【colorful – マーケティング】3年間インスタグラムでマーケティングをしてみて思ったこと「費用感」


インスタグラムでマーケティングを行いたい。そのような相談も数々受けてきたが、何より「費用」に対してできることが限られてしまい、思った以上に結果を出すことができない。意外にも費用は結構かかってしまう。ということもあり、

特に、インスタグラムのマーケティング(企画含む)は大体どの程度の費用感でお願いすることができるのか。という部分も謎めいたものになっている為、実際に頼むにも費用感が全然わからない企業の方が多いはずだ。そのため、出来るだけ分かりやすくまずは初歩的なマーケティング費用について関わってくることをご紹介していこうと思う。

インスタマーケティング費用感⑴投稿の代行をするには

まず何よりもインスタグラムで1番困ることといえば「投稿」についてだろう。特に、投稿の雰囲気・世界観などを決めていく必要がある上、出来るだけオリジナリティを感じさせることができる投稿が必要になってくる。まずは、投稿を代行するということは何が必要になってくるのか、どこを重視しないといけないのか、という部分を考えていく必要がある。

兎に角投稿を代行したい。しかしその前に、この場合は投稿素材がしっかりと用意されているか、全くの0から投稿素材まで用意をお願いしたいのかで費用は変わってくるということをまずは理解する必要がある。

以下はインスタグラムの運用を代行以来する際に、まずは投稿素材について考える必要がある理由。

投稿素材がある 投稿素材が全くない
用意されている投稿素材の量が適切な量数か確認し合う まずは何からPRしたいのか、投稿素材を作り出すことから始める
加工したとしても解像度が落ちない投稿素材があるか確認し合う カメラマンが必要か、日々の投稿素材収集が必要か確認しつつ進める
投稿代行だけなら素材はあるので低価格で済む 投稿素材造りからの以来になるので、費用も高い

こう比較してみるだけでも、投稿素材が用意できているのか、できていないのかで全く費用感は変わってくる。さらに、全く投稿素材の用意がなく、自社で考えている世界観のクオリティが高い場合はカメラマンや画像編集するスタッフの起用が必要になってくるので、さらに費用感がますことでしょう。まず運用代行する前に「投稿素材」について見直してみることは必要でしょう。

インスタマーケティング費用感⑵何をKPIとするのか?

電話とラップトップを使用している人

次に考えなければいけないのが「何を最終地点」として考えて運用するのか?ということだ。運用を以来される側は、投稿ならスケジュール通りの投稿をすればそれがKPIとなり、それが結果になる。

しかし、ただただ投稿だけを依頼する人も少ないことでしょうから、何かもっと大きな結果を追求したいと考えて運用依頼する人・企業が多いでしょう。その中でも特に「フォロワー数を増やす」ことは大概付きものであり、フォロワー数と何か、またはいいね数と何か、と言った結果を追求したくなることでしょう。

以下にはインスタグラムの運用を代行以来する際に、まずは依頼者側がしっかりと決めなくてはいけない事項。

項目(難易度↓) 例(よくある)
いいね 投稿に対しての平均いいね数を決める
フォロワー増加 1ヶ月で〇〇人のフォロワー獲得を決める
プロフィールへのアクセス 1週間ごとのアクセスを決める
プロフィールURLのクリック数 1ヶ月間のURLクリック数を決める
URLクリックから購入・販売など 外部サイトでの販売数を決める
上記全て 全てをレポート化し1ヶ月毎にKPIを達成する

いいね〜URLクリックからの購入まで、難易度も非常に変わってくることからも、短期運用というものはインスタグラム運用代行では考えられなく、最低でも3ヶ月程度の運用代行になることだろう。特に、インスタグラムアカウントをまだ開設していない、開設しても運用を始めていない、といった状況であるならば結果を出すにも時間がかかってしまう。

まずは、運用代行を依頼する前にその点も含めて社内で「今」どういう状況なのか、ということを理解し、始めからどういう状況なのかを伝えた上で話を進めたほうが、擦り合わせもスムーズに進み、早めな段階で費用感もわかってくることでしょう。

インスタマーケティング費用感⑶インスタグラマーを起用するのか?

また、何か商品・サービス・イベントなどに限らず、一番最適な広告として「インスタグラマーの活用」は魅力的なものになっていることだろう。特にインスタグラムだからこそ利用できる「特殊な広告」となっている。

インスタグラマーと呼ばれているユーザーの特徴としてまず上がるのが「フォロワー数」であり、フォロワー数が多ければ多いほど、知名度、拡散力が高く、PRを依頼するにあたって販売向上効果が得られるというものだ。インスタグラマーは元々、フォロワーという名の「ファン」を持っているので、そのインスタグラマーがおすすめした商品・サービスに興味を持つユーザーも多いというシンプルな理由だ。

以下にはインスタグラマーに以来する際に、まずは依頼者側がしっかりと見極めなければいけない事項。

項目 重視する理由
フォロワー数 どれだけのユーザーの目に入るのか
投稿へのいいね 投稿に反応する人はどれだけいるのか
投稿へのコメント いいねよりもリアルな反応なので最重要
投稿のアクティブさ インスタグラマー自体がインスタを活用できているか
今まで案件を受けた過去があるか 過去があればスムーズな取引ができる
ストーリーは配信しているか 投稿だけではなくストーリーでもPRしてもらえる可能性が高い

上記の表は初歩的なものであり、ただただフォロワーが多いインスタグラマーにPRを依頼したところで、思っている以上の結果が出ないといったことが多い。その理由は、フォロワー数だけに目がいってるからだ。確実に効果を出さなければならない場合「フォロワー数+フォロワーの質」を考えなくてはならない。

例:フォロワー数10万人(外国人80%)
*PRしたい理由は、国内限定販売するファッション商品

例えば上記のように、フォロワー数は10万人もいるが80 %が外国人ユーザーだとする。しかし、PRして販売効果を得たい商品は国内限定で販売される商品だとする。その場合、フォロワー数だけで見ると10万人かもしれないが、販売効果が期待できるフォロワー数は10万人のうちの20 %の「2万人」ということになる。

このように考えていくと、ただのフォロワー数だけではなく「KPIはなんなのか」「国内なのか」「海外なのか」「ただただ目に入れるだけでいいのか」といった様々な理由により、インスタグラマーのフォロワー数の見方が変わってくるのだ。

上記の例は海外ユーザーだったが、もし「男性向けの商品をPRしたい」場合、フォロワーの大半が女性のインスタグラマーに依頼したとしても、何も意味がない。

結果的に、インスタグラマーに依頼すれば効果が出る!といった素人考えではなく、このインスタグラマーだったら自社のPRに最適なフォロワー数だと、そのPRとマッチしたフォロワー数を持っているインスタグラマーに依頼することが必要なのだ。

最後に

インスタグラムの運用と言っても、SNSマーケティングに変わりはないので、色々と施策を重ねつつ状況に応じて見直し、変更が必要になることの方が多いことだろう。簡単なように思えるが、運用代行を依頼するにも、少しばかり話ができないと、自社のアカウントは一体どんな状況に置かれているのか、効果は出ているのか、ということが把握できなくなってくる。

特に、販売個数などをKPIにしている場合、前提はどうでもいいから販売数を上げてくれ。という依頼は非常に難しく、結果が出しづらい。もちろん代行依頼はできるが費用感は思っている以上に掛かってくることだろう。