鈴木誠也というアスリートをご存知ですか?プロ野球選手で、今、黄金期を迎える広島カープの若手ホープ。
23歳ながら広島カープの主軸を担い、広島カープだけでなく日本を代表するスラッガーとして注目されている選手です。
プロ6年目を迎える2018年、ますます彼の活躍に注目が集まっています。そんな鈴木選手は一体どんな選手なのか?彼のインスタグラムを通じてお伝えしていきます。
鈴木 誠也(すずき せいや)1994年8月18日生まれ(23歳)。東京都出身のプロ野球選手。ポジションは外野。
現在は、広島カープに所属しています。2017年のWBCの日本代表選手にも選出される。現在の年俸は推定9000万円。2018年に活躍が最も期待される若手選手の一人。
鈴木選手は、東京都のリトルリーグの荒川リトルというチームで小学2年生から野球を始めます。
その後、東京の二松學舍大学付属高校へ進学。現在は外野手ですが、当時はピッチャー。
1年生からエースとして活躍し、2年生の夏の甲子園予選ではチームをベスト4に導きます。しかし、高校では甲子園出場の夢を果たすことはできませんでした。
ピッチャーとして活躍していた鈴木選手でしたが、バッターとしての実績も超一流。高校通算で43本のホームランを放つスラッガーです。
このバッティングセンスに目をつけたのが、現在の広島カープ。2012年のドラフトで2位指名をして、契約金6000万円、年俸600万円で鈴木選手を獲得します。
野手として広島カープに入団した鈴木選手は、1年目から高い評価を受け、1軍の試合にも出場。翌年2014年には、フレッシュオールスターズの選手にも選出されます。
さらに所属する広島カープでもスタメンで起用され、本塁打を放ち、1日3本の安打である猛打賞を記録するなど、メキメキと打者としての素質を開花させていきます。
迎えたプロ4年目では、一時ケガで試合出場ができない時期がありましたが、レギュラーに定着。印象的だったのは、4月のヤクルト戦です。
6番打者として起用されていた鈴木選手の前の打者、エルドレッド選手がホームラン。続いて鈴木選手もホームラン。
鈴木選手に続き、堂林選手もホームラン。3者連続ホームランを達成。調べてみると、3者連続ホームランは広島カープでは11年ぶりとなる快挙でした。
そしてプロ5年目の2017年は、ワールドベースボールクラシックの日本代表に選ばれ、全5試合に出場。
優勝こそできなかったものの、日本の代表として最後まで戦う姿勢をファンに見せてくれました。
このワールドベースボールクラシックでの経験は、鈴木選手の成長にとって、とても貴重な経験となりました。
それまで外国人投手に対してやや苦手意識があった鈴木選手。
しかし、この大会で様々な外国人投手と対戦したことで、慣れも出て、怖さを感じることがなくなったと鈴木選手は後に語っています。
鈴木選手は日本を代表する選手たちといっしょに過ごすことで、一流の選手が持つ感覚や考え方を吸収。技術だけでなく、メンタルでもたくさんの引き出しを見つけることができたと、鈴木選手は振り返っています。
ワールドベースボールクラシックから帰ってきて、鈴木選手がしたかっとことは、日本食、お米を食べたかったようです。
「日本の米を食べる♡あーー幸せ!」とインスタにメッセージが添えられています。
食事をインスタにアップするときは、インスタ映えを気にして、食事だけを撮影するのが一般的ですが、重なった新聞とともに撮影するところなどはご愛敬です。
チームに戻った鈴木選手は、打撃好調。セ・パ交流戦では2年連続となるサヨナラホームランを打つなど打撃でチームをけん引します。
しかし、迎えた8月、DeNA戦。鈴木選手にアクシデントが起こります。鈴木選手が守備についていたとき、相手打者が放った打球をフェンス際でキャッチ。
その時、右足首にケガを負い、病院に運ばれるのです。診察の結果、骨折していることが判明し、全治3カ月。2017年シーズンを終えることになります。
骨折後の鈴木選手ですが、ケガは順調に回復し、リハビリも順調で、ケガから3カ月後には、バッティング練習ができるほどまでになっています。
また、ケガをきっかけに鈴木選手はバッティングフォームを改良。たくさんの選手のバッティングを研究し、自身が追い求めるフォームを追求しています。
鈴木選手はケガをしたことに対し、「神様が変われるチャンスをくれた」という風にコメントをしており、来期さらなる飛躍が期待できます。
またケガのリハビリの最中には、年配の方や子ども達と交流する機会が多く、そんな人たちがリハビリで懸命に努力する姿を見て、自分が悩んでいることがとても小さく思えたんだそうです。
2017年には4番という大役も任され悩んでいたという鈴木選手。4番には色んなタイプの4番があっていい。
そんな風に吹っ切れることができたのは、ケガによってであった一般の人たちとの交流があったのです。
広島カープは2月1日から春季キャンプを宮崎の日南市で開始します。そのキャンプに、鈴木選手は、一軍メンバーとして合流することが報道されています。
現在は、バッティングも100%でできる状態。一部メニューをのぞき、他の1軍メンバーと同じように練習ができるというのを聞いて安心しました。
とにかく練習好きの鈴木選手。無理をしてしまうのではないかとファンは思ってしまいます。
毎年オフにはソフトバンクホークスの内川選手と合同自主トレを行っているのですが、今回はケガの影響もあり辞退。
鈴木選手は「自主トレに行くと、思い切りやってしまうので無理をしないために辞退した」と語っています。
そのくらいの気持ちでちょうどいい練習量になる鈴木選手。無理をしないでキャンプを乗り切ってもらいたいものです。
鈴木選手と言えば、「神ってる」という言葉でも有名ですよね。2016年に、セ・パ交流戦で2試合連続のサヨナラホームランを放った鈴木選手。
この鈴木選手の活躍に対してコメントを求められた広島カープの緒方監督が「神ってる」とコメント。ネット上で瞬く間に拡散され、鈴木選手に対する褒め言葉として認知されました。
鈴木選手に対する「神ってる」という言葉は、その後ユーキャンが主催する2016年新語・流行語大賞にノミネートされ、さらに年間大賞にも選ばれましたね。
広島カープの公式グッズでも、鈴木選手と「神ってる」をあしらったTシャツが販売されています。
野球に対して熱い気持ちを持つ鈴木選手。思うようなバッティングが出来ない試合が続いたときには、自分の頭を拳でたたくこともあります。
また責任感が人一倍強く、チームが試合で負けると、その責任を背負って、カバンを蹴飛ばしたりするなど、熱い気持ちを表に出す選手なんです。
ベテランの新井選手からも「ガマンしろ」と諭されることもしばしば。
そんな熱い気持ちを表に出してプレーする鈴木選手ですが、実はナイーブで繊細な一面を持った選手でもあるんです。
試合で不振が続いたプロ1年目には、円形脱毛症を発症することもありました。それでも、とにかくバットを振り続け、結果を出し続けているのです。
鈴木選手のインスタグラムには、鈴木選手よりも多く登場する人物がいます。野間峻祥(のまたかよし)選手です。
鈴木選手のインスタではなく、野間選手のインスタじゃないかと思うほど、とにかく野間選手の写真がアップされています。
鈴木選手よりも1歳年上になるのですが、インスタではどちらが先輩かわからないほど、鈴木選手は野間選手をいじり倒しています。
野間選手は、2014年のドラフトで1位指名を受けて広島カープに入団。守備がとにかくうまい選手。そして足も速いんです。
その守備と足を買われて、代走と守備固めの切り札として活躍。広島カープで期待されている若手選手。2018年最もブレイクが期待されており、注目の選手です。
ファンを大切にする鈴木選手。ファンレターの中に入っていた「ホームランの打ち方」を部屋に貼っています。
「参考にさせてもらいましょう」と粋なコメント。あれだけにホームランを打っている鈴木選手にホームランの打ち方を送るファンもしゃれてますよね。
ガムテープで張り付けている鈴木選手の飾らない感じもグッドですね。
広島カープ、鈴木誠也選手について、インスタグラムを通じてお伝えしてきましたが、ケガの回復も順調でほっとしているファンも多いのではないでしょうか?
他球団からのマークもきつくなり、今までより厳しいコースをついてくることが予想されますが、それでも持ち前の熱い気持ちと練習で2018年も活躍してくれるはずです。
ぜひスタジアムに脚を運んで鈴木選手を応援しましょう!