インスタグラムは2019年6月時点の日本国内の月間アクティブユーザー数は「3300万人」を突破したことを発表しました。日本人の人口が約1億2千万人ですので、おおよそ4人に1人がインスタグラムを利用しているという事になります。それだけ、国民の生活の一部になっていると言っても過言ではありません。
そのうち、年齢層の分布・男女比はどのようになっているのでしょうか?
また、世界と日本国内のユーザー数(人気)を比べるとどのような違いがあるのでしょうか?
当記事では若年層〜高齢層まで年代別のユーザー数を紹介します。
また、他の主要なSNSと比較してどのような特徴があるのかについても詳しく解説します。
2010年にリリースされてから、現在世界中では10億人以上の人に利用されているインスタグラムですが、日本語版がリリースされた2014年頃はどこか若者向けのような印象を持っていた方が多いと思います。
しかし現在では企業なども最新の情報を配信したりマーケティングや広告に活用しているなど、若者向けの印象は薄れ、幅広い世代・用途に利用され流ようになってきています。
こういったSNSのアカウントをうまく運用できるかが企業としても重要な課題になっています。
こちらが日本国内のインスタグラムの年齢別・男女別ユーザー数(推定)です。
やはり、20代のユーザーが多いのは多くの人が予想通りだとは思いますが、30代・40代も多くの方が利用していることが分かります。
最も多いのは20代で1千万人以上、次に多いのが30代の750万人で、40代の550万人、10代の400万人、50代の250万人と続きます。そして驚く事に、60代にもおよそ100万人のユーザーがいます。
年齢別のユーザー数は分かりましたが、男女別だとどのような分布になるのでしょうか?
年齢によってもユーザー数や利用率などの違いがあるくらいですので、男女でも違いが出ました。
どの年代も概ね女性6・男子4くらいの比率になり、女性の方がインスタグラムを利用している人が多いという結果になりました。
美しい写真などが好まれる傾向にあるのも女性が多いのが影響しているのかもしれません。
30代、40代にもユーザーが多い理由は、二つ推測できます。
一つ目は、単純にリリースから10年以上経過して年齢が上がっている事です。リリースされた当時、または日本語版が出た当時20代だったユーザーも10年経つと30代になります。そのことからユーザーの年齢層が上がってのも頷けます。
二つ目は、インスタグラムの投稿の傾向の変化です。
時代の流れとともにブームも過ぎて行きますが、インスタグラムも例外ではなく今後も変わり続けるでしょう。
では、投稿の傾向はどのように変わってきたのでしょうか?以下で変遷の概要と、それがどのように年齢層の変化に影響しているのか解説します。
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これまでは、インスタの投稿はいかに「盛れるか」や、いかに「キラキラ」した写真を使うかを重視していたように思います。
しかし、ここ数年は「自然な良さ」を出そうとしている投稿が増えてきていて、落ち着いた雰囲気のある写真や「生活感」のある投稿などが好まれる傾向になってきています。
時が経つとともに年齢層が上がりこのような傾向が現れ始め、この傾向がさらに中〜高年層のユーザーが利用しやすいSNSにしています。
これまで年齢層の変化について紹介してきましたが、実はインスタグラム自体も機能面で進化を続けています。
その中でも現在インスタグラムのメイン機能になっている物を紹介します。
2016年:ストーリーズ導入(24hで消える投稿)
2018年:IGTV(60秒以上の動画投稿が可能に)
ストーリーズは、24時間で自然に閲覧できなくなる投稿機能で、今伝えたいことなどの投稿に利用されています。通常の投稿機能よりも気軽に投稿する事ができるため、ストーリーズを多用している人もいるほど人気の機能です。
IGTVは、スマホ全画面表示の60分までの動画を共有できる機能です。通常の投稿機能では最大1分の動画鹿投稿できない為、長尺の動画を載せたい場合には非常に助かる機能です。この機能により、画像も動画も文章も投稿ができる万能型のSNSになったと言えます。
このように、時代のニーズに合わせて新機能を徐々に充実させ、進化を続けています。
Instagram(インスタグラム)の特徴
ここまでインスタグラムのユーザーの年齢層について紹介しましたが、他の主要なSNSのユーザーの年齢層はどのようになっているのでしょうか?
日本国内の月間アクティブユーザー数が多い順に、世界とのユーザー数の違いにも注目しながら紹介していきます。
調べてみると、各SNSによって年齢層と男女比・人気にも違いが出ました。
ラインの国内月間アクティブユーザー数は「8,600万人」です。日本国民の3人に2人が利用しているという事ですので、日本において、生活の一部といっても過言ではないほどなくてはならないSNSです。連絡手段として最も利用されていることは間違い無いでしょう。
世界で見るとアジア中心に利用者が多く、あまり普及しているとは言えない状況です。日本で開発された、日本製のSNSの代表格です。
こちらは意外にも、40代が1番ユーザーが多いという結果になりました。仕事のツールとしても欠かせないものになっていることも要因の一つかもしれません。
男女比は、どの年代も女性が多いという結果になりました。
LINE(ライン)の特徴
ユーチューブの国内月間アクティブユーザー数は「6,500万人」です。世界全体では「20億人」で、日本と同じようにユーザー数ランキング上位に入る世界最大の動画共有サービスです。
数字上は40代のユーザーが1番多くなりましたが、育児にも使用されていて、ユーチューブを観る赤ちゃんがいるほど全世代に普及しています。
また、ユーチューブで主な収入を得る「YouTuber(ユーチューバー)」が、小学生の「なりたい職業ランキング」で上位にランクインするほど幅広い世代に愛されているSNSです。
男女比は、30代以上の全ての年代で男性の方が多いという結果になりました。
YouTube(ユーチューブ)の特徴
ツイッター の国内月間アクティブユーザー数は「4,500万人」です。日本ではユーチューブの次に人気のあるSNSですが、世界に目を向けると、「3,3億人」で、ランキング上位の方ではありません。
リリースされたのが、フェイスブックの2ヶ月先でほぼ同時期ですが、現在の成長では大きく差をつけられています。新しいSNSが台頭するたびに立ち位置が下がっているような印象です。
ツイッターのユーザーの年齢層は、1番多いのはやはり20代と言う結果になりました。
しかし、その次に続くのが40代でほぼ同じ数の人がツイッターを利用しているという少し意外な結果です。
男女比は全体的にみると、男性が多いことがわかります。
Twitter(ツイッター )の特徴
国内のインスタグラムのユーザー数は、ツイッターよりは少なく、フェイスブックよりは多い事がわかりました。
世界では、フェイスブックより少なく、ツイッターよりは多いので、全く人気度が違うのが驚きです。
フェイスブックの国内月間アクティブユーザー数は「2,600万人」です。ここで驚きなのは、フェイスブックは世界ではダントツでユーザ数の多いSNSだという事です。日本ではあまり普及していない事がわかります。
フェイスブックのユーザーの年齢層は、1番多いのは40代と言う結果になりました。
2004年に初版がリリースされ、SNSの中では古株のような存在です。その影響もあってか、年齢層が比較的高い印象です。
性別比は全体的にみると女性が占める割合が多いという結果になりました。
Facebook(フェイスブック)の特徴
ティックトックの国内月間ユーザー数は「950万人」です。2017年の公開以来、急激な成長を見せ、世界でも月間ユーザー数は「8億人」を突破しました。
年齢層は詳しいデータは公表されていませんが、10代20代で半分以上を占めていると言われています。現在は流行のノリが若い傾向にあり、中高年層にとっては「くだらない」と思えるようなコンテンツが多いため、なかなか参入しづらい状況です。
短時間で見終わる動画が多く、投稿も気軽にできるため、更新頻度が高く、ちょっとした空き時間にもつい観てしまうようなSNSです。
Tik Tok(ティックトック)の特徴
こちらは従来のSNSとは少し違い、テキスト(文章)・画像・つぶやき・音声・動画の5種類の記事を投稿できる、ブログとの中間にあるようなSNSです。2014年のサービス開始から近年急激に成長しています。
ノートの国内月間利用者数は「6,300万人」です。こちらは1ヶ月にノートを訪れたユーザー数で、実際の登録者数は260万人です。
ユーザーの年齢層は、20〜40台のビジネスパーソンが多いという結果になりました。
ノートはブログやSNSに比べ、仕事で得た知識やノウハウを後悔していることや有益なコンテンツがとても多く、勉強に使用している人もいる事が影響しているのでしょう。
note(ノート)の特徴
また、他の主要なSNSについても年齢層や世界・国内のユーザー数を紹介しましたが、いかがだったでしょうか?
年齢層はSNSによって違ったり、ユーザー数(人気)は日本と世界では大きく違いがありましたね。
もちろん、各SNSによってそれぞれの良いところがたくさんあるので、当記事で気になったSNSがあれば利用してみるのも良いかもしれませんね。