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– 2019-06-22 最新情報を元に加筆修正
一日の疲れや汚れを洗い流し、気分をリフレッシュしてくれるバスタイム。シャワーで済ませてしまう人もいるようですが、お風呂に浸かることで身体が軽く感じたり、リフレッシュ出来たりとメリットもたくさんあります。
せっかくなら、バスタイムをもっと充実させたいと思いませんか?色や香りで心身共に癒やしてくれる、インスタで人気の入浴剤をご紹介します。
湯船に浸かることでどんな効果があるのでしょうか。まずは入浴剤の前に、湯船に浸かることで得られる効果をいま一度おさらいしましょう。
湯船に浸かるとまず誰もが実感するのが「あたたまる」ということです。
身体が温まることで皮膚の毛細血管や血管、リンパ管などが拡がり、リンパの流れや血の流れが良くなり冷えやむくみが改善されます。
現代はデスクワークや立ち仕事など、勤務先で同じ姿勢で何時間も過ごす人や、スマホなどを長い時間見つめるような生活をする人が多く、慢性的に肩コリや腰痛に悩まされている人も少なくありません。
この肩コリや腰痛の原因は、筋肉の固まりによっておこります。そのままにしていると、血管を圧迫して血の巡りが悪くなり、老廃物が溜まったり疲れを感じやすくなってしまいます。
しかし、お風呂に浸かり血流を良くすることで、老廃物を流し、肩こりや腰痛を改善することが出来るのです。
エステや整体を受けた時、マッサージチェアに座った時、ギューっと絞られて気持ちいいと思った経験はありませんか?ためしに自分の腕をギュッギュッと握ってみてください。
なんだか気持よくありませんか?マッサージ効果とお風呂は一見無関係に感じますが、お風呂の水圧によって全身に圧がかかっています。たとえば、肩まで湯船に浸かるだけで身体には500kg以上もの水圧がかかり、ウエストは3cm~6cmも細くなります。
脚に受けた圧力は血液を上へと押し上げようとし、心臓に戻った血液は全身に流れるために、さらに血管を拡げようとします。
肺も水圧を受け、より多くの酸素を取り込もうと呼吸数が増えます。このように、お風呂には心肺の動きを活発にして、鍛えてくれる効果もあるのです。
心身の緊張を解きほぐす方法として、ぬるま湯にゆっくり浸かるという方法があります。気持ち良くてストレス解消にもなるため、一般的な入浴法として実践している人も多いです。
また、お風呂には「水圧」と併せて「浮力」があります。湯船に浸かると体重は約9分の1程度になり、普段私たちを支えてくれている筋肉や血管、そして関節は体重や重力から解き放たれ、緩みます。
心身の緊張からくる脳への刺激を減らすことでリラックス効果が得られるのです。
湯船に浸かるだけでも十分にさまざまな効果を得られますが、湯船に入浴剤を入れることで、その効果はさらにパワーアップします。
パウダーやリキッドなどのテクスチャーも種類が豊富で、ダイエットや冷え対策などの機能的な入浴剤もたくさん販売されています。
入浴剤を選ぶには
・効果で選ぶ
・感触で選ぶ
・嗅覚で選ぶ
・視覚で選ぶ
といった方法があります。
身体を温めたいなら生薬成分や、硫酸マグネシウム・ナトリウムなど身体を温めてくれる無機塩類が入ったものを選ぶのがオススメです。
ダイエット目的なら脂肪の燃焼を助けてくれる唐辛子成分カプサイシンやショウガエキスが入ったものを、疲労回復には炭酸ガス、美肌目的には毛穴の汚れを分解してくれる酵素が入った入浴剤などがあります。
入浴剤には、さらさらしているパウダー状のものや、湯船に沈めて使う固形タイプのものなど、様々な種類があります。その中でも、遊び心たっぷりなフィルムタイプのものは、指で押すとプニプニとするため、つい触りたくなってしまう入浴剤です。
嗅覚は五感の中でもっとも原始的な感覚とされています。香りで心身の健康やリラクゼーションにアプローチする方法に、「アロマテラピー」があります。最近では、アロマテラピーを認知症の療法にも取り入れたりするなど、その効果が見直され始めています。
自分の好きな香りを嗅ぐことが自律神経に作用し、リラックスに繋がることがわかっています。自分の好きな香りの入浴剤をさがしてみてはいかがでしょうか。
リラックスするためには、視覚も重要な要素のひとつです。入浴剤の色を、その日の気分によって変えてみるのも面白いかもしれません。色の変化で楽しむのはもちろん、動物や植物などの形のものや、溶かしていくと中からマスコットが飛び出してくるような、おもしろい仕掛けのあるユニークな入浴剤は、バスタイムを一層楽しい時間にしてくれます。
これまで湯船に浸かることの効果と入浴剤についてご紹介してきました。それでは20代女性にはいま一体どんな入浴剤が人気なのでしょうか。数ある入浴剤から人気の7アイテムを厳選してご紹介したいと思います!
発売から20年以上、今でも圧倒的人気を誇るバスオイル
こちらのバスオイルは、人気の入浴剤を紹介するにあたってこれだけは外せない!という鉄板商品。ローズウッド・ローズマリー・カモミールなど、リラックス出来る香りが人気です。
コスメ雑誌や化粧品サイトで、何度も1位にランクインしている実績があります。水性の保湿成分と、ヴェールの役割を果たす油性のエモリント成分の二層からなる緑色のグラデーションの液体を湯船に入れると、乳白色に変化します。
バスルーム全体が良い香りに包まれ、商品名そのままに、いつものお風呂が瞑想タイムへと切り替わります。
ミネラルたっぷり、2億5千万年前の古代海水から生まれたバスソルト
クナイプは125年以上前にドイツで生まれたブランドで、ドイツで採れた天然岩塩とエッセンシャルオイルからなるバスソルトが人気です。特にホップとバレリアンの香りは、ヨーロッパでも眠りのハーブとして知られています。「おやすみなさい」という意味の「グーテナハト」は、名前通りリラックス出来ると人気の入浴剤です。
リラックスと発汗作用、ぐっすり眠りたい時の心強い味方
小鳴門海峡の国産海塩とイスラエルの死海塩を配合したミネラル豊富なバスソルトです。タイムエキス・ラベンダーエキス・ホップエキスが保湿とリラックスを手助けしてくれます。
心地よい発汗作用があるので、入浴前にコップ1杯の水を飲むと汗をかきやすくなるのでオススメです。半身浴にもぴったりです。濃紺のバスソルトはお湯に入れるとミッドナイトブルーに変化し、見ていると心が落ち着いていくのが分かります。
世界初!重曹とクエン酸の錠剤化に成功したメイドインジャパンの入浴剤
2009年に誕生した、比較的新しい重炭酸イオン入浴剤の「スパークリングホットタブ」。この入浴剤を開発したのは、東京にある株式会社ホットアルバム炭酸泉タブレットです。
ストレス社会の中でも健康寿命を延ばすべく、ドイツの自然炭酸泉や大分長湯温泉を徹底分析して生まれました。お風呂に4~5錠入れるタブレットは、お湯の中で溶けて皮膚を洗浄し、肌を正常に整えます。赤ちゃんや敏感肌の人にも適していて、温浴効果も長く持続。注目が集まっている入浴剤です。
日本の化粧品会社の底力。華やかな女性らしさが一気に花開く
「美肌力」「活力」「魅力」の3つの力に注目し、瞬発的な美しさではなく持続可能な美しさを目指す、「サスティナブル美容理論」を掲げている化粧品会社ポーラ。そんな同社が全技術を投入して作り上げたリキッド入浴剤です。
成分はコラーゲンや香料、オイルなどいたってシンプル。クレオパトラが入っていたとされるバラ風呂「ブルガリアンローズ」から精製されたアロマが入っていて、蓋を開けた瞬間から華やかな気分になれます。
他の入浴剤と違い、お風呂から上がってもシャワーで流さず、タオルで水滴をふき取るだけで良いのがポイントです。次の日の朝までお肌のしっとり感が続きます。
遊び心がいっぱい!特別な夜に使いたい入浴剤
ラッシュと言えば、人間や動物に優しい自然素材にこだわっているイギリス発のブランドです。特に湯船に入れた途端に泡がはじけるバスボムは、見た目だけでなく、溶ける過程や溶けた後も楽しめる、遊び心満載のラインナップです。
ロボットの形がユニークな「バブバボット」は、ぐずっている赤ちゃんが泣きやんだというエピソードもあります。心落ち着くラベンダーの香りが、お風呂いっぱいに広がります。
湯船に入れた途端に目覚める炭酸、化学物質に頼らない微発泡入浴剤
ネットでも大人気の「みんなの肌潤風呂」。今回ご紹介した入浴剤の中では少し値が張りますが、リピーターが多く口コミも高評価が多いです。着色料や合成香料などは不使用で、赤ちゃんも使える優しい入浴剤です。
ビートが入っているので、乾燥した肌でも水分をたっぷり含んだしっとり肌になれます。また、「別府明礬温泉湯の花」も入っているため、腰痛やリウマチの効果に加えて、身体を芯まで温めてくれます。
みなさんが知っている入浴剤は、今回ご紹介した7選に含まれていたでしょうか。湯船に浸かりながらストレッチをして身体をほぐしたり、読書をしながらじっくりと身体を温めて汗を流したりなど、バスタイムの過ごし方はアイデア次第で無限大に広がります。
今回は紹介しきれませんでしたが、素晴らしいアイテムはまだまだたくさんあるので、ぜひお気に入りのアイテムを見つけて、極上のバスタイムを過ごしてください。