謎のインスタグラマー!鷹鳥屋 明って一体何者!?


謎のインスタグラマーとして話題の鷹鳥屋明さん(@shams_qamar_jp)を知っていますか?サウジアラビアを初めとする中東地域と日本との橋渡しとなるべくさまざまなメディアで活動をしている鷹鳥屋明さんは、中東で最も有名な日本人とも言われています。

鷹鳥屋さんのインスタグラムは中東地域に住む人にとっても人気で、先日サウジアラビア国王が来日した際に日本のメディアにも多数出演していたこともあり、現在フォロワー数は6万9千人近くにもなっています。鷹鳥屋さんのインスタアカウントには個性的な写真がたくさん。

投稿にアラビア語を使っていたり中東地域のフォロワーからのコメントが多かったりと、一度知ってしまうとつい興味をもってしまうアカウントです。今回は、そんな謎に包まれたインスタグラマー、鷹鳥屋明さんを紹介したいと思います。

鷹鳥屋明さんのプロフィール

それではまず、鷹鳥屋明さん(@shams_qamar_jp)のプロフィールから見ていきましょう。鷹鳥屋明さんは1985年生に大分県で生まれました。高校時代までを地元大分県で過ごした後、上京をして筑波大学に進学しています。

大学での選考は歴史学だったそう。歴史が好きで歴史学者を目指したほどだったそうですが、ガンダム好きでもあった鷹鳥屋さんは「ガンダムを作りたい」と、重電メーカーに就職しました。ガンダムが好きで学者からメーカー勤務へ路線変更するなんて、このあたりのエピソードにも鷹鳥屋さんのアクティブな性格が表れていますよね。

鷹鳥屋さんが現在のような中東に関係する活動を始めたのはそのメーカーに勤務している時のことでした。メーカーに勤務している頃、外務省のサウジアラビア青年交流団というものに抜擢されてサウジアラビアを滞在することになり、そこからバーレーン、カタール、アラブ首長国連邦などを訪れて中東世界に興味を持ち始めたのだそうです。

中東の文化や歴史、情勢を学びながら、日本と中東の橋渡しとなるべく、インスタグラムやツイッターを初めとする自身のSNSの他にも様々なメディア媒体を使ってアラブ地域の人々に向けて日本文化の紹介を行っています。そうするうちに鷹鳥屋さんは中東の人たちの間でだんだん話題になり、今ではインスタグラムで数万人ものフォロー数を誇ります。

さらに鷹鳥屋さんは現在、日本と中東をつなぐベンチャー企業で商品企画の仕事もしています。日本や中東地域でアラブの民族衣装を身につけてパフォーマンスを行うというSNSでの個人的な活動と両立しています。そんな鷹鳥屋さん(@shams_qamar_jp)は、将来的に中東の外国人タレントを目指しているのだとか。 ちなみに、鷹鳥屋明さんというのはペンネームで、本名は長岡明さんです。出身地である大分県佐伯市の鷹鳥屋神社に由来しているのだそうですよ。

 

サウジアラビア国王の来日で一躍時の人に

2017年3月、サウジアラビアのサルマン国王が来日しました。約半世紀ぶりの来日ということで、日本でも多くのメディアに取り上げられていましたよね。サウジアラビア国王の来日があれほどまでに話題になった理由はなんといってもその規模。

国王一人の来日のために王子や閣僚を含め1000人を超える王族や企業幹部たちが同行していました。東京都内の高級ホテルを1200室予約してもまだ足りず、移動のための高級ハイヤーが多数確保されるなど、その頃ちょっとした「サウジ特需」として話題になりました。その豪華な規模からサウジアラビア国王の来日が日本で取り上げられるようになったちょうどその時、鷹鳥屋明さん(@shams_qamar_jp)が多くの人に知られるようになったのです。

日本では中東地域の文化が注目されることはあまり頻繁にはありませんが、この時ばかりはテレビやネットニュースなどで大々的に取り上げられました。中東の話題には中東の専門家が必要。そこで鷹鳥屋さんが多くのメディアに呼ばれるようになったのです。

サウジアラビアを初めとする中東の文化や歴史に詳しい鷹鳥屋さんはテレビや新聞などのニュースにひっぱりだこでした。テレビのワイドショーで初めて鷹鳥屋さんを知ったという方も多いのではないでしょうか?サウジアラビア国王の来日と同時に、鷹鳥屋明さんは一躍時の人となったのです。

中東地域で最も有名な日本人

鷹鳥屋明さん(@shams_qamar_jp)は、中東で最も有名な日本人と言われています。本人によると、中東各国で日本のことに興味を持っているアラブ人ならだいたいの方が鷹鳥屋さんを知っているのだとか。

さらに現地中東の大手メディアにも出演を繰り返していて、インスタグラムを含めたSNSで何万人ものフォロワー数を集めています。鷹鳥屋さんが中東地域の人々にそこまで人気の理由はいったいどこにあるのでしょうか。鷹鳥屋さんのインスタグラムを見てみるとその理由が分かってきます。

まず注目したいのが、鷹鳥屋さんが身につけている印象的なアラブの衣装。アラビア半島周辺の男性が身につけるクーフィーヤと呼ばれる布の帽子をいつも被っています。クーフィーヤには地域によって様々な色が存在するみたいですが、鷹鳥屋さんは赤と白のチェック柄を着用していることが多いようです。

そのクーフィーヤを日本にいる時にも身につけているというのには驚きますよね。東京都内はもちろん、京都御所などの日本に馴染みのある風景の中にアラブの民族衣装を身にまとった鷹鳥屋さんが写っている写真がよく投稿されていて、鷹鳥屋さんが日本と中東の橋渡し役というのにも頷けます。

中東に住む人にとっては自分の国に興味を持ってその文化まで取り入れてくれている様子を見るとやっぱり嬉しいですよね。また日本に関心がある中東地域の人からしても、本やテレビで学ぶ以外にも最新の日本のカルチャーに触れることができます。そういう意味でも、日本文化を中東圏に発信し続ける鷹鳥屋さんが現地の人の注目を集めるのは当然のことと言っていいかもしれませんね。

勉強家の一面を持つ鷹鳥屋明さん

日本の文化を中東地域へ伝える活動を行っている鷹鳥屋明さん(@shams_qamar_jp)ですが、ただ日本について教えるというだけでなく、鷹鳥屋さん自身が積極的にアラブ地域の文化やしきたりについて学ぼうとする姿勢も中東の人たちに人気があるポイントです。鷹鳥屋さんのインスタグラムにはアラビア語を勉強している様子も投稿されています。

アルファベットを使わず右から左に読んでいくアラビア語は、日本人にとって相当難しいはず。鷹鳥屋さんはアラビア語を勉強中でありながら、アラビア語で日本を紹介する動画をアップしたり中東圏の人とコミュニケーションをとったり、常に学び続けることを忘れません。

アラビア語の他にも、現地の文化やしきたりについて紙の上で勉強するだけではなく、実際に自分でやってみることで理解しようと努力をしています。こうした努力が実を結んで、現地のメディアに呼ばれたり、講演やプレゼンテーションまで依頼されるまでになったのです。

 

ユーモアあふれる投稿にも注目

鷹鳥屋明さん(@shams_qamar_jp)のインスタグラムを一度覗いてしまうと誰もがフォローせずにはいられなくなってしまいます。中東地域にここまで詳しくて思い入れのある日本人が珍しいというのもありますが、鷹鳥屋さんのユーモアあふれる投稿も注目を集める理由になっています。

アラブの民族衣装を着た日本人の鷹鳥屋さんが地下鉄やレストランなど誰もが見覚えのある場所にいるだけで、そのシュールな感じに思わず微笑んでしまいますよね。さらに鷹鳥屋さんはインスタグラムにカブサなどの中東料理を食べている動画をよく投稿していて、アラビア語と日本語が混ざった個性的なリアクションはまるでコメディアンを見ているようです。表情が豊かな鷹鳥屋さんの写真や動画は日本人でなくても分かりやすくて面白いので、その点も現地の人に人気がある理由なのかもしれませんね。

また鷹鳥屋さんは生粋のアニメ好き。ガンダムが作りたくてメーカー業界に就職したというぐらいのオタクっぷりです。インスタグラムにも鷹鳥屋さんがアニメ好きだと分かる写真がたくさん投稿されています。

世界的に人気のアニメのコスプレイヤーと一緒に撮った写真もあれば、鷹鳥屋さん本人がアニメのキャラクターに扮した写真もあったり、普段ではなかなかお目にかかれない中東文化と日本アニメのコラボはユーモアたっぷりです。

近ごろ日本に興味をもってくれる外国人の中には日本の歴史や伝統文化だけでなく、アニメや漫画などのポップカルチャーに関心がある人が増えていることを考えると、鷹鳥屋さんのアニメ好きは中東地域の人からの人気に一役買っていると言えそうです。

 

さいごに

今回は謎に包まれたインスタグラマー、鷹鳥屋明さん(@shams_qamar_jp)を紹介しました。中東文化への強い関心と思い入れが鷹鳥屋さんのインスタグラムを有名にしていることが分かりましたね。

アニメ好きな鷹鳥屋さんのユーモアあふれる投稿にも注目です。日本人にとっては馴染みが薄かったり、マイナスな印象を持っている人も少なくない中東地域の国々と日本を結びつける活動は素晴らしいものだと思います。ぜひこれからも両国の橋渡しとなるよう頑張ってほしいですね。