【仲良し】子どもと犬の心暖まる話題のインスタ画像集


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– 2020-04-30 最新情報を元に加筆修正

動物や子どもの画像は、その愛らしさで私達をいつも癒してくれます。もしもこの2つがタッグを組んだらどうでしょう。しかも子どもと犬という、身近ながら絆を感じる組み合わせだったら・・・。

ロシア人の写真家、アンディ・セルヴァストフは、「ちいさな子どもとおおきな犬」のペアをテーマとし、思わず見入ってしまうような作品を撮り続けています。大型犬とふれあう子どもの姿は、体格の差という独特のバランスで、不思議な安心感を感じさせる魅力に溢れています。

自然や季節、子どものいきいきとした様子、そして大型犬の躍動感。瞬間を切り取った彼の作品は、Web上で好評を博し、「Little Kids and Their Big Dogs」というフォトブックとして刊行されました。その内容の一部を、彼のInstagramアカウントで見ることができます。

ロシアのサンクトペテルブルグにて、4ヶ月に渡って撮られた子どもと大型犬の心の交流は、なんとも言えない安心感と、見る人を楽しい気持ちにさせてしまう魔法の画像ばかり。このシリーズは、ただ子どもと大型犬をペアにしたのではなく、愛犬と子ども、孫との写真を撮ってほしいという知人のオファーに応じたものも多くあります。

だからこそ、心が伝わる様子や仲のよさが印象的なのです。「限りない喜びの姿と、穏やかな満足感を捉えたいと考えた」というアンディの言葉のとおり、そこに流れる空気と時間は、幸せそのものなのです。

大の仲良し、アリスとショーン

写真家であるアンディの知人が、娘と愛犬の写真を撮ってほしいと頼んだことで撮影された写真。1歳7ヶ月のアリスと、グレートデーンのショーンです。まばゆい日差しの中、向かい合うふたりの姿が印象的ですね。はしゃぐ幼いアリスと、座ったショーン。

体高95cm、体重83kgあるショーンとの大きさの対比も微笑ましい一枚です。この時に、子どもと大型犬の写真集を作るアイデアが浮かんだのだそう。

きょうはどこまで行く?

子どもと大型犬というと、子どもが守られているイメージがありますが、アンディの撮る写真では、あくまで対等、時には自分よりずっと大きい犬をリードする子どもの姿もあります。それにしても、この大きさの差にびっくりですね。

おめかししたアリスと、ごきげんなショーン。きょうはどこまで行く?何して遊ぶ?そんな会話が聞こえてきそうです。

 

モップみたいな犬とジャンプ!!

通称「モップ犬」の一種、コモンドールと男の子が一緒に遊ぶ風景。顔と前足でなんとか犬だと分かる。そのくらいのモップぶりです。長い長い毛足をなびかせて躍る犬と、男の子のハイジャンプ。

ここまでとっておきの一瞬を撮れるアンディの写真家としての実力がうかがえます。しかし技術だけではない、ファインダーを通しての優しいまなざしが感じられますね。

魔法でモップを呼び出した?!

男の子が魔法の呪文を唱えて、ヒュンっ!!と現れたモップ。そんなファンタジックな雰囲気が面白い一枚です。男の子の服やポーズ、表情がどこか小さな魔法使いみたいで可愛らしいですね。

もふもふのコモンドールが動く様子も、なんだかこの世界とはかけ離れた生き物のような感じがします。元々寒い地方に適した犬種だそうで、雪景色とは抜群のマッチングです。

「見て見て、僕らが写ってるよ!」

アンディのフォトブック「Little Kids and Their Big Dogs」を見るふたり。目が隠れるほど長い毛足のワンちゃんも、とってもうれしそうに見えます。まるで言葉が通じているかのような意気投合ぶりが、仲良しの証拠ですね。ちなみにコモンドールはもともと、羊の群れに混じって外敵から守る「護畜犬」として活躍する犬で、羊に似せて品種配合されて今のような見た目になったそうです。

また長い毛足のブラッシングが大変なうえ、ペットにするには人に慣れるよう徹底的な訓練が必要。こんなに子どもと仲良しなのはとても珍しいのだそうです。

撮るよー!はい、チーズ!

2歳のアレクサンドラと、グレートデーンのザラのふたり。ちいさな写真家さんが撮るのはおすましポーズでしょうか?ちゃんとおすわりポーズでカメラの方を見ているザラ、撮ってもらう気まんまんに見えて微笑ましいですね。

アンディがこれらの写真を撮るにあたって、「大型犬は子どもに危険なのでは?」という世の中の誤解を目の当たりにしたそうです。写真集を通して、穏やかな性格で、人間と仲のよい大型犬もたくさんいるということを理解してほしい、という想いが伝わってきますね。

元気いっぱいダッシュ!!

寒さなんてへっちゃらだよ、外で一緒に遊ぶのが楽しいから。やんちゃなふたりはいつだって元気いっぱいです。ちょっとお兄ちゃんな子どもと大型犬のペアは、小さい子に比べて連帯感がありますね。

ワンちゃんとしても、仲間として認識しているように見えます。場合によっては年齢が近いこともありますから、兄弟同然の関係性を築けるのかもしれません。

 

くっついてると、あったか~い。

砂浜でふたり、ごろんとお昼寝。雄大で広がりのある風景の中だからこそ、寄りそう姿は一層ぬくもりを感じさせます。安心した表情でもたれかかる子どもと、全てを受け入れる大きな犬との間にある「信じあう関係性」がよくわかりますね。

ふたりきりで過ごす時間は、深い愛情に満ち溢れているのでしょう。

ふたりで見つめあって

これ以上ないくらいの友情を感じる写真。男の子の肩に前足をのべて、まるでハグしているかのようです。子どもと犬がこんなにも目を合わせるなんて、心の距離が近いのがよく分かります。それにしても、セントバーナードってお座りしてもかなり大きいですね。

ある程度の月齢になると、体高が90cmほどにも育つことも多いんだそう。子どもと等身大で付き合える大きさですね。

キャンプファイアーで語り合う

焚き火を前にまったりとくつろぐのは、2歳半のイリアとグレートデーンのシェーン。寒空の下、暖を取りつつ二人で語り合っているみたいですね。シェーンのほうがずっと大きいのに、対等に見えるのは、目線の位置がイリアと同じ高さだからなんです。

イリアは木に座っていますが、シェーンは寝そべっているんですね。シェーンの方からイリアに合わせているような感じで、思いやりいっぱいといった雰囲気です。

こんな感じで撮影しています

アンディが犬とこどもを撮るときの風景。子どもの目線に合わせるために、地面を這うような驚きのローアングルで撮っているんです。愛犬と親子、家族全員が参加して、和気あいあいとした雰囲気。

こんなリラックスしたムードの現場だから、自然な写真が撮れるんですね。こういう所が写真家としてのアンディのこだわりなのでしょう。

 

アンディ自身ももちろん愛犬家です

アンディのセルフィー(自撮り)。これだけの犬の写真を撮るのですから、写真家のアンディ自身も当然根っからの愛犬家です。ワンちゃんとのツーショットは、大人ならではのダンディで渋めな仕上がりになっていますね。

心なしかワンちゃんも渋めな感じなのが素敵です。実はアンディは、犬と子どもだけではなく、犬と大人の写真も撮っているんです。しかしどれにも共通するのは、大型犬に対するこだわりでしょう。

見たことのない、新鮮な写真との出逢い

子どもと犬の画像なら、どちらも小さくて可愛いものが多いですよね。そこに切り込むようなアンディの感覚をかたちにした、斬新な「ちいさな子どもとおおきな犬」。

大型犬と人間の小さな子どもなんて、もしかして危険なのでは?だって力も強いし、獰猛かも知れないじゃない・・・?そんな見解が世の中にはありがちです。しかし決してそれだけではない、偏見を取り除きたいというアンディと大型犬の飼い主、子ども達の想いが結晶となってこのフォトブックが生まれました。

さいごに

人間と犬という種族の境界を越えて、コミュニケーションを経て深い信頼関係を築けるということを、これらの写真は雄弁に物語っています。それは彼らがみんな「家族」という感覚で生活を共にしていること、そしてきちんと愛情を持って愛犬と子どもをしつけているからこそ成り立っている共生なのです。

犬は自分より後に生まれた子どもは弟妹として認識します。幼いうちは犬が守る側、子どもが成長すれば立派な弟妹となります。

こんなに素敵な写真を撮ってもらえたら、子どもと愛犬の成長の記録として、かけがえのないものになるのでしょう。