【colorful – マーケティング】3年間インスタグラムでマーケティングをしてみて思ったこと「リポストの重要性」


さて、インスタグラムのマーケティングをかれこれ3年間ほどしていると、3年前はインスタグラムがマーケティングに適しているという概念が現在よりも薄かったことがよく分かります。

現在のように「リポスト」「タグ付け」などの重要性や必要性がそこまで求められていなかったり、重要視されていなかったことや、ストーリーズの機能も今ほど充実はしていなかった。

だが、写真で何かを伝えられるなんて媒体自体、マーケティングに使えない訳がない。そう思い、現状のインスタグラムでできる施策は一体何なのかということをよく考えていたことも多々あった。ここで全て書き出すには難しいが、インスタグラムでマーケティングを行う際に必要最低限、頭に入れておくことやポイント、重要視することを書き出して行こうと思う。

⑴リポストを使った投稿の再利用可はとても便利

リポストとは「Re」+「Post」の略語であり、投稿(Post)を再利用可するといった意味でもあることから、投稿母数を増やすことができることでも、アカウントの投稿頻度を上げることができるというメリットとしても活用することができる。

インスタグラムのマーケティングに欠かせない「通常投稿」では、投稿のクオリティも追求しなくてはいけない部分があるが、何よりもアクティブに運用していることをアピールする必要がある為、出来るだけ投稿をすることが何よりもPRに繋がると言っても過言ではないでしょう。

「リポスト」を行う際に気をつけなければいけないこと

「インスタグラム上に上がっている投稿をスクショして再利用してもいい」
「他人の投稿を保存して、丸ごと使い回せばいい」

などの考えは完全にNGであること、またここでリポストという概念を再理解する必要がある。これには、インスタグラムの利用規約の中に書かれている「著作権」について見ていく必要もある。

*以下インスタグラム公式ヘルプセンター「著作権」

https://www.facebook.com/help/instagram/126382350847838?helpref=related

このページでは、インスタグラムでの「著作権」について、やっていいこと、やってはいけないこと、全て明確に記載されている。基本的に著作権とは、個人または企業などが保有する権利のようなものだ。

ここで、多くの禁止事項を確認することができるので、最低限気をつけておかなければいけないことを頭に入れておく必要がある。

多くの国で、著作権は書籍、音楽、映像著作物、アートなどのオリジナル作品を守るための法的権利です。一般に、このような作品を創作した場合、創作の時点から著作者に著作権が与えられます。

他人の投稿(画像)の無断転載はNG!

これは、当たり前と言ってしまえば当たり前なこと。恐らくどんな人であっても、他人がインスタグラムに投稿した画像や動画を自分で撮影して投稿したように利用するような行為はダメだとわかっているはず。勿論ですが、他人の投稿を加工して投稿するのも著作権の侵害になります。

無断掲載はアカウント利用停止や凍結の対象にもなり得る

インスタグラムでは、どんな投稿でもインスタグラム運営に「報告」することができるような仕組みになっている為(上)画像のように投稿の右上にあるメニューボタンから「不適切な投稿を報告」といった通報ができる。

さらに進んでいくと、著作権の侵害以外にも、数々の報告メニューがあり「スパム」や「わいせつなコンテンツ」を報告することもできる。著作権の侵害は「その他」を選択。

そうすると(上)画像のように「暴力的脅威」や「薬物の売買・宣伝」「自傷行為」「嫌がらせ」などと一緒に知的財産の侵害という項目が表示される。これが著作権の侵害ということだ。

ここで重要視しておきたいのは、ここに並んでいる項目はインスタグラムだけではなく、SNSとして「最も重い」違反行為だということ。その中に入っている著作権の侵害なので、アカウントの利用停止・凍結の処置を最も重く受けやすいと思ってもいいでしょう。

しかし、その報告が間違いであったり、その間違いを繰り返し報告を行ったり、競合のアカウントに対して著作権の侵害でもないのに、このような報告を続けていると「報告をしている当人のアカウント」が利用停止・凍結の対象となります。なので、しっかりとその投稿が違反しているのかを確認しつつ報告する必要があるのです。

じゃあリポストは無理じゃないか?

そう。こう考えてみると「リポスト」というもの自体が不可能なことだと思ってしまいそうになる。しかし、リポストアプリなんてものもあることからも、禁止されていることではないんじゃないか?とも思えてきますよね。

リポストでは「キャプション」が最重要!

(上)画像を参考にして見ていくと、左下の矢印が指しているボックスのようなものが「キャプション」となっている。
このキャプションでは、他人の投稿をリポストする際に「誰の投稿からリポストしたのか」という表記になります。

このキャプションがあるリポストは、引用元がしっかりと掲載されているというように判断され、リポストを行なっても問題視されなくなるといわけだ。

キャプション機能付きのおすすめリポストアプリ

キャプション機能がついていないリポストアプリを利用するのは無断転載になるのでNGです。以下のおすすめアプリでは、必ずキャプション機能がついており、無料で利用できるリポストアプリになっています。ちなみに、インスタグラムが公式で提供しているリポストアプリは現段階では存在しないので、アプリ名にインスタとついていても勘違いしないようにして下さい。

①PhotoAround(フォトアラウンド)

PhotoAround リポスト/バックアップ
開発元:fukutani tatsuhiko
無料
posted withアプリーチ

リポストアプリの中でも、最上級に使いやすく、インスタグラムからリポスト素材を探さなくとも、このアプリ自体がインスタグラムのような作りになっていること、また、キャプションの自由度も非常に高い。


(上)画像がPhotoAroundのアプリ内のスクリーンショットとなっている。レイアウトは少し違うものの、インスタグラムを開いているような感覚に陥入る程のクオリティ。ちなみに、このアプリでは写真だけではなく、動画・ストーリーズのリポストもできるようになっている。

(上)画像はリポストしたい投稿を表示させたスクリーンショット。ここで矢印が指しているボタンを押すことで、キャプションの編集を行えるようになっている。

(上)画像は、キャプションの編集画面。これからリポストする画像のキャプションの色・位置をklいめることができるようになっているPhotoAroundでは、投稿に合ったキャプションをつけることが出来るので、クオリティも高くリポスト出来る。

(上)画像のように、右側にキャプションを付けて作成することも、色を変えることも出来るようになっていることがよく分かる。

また、リポストするための画像作成が完了した段階で、(上)画像のように、PhotoAroundから直接インスタグラムへの投稿が可能になっている。更に、フィード投稿だけではなく、ストーリーへの投稿も可能なので、使い方によってはかなり便利なことが分かるでしょう。

投稿した画像も保存しておきたい。と思うこともあるだろうが、PhotoAroundでは画像が完成した状態で投稿すると、事前にスマートフォン,iPhoneの端末に画像が保存されている。

さいごに

「リポストを使う」ということは一見簡単で単純なことではありますが、そこにはしっかりとルールがあり、単に投稿するだけではなく、クオリティも重視されてきていることを理解するだけで、今後の運用が違ってくることでしょう。

特に、企業アカウントやインスタグラマー、インフルエンサーと呼ばれている人たちは「信用度」が第一だと思うので、この辺の規約や仕組みをしっかり理解しておかなければ、ビジネスとして成り立たなくなってくる部分が見えてきてしまいます。
この記事を最後まで読んで、少しでも不安がある人はこれからのインスタグラム運用の改善をしてみてはいかがでしょうか!