インクペン1本で描く芸術家の挿絵が可愛い!


皆さんはどんな色が好きですか?

カラフルな虹色が好きな方もいれば、ワントーンが好きな方も、ブラック&ホワイトが好きな方もいるでしょう。皆それぞれ好きなカラーを持っていると思います。

引っ越した新しいお家の壁や、新しく変えたスマホの待受画面など、何かの写真で飾りたい時、自分の好きなカラーで満たしたいのは皆一緒だと思います。

そんな中、黒のインクペン一筋縄で挿画シーンが淀めく様なイラストを描くインスタグラマーがいます。

彼の描く絵は独特的で、インスタグラムで彼の作品を目にした人は思わず実物の挿画を購入してしまうと言います。今回はそんな彼をご紹介します。

Kamwei Fong

Kamwei Fongさんは、マレーシア出身の作家です。Kamweiさんは2010年から「Bo&Friends」という名前で活動を始めました。

彼はファンが飼っているペットの姿を直接描いてあげるファンサービスを行っている事でも有名です。

主に作品の主人公となるのが「ネコ」。特にネコが好きな理由もありますが、彼の元に届く写真を大多数がネコなのも一つの理由です。

ネコ以外にもさるや金魚、犬など動物全般を描くことが大好きな彼は、今は立派なプロイラストレーターです。

リミテッド・エディション

大きさにもよりますが、一枚あたり40ドル(約4千円)から120ドル(1万2千円)までする彼の作品は、世界中のファンから殺到する注文に応えるのに必死だと言います。

上でも紹介したとおり、ファンの動物を描くファンサービスを行っている彼。 Kamweiさんに写真を送るファン達は皆何度も彼の作品を購入した経験があります。

そんなファンの動物を描く作品はリミテッド・エディションとして高い対価を支払う必要があります。しかし、愛らしい自分のペットを描いた挿画が手に入ると思うと、高い値段を支払う価値はあります。

一筆一筆足して行く線

Kamweiさんがたまに投稿する動画をみてみると、作業のプロセスがひと目で分かります。

彼が使うツールは、1本のインクペン。一線一線足して行く彼の手は迷いなくスラスラと動きます。

至って単純な作業に見えますが、完成した作品をみてみるとふわふわな毛を持ったネコが誕生しています。

線を増やしたり減らしたりする事で質量を表現する彼の描写技法は、簡単に真似する事のできない彼だけのシグネチャースキルです。

感謝の動画メッセージ

リミテッド・エディションを受け取ったファン達は感謝の気持ちを込めた動画メッセージを送ってきます。

こちらはパリに住んでいるKamweiさんの最年少ファン。自分のネコを描いてくれたKamweiさんへフランス語でありがとうと伝えています。

この様に動画メッセージを送るファンは多くありませんが、作業が辛いときに見返して勇気を得るというKamweiさん。ファンからもらった元気でより優れた作品が生まれるのでしょう。

グッズとして販売されている作品

挿画だけでなく、色んなグッズとして販売されている彼の作品。

こちらはお手頃サイズの可愛い日記帳。ハードカバーを飾っているKamweiさんの作品が特徴的です。

広い壁を飾るポスターも販売されています。

Kamweiさんの大ファンだった台湾の歯医者さんは、Kamweiさんの魅力的な作品を壁に飾り、「この絵を見ていると痛みが和らぎますよ」と患者さんに伝えていると言います。

おかげで台湾のお客さんも少しずつ増えていっていると言うKamweiさん。感謝のコメントを添えて投稿しています。

ファッションブランドとのコラボレーションも行っているKamweiさんは、鯉をモチーフにしたブランドデザインを考案しました。

少し和風の色も出ているKamweiさんの作品はマレーシアに大人気だそうです。

さいごに

ここでは紹介しきれなかったKamweiさんの独創的で可愛い作品は、彼のインスタグラムで沢山満喫する事ができます。

また、彼の作品を是非購入したい!という方は、https://www.etsy.com/shop/boandfriendsで作品一覧を確認する事もできます。

もちろん、少額の追加料金で日本へ配達してもらう事も可能ですが、いつも売り切れ状態の商品が多いので、気に入った商品は頻繁にチェックする事をおすすめします!