女の縁、子宝の縁、仕事やお金の縁など、さまざまな縁を結んでくれるでしょう。来年こそ、本気で良いご縁を引き寄せたいというあなたの冬の旅行は出雲大社を候補先に考えてみてはいかがですか?