持っているだけでオシャレな”紙のお香”、アルメニア・ペーパーとは


皆さんはアルメニア・ペーパーってご存知ですか? アルメニア・ペーパーとは、「香り大国」と呼ばれるフランス発祥の紙でできたお香のこと。一般的なお香と少しだけ異なる点は、天然成分でできた香料のため癒し効果があり、海外では病院や高級ホテル、ヒーリングサロンでも使用されているんです。

空気を浄化する成分が含まれているため、お部屋の締めきった臭いや、ペットやタバコ、汗、お食事、玄関やトイレの臭いを消臭し、ウィルス除去効果までしてくれます!

本日は少し不思議で、持っているだけでオシャレなアルメニア・ペーパーについてご紹介いたします。

アルメニア・ペーパーとは

アルメニア・ペーパーとは、紙に香りがしみ込ませてあって、その一端に火をつけて煙をただよわせたり、紙そのままで香りを楽しんだりするお香。アルメニア地方で香りのよい木をみつけたイタリア人が、なんとかこの香りを本国に持ち帰りたいと香木をオイルにつけ、それを紙に浸して持ち帰ったのが名前の由来だそうです。

当時も普通のお香のように紙を燃やして匂い消しとして重用していたそうですが、実際には燃やさずに置いておくだけでも十分な香りなんです。

筆者が愛用しているのは、イタリアの老舗薬局「Santa Maria Novella(サンタ・マリア・ノヴェッラ)」が販売しているアルメニア・ペーパー。Santa Maria Novellaの起源は、1221年のフィレンツェの修道院。当時、修道僧が薬草やハーブを用いて、薬剤などを調合していたそう。

その修道院が後にサンタ・マリア・ノヴェッラ教会となり、現在でもその教会がサンタ・マリア・ノヴェッラ・フィレンツェ本店になっています。修道僧たちが薬草を栽培して薬剤を調合していたことから“世界最古の薬局”と呼ばれているそうです。

誕生から400年以上の時が経った現代でも、当時の調香そのまま。世界中で愛用されていて、高級ホテルなどにも使用されています。このペーパーの匂いの印象は「ちょっと古いけど、神聖で、荘厳さを感じる教会のような匂い」と表現したらよいのでしょうか…。派手な匂いではなく、心が落ち着くような、とても幻想的な香りがします。薬局が作ったお香だけあって、空気清浄効果があり、風邪の予防にも役立つという説もあります。

使い方について

使い方は、もちろんお香の一種ですので火をつけてもいいのですが、まずは香りを存分に楽しむのもおすすめ。開封当初は、使用前の状態で全枚数が密集しており香りがギューッと凝縮された状態なので、匂いが少し強め。

そこで開けっ放しにして部屋や玄関など匂いが気になるところに一週間ほど放置しておくのもオススメ。一週間ほど経過すると、1枚ずつ使用して香りを楽しみましょう。香りがしなくなったかなと感じた時に火を付けて焚く使い方がおすすめです。

ペーパーに火を付ける時には、アコーディオンのように蛇腹に折って端の方に火を付けます。火を付けて本来のお香として使用すると、時間が経過して香りが飛んでいたはずのペーパーからもう一度、香りが力強く空間に広がります。

燃やし初めは、お香の香りというよりは、「紙が燃えている香り」といった印象をうけられるかもしれませんが、火が消えてしばらくした後からアルメニア・ペーパー本来の香りが空間に溶けだして馴染み、広がります。またそれと同時に部屋中の不要な臭いはリセットされます。

元の香りがお好きであれば、半分にカットして使用するなど好みで長さ調節でき、さりげなくほのかに香らせることが出来るので香水が苦手な方でも楽しむことができます。

天然成分で火を使わずにを使うことも出来るので、火の始末に気を配らずに楽しむことができるのも魅力ですね。

筆者は、日頃このペーパーを財布やカバン、ズボンのポケット、また部屋だとクローゼットの中にいれて使っています。カバンを開けた時や、買い物で財布を開ける度にいい匂いがするので、テンションがあがるんです。

香水は時間経つと匂いが消えてしまうけれど、このペーパーはふわっとずっと香ってくれるので、香水とアルメニア・ペーパーを使い分けています。

たまたまカバンなんかを開けた時に、ふと匂ってくれるさり気なさがとりこになるんです。

匂いがしなくなったら、部屋に持ち帰り火をつけて二次利用できるところから、捨てどころが全くないのもお気に入りのポイントの一つ。

さいごに

世にも珍しい「紙の香水」こと、アルメニア・ペーパーをご紹介させていただきました! 香水を人におすすめするのは難しいこと。

いろんな仕事や場所、その人のファッションや、そもそも体臭のタイプによって合う匂いは違ってきます。だけど、このアルメニア・ペーパーは香り方が違うので、どんな香水を使っている人でもその人の匂いを邪魔しません。

人にアピールする香りというよりも、自分がカバン開けたときとか、ふとした瞬間にしか匂いがしないので、誰にでもおすすめできる香りとなっています。カバンの中、ジャケットやコートのポケット、財布の中、車内のフレグランスとして、燃やして部屋の臭い消しと様々な用途に使えるので、ぜひ皆さまもお試しください!