百獣の王、オスライオンの生態が見られるインスタグラム!


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– 2018-10-09 最新情報を元に加筆修正
 
百獣の王と言われている雄ライオンは、雄々しく、威圧感があり、どっしりと構えています。凛とした顔はかっこいい森の王者です。
ライオンの生態について見てみましょう。

ライオンは群れを作る

ネコ科の動物は、群れで行動することがありません、しかしライオンはプライドという群れを作ります。プライドとは、雄の兄弟1,2頭の群れと雌の血縁関係の10頭ぐらい群れが一つの群れとして構成されています。

ライオンが群れを作るようになったのは、プチハイエナやリカオンの影響が大きいようです。1頭では群れをなす他の動物に勝てないため、ライオンも群れを成すようになったようです。

ライオンは1回の交尾に20秒で、一日50回の交尾が出来るとされています。妊娠期間は大体3か月半くらいでプライドから離れ1頭~6頭くらいの子供を産みます。授乳期間は7~10月くらいで、雌は同じ群れの他の雌の子供も一緒に授乳して育てます。

繁殖率の調査では、川の合流点で暮らす群れは、1年中水や食料が手に入る場所なので、一番繁殖率が高いという結果が出ています。

ライオンは一つの群れに雌が10頭くらいいて母系社会です。雄は外部から加えられます。その際は、雌が値踏みして力強く自分たちを守ってくれる雄が迎え入れられます。悲しき雄ライオンの生態です。

群れのリーダーは雄ライオンです。すべての雌と同等な交尾関係を持ちます。次第に群れが大きくなると、2歳半から3歳くらいで群れを追い出されます。追い出されたメスは姉妹同士でプライドを作ることになります。

オスの場合は、一つのプライドに1,2頭なので、放浪ライオンになる場合もあります。時には、プライドのない群れに入れてもらい、今までのプライドの雄ライオンと闘って王座を勝ち取ることもあります。オス同士の闘いは非常にすさまじいものなので、どちらかのライオンが死ぬこともある命がけの決闘です。

 

群れを乗っ取った雄ライオン

群れを乗っ取った雄ライオンは、前のライオンとの間に出来た子供ライオンをすべて殺してしまいます。普通、ライオンの生殖期間は3年と言われています。その上、雌ライオンは子供を産んだ後は2年間発情しません。そのため、自分の子孫を残すために前のライオンの子供をすべて殺してしまうのです。

動物の母親には、自分の子供を守るという本能が備わっているのですが、ライオンの場合、雌は自分の子供を守ろうとせず、殺されるままにしています。それがライオン社会のルールなんでしょう。

そんなこともあるためか、生後1年以内の子どもの死亡率は60%で2年以内の死亡率は80%にも登ります。野生として15年以上生きるライオンは少ないとされています。ただ、雄ライオンは自分の子供であればしっかり守り、育てているようです。

ライオンの狩り

ライオンは主に夜に狩りをしますが、身を隠せる茂みなどがあれば、昼間も狩りをすることがあります。しかし、日中のほとんどは木陰でうとうとしていることが多く、20時間くらい休憩をしています。狩りをするのはほとんど雌ライオンで、群れで狩りを行います。

雌の群れは獲物を見つけると、扇形でゆっくりと音を立てずに近づきます。近づけるところまで近づくと、1頭が獲物をめがけて飛び出します。それに続き、他のライオンも近づき、最初に追いついた雌が前足で強力なパンチをくらわせ骨を折ります。その後、喉や口先などにかみつき窒息させて倒します。

草食動物が走る速度が60~90kmなのでライオンの走る最高速度は58kmなので遠い所から出たら逃げられてしまいます。出来るだけ、ギリギリ近くにまでそっと近づいて狩りをします。狩りは、成功率が低く20%~30%しか成功しないようです。

雌が狩りをした後の食事は、優先順位は雄が一番で次に雌と子供です。雌が食べているところに雄が近づいたら雌と子供を追い払い、雄が先に食べます。そのため、雌は出来るだけ雄が来る前に獲物を食べようとします。雄はお腹が膨れてくると寛容になり、雌に対してうなり声が変わってきます。そのうなり声で雌は判断し獲物を食べ始めることが出来ます。その時には雄がすべて食べてしまっていることもあります。

ライオンの種類

インドライオン・・・現在、インドの一部だけに生息しています。バーバリーライオン・・・各地の動物園などで飼育されているものは、バーバリーライオンである可能性が高いとされています。野生種は現在は絶滅しています。

セネガルライオン・・・西アフリカに分布しています。身体が小さく、たてがみもあまり発達しないとされています。コンゴライオン・・・今後の北東部の草原地帯に生息。アンゴラライオン・・・ナミビアやボツワナ、アンゴラ、コンゴ民主共和国(カタンガ)、ザンビア、ジンバブエなどに分布しています。

トランスバールライオン・・・南アフリカのトランスバール地方に分布しているライオンで、雄のたてがみがよく発達しているます。稀にホワイトライオンが生まれることがあります。マサイライオン・・・エチオピアやケニア、タンザニアやモザンビークなどに分布しています。

ライオンと人との生活

フリッキー・フォン・ソルムスじいさんと11歳のザイオンは生活を共にし、ベッドにも共に寝るほどです。一緒にベッドで寝るほどの信頼関係です。ザイオンは、シンバという捕獲された母ライオンから生まれました。性格は穏やかで心優しいライオンです。そのため、野生に戻せないということで保護施設で暮らしています。

ザイオンが可愛くて仕方がないソルムスじいさん。狩りに出かける時はザイオンも一緒に行くこともあったようです。他のライオンやヒョウなども育てたが、ソルムズ爺さんにとってザイオンは格別です。ユーモアの精神があり、個性があるライオンだそうです。

他には、雄ライオンと暮らした一家があります。女優のティッピ・ヘドレンが娘のメラニー・グリフィスと1970年代に雄ライオンと共に一緒に生活していたことがあります。一緒にプールで遊んだり、甘噛みしてじゃれていたり、ティッビと冷蔵庫を覗いていたりとびっくりするような光景が一杯です。

寝る時もメラニーとベッドで一緒です。ティッピ・ヘドレンは動物保護のための活動を精力的に行っていました。その後、このライオンはティッピ自身がカリフォルニアに設立した動物保護施設に移されているようです。

まず、人と仲良くできているライオンの様子をインスタの中から見てみましょう。

人との触れ合い

人間になれている雌ライオンです。首をなでてもらってとても気持ち良さそうです。

ライオンと一緒

これほど近づいても平気ですね。おとなしい雌ライオンです。可愛いですね。

 

ライオンの子供と一緒

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Clint Catalyst(@clint.catalyst)

ライオンやプーマ、クマなどの子供です。触れる動物園のようです。可愛いですね。触られてもおとなしい子供たちです。

ライオンの赤ちゃんと

ホワイトタイガーの赤ちゃんです。ミルクを一生懸命飲んでいるところが何とも可愛いですね。

育て親と再会

いつまでも育て親のことは覚えているようです。再開して飛びつく雌ライオンです。身体ごと飛びついてきます。

人と仲良くしているライオンはほとんど雌が多いです。雌の方が雄に比べて穏やかなのでしょう。では、雄ライオンの雄々しい様子を見てみましょう。

森の王者の風格

顔つきがきりっとしています。プライドを守る王者の風格です。

円山動物園にて

悠々としてめをつぶっていても雄々しい雄ライオン。堂々としています。たてがみがふさふさでかっこいいですね。

 

穏やかな雄ライオン

平和な時に一匹のわしが飛んできて、平和なひと時を忘れ我に返ったシャロム君。たてがみが立派です。

ライオンは、現在絶滅危惧種だとされています。理由の一つは住む場所が減ったことです。人が増えるに従って、ライオンやほかの動物が住む場所が減っています。もう一つの理由は、人に殺されているからです。家畜をまもるために殺したり、川や肉を取るために殺したりします。それ以外にハンティングのために殺されることもあります。

ライオンにとって、一番の天敵は人間であるようです。動物がライオンを襲ことはめったにないからです。