【DJ】異彩なサウンドを放つYellow Claw(イエロー・クロウ)って!?


みなさんはYellow Claw(イエロー・クロウ)の名を聞いたことがあるでしょうか?
ヒップホップ、ダブステップ、トラップ、ムーンバートンといった様々なジャンルを横断し、独自のサウンドを築き上げてきた音楽デュオなのです。
彼らの出演する音楽フェスでは、毎回会場を熱狂の渦に巻き込んでいます。
2010年に結成され、Jim Aasgier (ジム) とNizzle (ニズル)のオランダ人2人組により構成されています。
そんなYellow Claw(イエロー・クロウ)を徹底解剖していきたいと思います。

Yellow Claw(イエロー・クロウ)とは!?

ではみなさんに今話題のYellow Claw(イエロー・クロウ)がどんな2人組なのかをご紹介させて頂きたいと思います。
彼らは、2010年に結成されたオランダ・アムステルダム出身のEDMユニットです。
メンバーは、MC・プロデューサー担当のBizzey (ビジー)、DJ・プロデューサー担当のJim Aasgier (ジム) 、DJ・プロデューサー担当のNizzle (ニズール)で構成されています。
彼らの音楽は、ヒップホップやダブステップ、トラップミュージックやムーンバートンなど、非常に幅広いジャンルの音楽をミックスした独特なサウンドばかりで非常にかっこいいと高評価を得ています。
ちなみに、世界の人気DJランキング「DJ Mag TOP 100 DJs」では、2015年に初登場で76位にランクインをし、今最も注目をされているアーティストの1組なのです。

Yellow Claw(イエロー・クロウ)のキャリアは!?

ここでYellow Clawのキャリアがどれほどのものなのかをご紹介させて頂きたいと思います。
Yellow Clawは2010年半ばに結成して間もなく、オランダのアムステルダムの人気ナイトクラブ「Jimmy Woo」にてパーティーのホストを務めたことで注目され始めました。
その後2012年から2013年の間に数々のヒット曲を飛ばし、当時YouTubeでPVの再生回数も400万回を突破するという偉業も成し遂げました。
その間もオランダで数々のフェスティバルでパフォーマンスを披露していました。
そして2013年にはアメリカ出身の名プロデューサーDiplo(ディプロ)のレーベル、「Mad Decent(マッド・ディセント)」と契約をしました。

※「Mad Decent(マッド・ディセント)」は、Diplo(ディプロ)が2005年に自身で立ち上げたダンス・ミュージックのレーベルです。

同年3月に初のEPアルバム「Amsterdam Trap Music」をリリースします。
そして、6月にはDiplo(ディプロ)やそのレーベルメイトと共にBBC Radio 1に出演を果たすのです。
さらに、7月には世界最大規模の音楽フェスであるTomorrowlabd(トゥモローランド)にも出演し、その勢いに乗って9月にセカンドアルバム「Amsterdam Twerk Music」をリリースしました。

11月にはオランダが生んだハウスシーンのトップリーディングレーベル「Spinnin’ Records」と契約した後、オランダのシンガー Rochelle(ロシェル)の美しい声が光る初のシングル「Shotgun」をリリースしました。
これが大ヒットをし、オランダやベルギーのチャートでトップ10入りを果たしました。
その後、同年同月にFool’s Gold Records(フールズ・ゴールド・レコーズ)のもとでFlosstradamusとのコラボシングル「Pillz」という曲をリリースしています。

※Fool’s Gold Records(フールズ・ゴールド・レコーズ)は、アメリカ合衆国ニューヨーク州ブルックリンのインディペンデント・レコードレーベルで、音楽プロデューサーでDJのA-Trakが主宰しており、主にエレクトロニック・ダンス・ミュージックをリリースしています。

また、2017年1月7日に日本で開催された「electrox 2017」への出演も果たし、モッシュピットも出現するほど、会場を熱狂の渦に巻き込みました。
さらに、2017年4月29~30日に日本で初開催となる「EDC Japan 2017」への出演も果たしました。

 

Yellow Claw(イエロー・クロウ)が主宰のレーベルとは!?

2014年にはYellow Claw自身のレーベル 「Barong Family(バロン・ファミリー)」を発足しました。
ちなみに、Spinnin’ Recordsの傘下のレーベルとなります。
最初に契約したアーティストは、「Mightyfools」というアムステルダムのグループで 「Lick Dat」 というファーストソングをリリースしました。
続いて、「Money Grabber」のYung Felixなど色々なアーティストと契約しています。

所属アーティスト紹介!!

【Yellow Claw】
【Mightyfools】
【Yung Felix】
【Coone】
【Wiwek】
【LNY TNZ】

Yellow Claw(イエロー・クロウ)の代表曲!!

曲名【Shotgun ft. Rochelle】
Yellow Clawの一番有名な曲と言えば、この「Shotgun」で間違いないでしょう。
Rochelle(ロシェル)の美しいボーカルとユニークなサウンドが特徴的です。
曲名【Till It Hurts ft. Ayden】
ちなみに、この曲のPVはタイのバンコクで撮影されており、内容はバンコクのセブンイレブンで一目惚れするところから始まります。
なかなか面白い設定ですよね。
“Love Me Till It Hurts”とは「ひたすら私を愛して!」という意味で、偽りではなく燃えるような本物の愛が欲しいといった感じのことを歌っています。
曲名【In My Room (feat. Ty Dolla $ign & Tyga)】
アメリカのプロデューサー、DJ Mustard(DJ マスタード)とのコラボ曲に、ラッパーのTyga(タイガ)とTy Dolla $ign(タイ・ダラーサイン)をフィーチャーしたナンバーになっています。
ヒップホップとトラップを混ぜた斬新なサウンドが、玄人からみても絶妙なスパイスが効いています。


曲名【SIN CITY】

こちらはYellow Clawらしい押せ押せのトラップ系サウンドとなっています。
アルバム「Blood For Mercy」収録曲でもあり、人気曲です。
曲名【DJ Turn It Up】
当時はクラブでよく流れていた曲ですので、一度は耳にしたことがある人もいるのではないでしょうか。
一度聴いたらサウンドとフレーズが耳から離れないないですね。
曲名【Techno Ft. Waka Flocka Flame】
DiploとLoony Tunez (ルーニー・チューンズ)、ラッパーのWaka Flocka Flameが参加したこの曲は、PVを通してドラッグの危険性を訴えています。
テンションを上げようと女の子が売人から買ったドラッグを飲んで、クラブで踊っている最中にショックを起こして最後には亡くなってしまうという悲しいストーリーになっています。
ドラッグは絶対にいけないという強いメッセージのある曲です。

 

Yellow Claw(イエロー・クロウ)は大の日本好き!?

ここでYellow Clawが実は大の日本好きではないかと伺える行動がありますので、それをみなさんにご紹介させて頂きたいと思います。
2016年以降の彼らの動向を振り返っておきたいのですが、ご存知のように、2016年5月に初来日公演を東京・新木場「ageHa」で行ない、9月には「SENSATION JAPAN」で再来日しました。
さらに、2017年の年明け早々には「electrox 2017」で来日したのに加えて、4月末の「EDC Japan 2017」への参戦もしていました。
もしや大の日本好きなのでは?という噂も出たほどです。
とにかくアジア好きということだけは間違いなさそうです。

そして、ヒット曲「Till It Hurts feat. Ayden」のミュージック・ビデオはタイのバンコクで撮影されていたうえ、彼らの発足したレーベルBarong Familyのバロンとは、インドネシアのバリ島に伝わる聖獣のことを指します。
そのうち大金持ちになったら、バリ島に住みたいと話していました。
すでに別荘くらいは持っていそうですけどね。
Barong Familyには、彼らも共演しているチェイスのような中国人アーティストも所属していることも理由の1つです。
つい先日「The Barong Family Compilation」なるコンピ・アルバムもリリースされており、レーベル所属アーティストたちが多数登場する短編ドキュメンタリー「The Barong Family Album Documentary」もオンライン公開されているので、是非ともチェックしてみて下さい。

Yellow Claw(イエロー・クロウ)はトリオからデュオへ!!

前述させて頂いた通り、Yellow Clawはデュオです。
しかし、元々はトリオで活躍をしていました。
2016年の「EDC Las Vegas」のステージを最後に、MCのビジーがグループを脱退したのです。
すでにビジー抜きの彼らのステージを体験したファンも多いかと思いますが、今後はMCを加えることなく、デュオとして活動を続けていくことになりそうです。
突然の脱退だったとはいえ、今でもビジーとは仲良しで頻繁に連絡を取っていると語っていました。

2016年8月にリリースされたDJスネイクのファーストアルバム「Encore」には、以前からコラボを繰り返してきた彼らも参加しています。
両者の共演による「Ocho Cinco」には多数のリミックスが作られたのですが(実に30バージョン近くもあります)、Your EDMの最新インタビューで、彼らはマイク・セルヴェロによるリミッックスが特にお気に入りだと答えています。
マイクもBarong Familyに所属する躍進中の注目アーティストなのです。
今後の活躍にも期待できそうです。

 

Yellow Claw(イエロー・クロウ)の今後にも期待!!

みなさんいかがでしたでしょうか?
今までYellow Clawを知らなかったという人でも、今回で彼らの凄さを理解して頂けたと思います。
ジャンルの垣根を越えて創り出される彼らのサウンドは、本当に今までの音楽界の歴史を変えてきました。
斬新であるとはまさにこのことを言うのでしょう。
今後の日本でも間違いなく、彼らの人気にさらに火が付くことでしょう。
これからも目が離せませんね。

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