街中にはたくさんのおしゃれなカフェがあり、食べ物もカラフルで美味しそうに作られています。
そんな食べ物の素晴らしさを伝えるためにも、フードフォトテクニックは身につけておきたいもの。インスタやSNSにアップするだけでなく、写真のテクニックも上がっていくので、ぜひこの8ヶ条を実践してみてください。
まず、1つ目のポイントが料理以外は極力移さないことが大事です。料理をメインで撮りたいので、他のものをいろいろと写してしまうと何を主張したいのかわからなくなってしまいます。
そして、取る場所においても周りに何が写り込む恐れがあるか要チェックです。
お店で写真を撮るのならメニューやおしぼりなどは写さないようにしたいですし、家で撮るのならティッシュや調味料などその他のものは写さない方がいいです。
料理がテーブルの上に並んでいるときは、周りを片付けておいてからセッティングをすると余計なものが写り込まずにきれいなフードフォトが撮れますよ。
光の入り具合や天候によっても、写真の出来栄えは変わります。できる限り明るい光が注いでいるところで、美味しそうにフードフォトを撮るようにしたいです。
そこで、太陽の光が当たるところを探して、自然で柔らかい光と陰を入れながら写真に収めたいです。さりげなく陰が入っているのもフードフォトテクニックとしては上級です。
室内で撮る場面が多いと思うので、窓際や光の差し込む場所に食べ物を置いて調整しながらお気に入りの1枚を撮ってみましょう。
食べ物の写真を撮る時、構図を考えて撮ることも大切です。料理を撮りたいから食べ物がちょうど真ん中に来るように写真を撮っているという人が多いでしょう。確かにその場合が美しく美味しそうに映ることもあります。
しかし、ワンランク上を目指したいのなら、敢えて食べ物を中央に置かない作戦がうまくいきます。
左右をずらしてみる、敢えて一部欠けたような写し方をすると、よりおしゃれでハイセンスな写真が撮影できます。
斜めにお皿を置いてみる、ナイフとフォークもさりげなく置いて真横から写してみる、などいろいろと工夫をしてみましょう。同じ食べ物でも配置によって写り方が変わります。
実際にインスタでフードフォトが人気となっている人たちは、おしゃれな写真をたくさん撮影しています。その多くがわざと左右を意識する、斜めから料理が出てくるような感じで写すなどと、真ん中に置いた料理をそのまま撮るということはしていません。
フードフォトということで、主役は食べ物たちです。そこで、周りがあまり写らなくなるくらいまで、料理に寄ってみましょう。
迫る角度は真上からでも真横からでも良いです。より料理が近くに感じられ、美味しそうに見えます。どんな料理なのかを細かく写真から見ることもできます。
料理の入っているお皿が切れてしまうくらい寄って写真を撮るという方法を実践してみましょう。周りを写したくない時にも使える方法です。
角度によって料理に写り方が異なることもわかって、今後の撮影に活かすこともできるのでいろんな角度から撮ってみましょう。まずは撮りたい料理をドンとアップにしてみるという方法がおすすめです。
5つ目に、食器の配置にもこだわってみましょう。大皿の料理1品だけであれば問題ありませんが、メイン料理の他に飲み物やその他の料理も乗せたいという時は、食器の配置がポイントとなります。
この時に、背の低い食器は前に、背の高い食器は後ろへ置いてみましょう。それだけで写真全体が引き締まって見えます。マグカップは後ろに、メイン料理が並んでいる大皿はできるだけ前へ持ってくる、という感じです。
そして、お皿が2つなら対角線上に置く、お皿が3つなら互い違いに並べるようにしましょう。
そうすればちゃんとカメラの中にも収まりますし、バランスが取れます。食器のテイストも揃えておくとまとまりのある写真が撮れます。お気に入りの食器を料理によって使い分けてみるのも楽しいですよ。
料理は色とりどりですが、食器の色のバランスも大事です。赤、緑、青の3色が入っているとバランスよく写すことができるので、これを意識しながら食器やランチョンマット、植物を添えるなどの一手間を加えてみましょう。
特にお皿についてはシンプルな白やシックな青、黒を持ってくると料理がより映えて見えます。お皿に柄がたくさんあると料理が劣って見えてしまうので、ワンポイントがあるくらいのシンプルな食器がおすすめです。
全体の色のバランスを意識しながら、食器も選ぶとよりレベルの高いきれいな写真を撮ることができます。
全体のバランスを見る時に、色も大切です。また、和食や洋食など料理のジャンルに合わせて食器を選ぶとよりまとまりのある写真が撮れます。
そのままの自然な写真をアップするのが一番ですが、最近のスマホについている画像加工機能も利用すると、また一味違った写真に仕上げることができます。
スマホで撮った写真を加工する専用のアプリもあるので、インストールしておくと便利です。もちろんスマホ本体に最初から入っている加工機能を使うだけでも写真を変化させることはできます。
まず、試してもらいたいのが明るさ。暗い写真よりは明るい写真の方がインスタ映えします。スマホによって操作方法は異なりますが、明るさ調整はどのスマホにおいてもできると思います。これを利用してまずは全体の明るさを調整してみましょう。
明るさの調整が済んだら、写したい料理がぼけてしまわないようにピントを合わせます。その後撮った写真の雰囲気を変えるための加工ができる機能もついているので、自分のスマホのカメラ機能をマスターすることから始めてみましょう。
その後もっと凝った写真を撮りたい、フレームなども入れたいという場合には加工アプリを利用するとより完成度が高くなります。
インスタ映えするフードフォトを撮影するにあたって、最後に大事なのが料理を作ったらできるだけ早く撮影をすることです。時間が経ってから写真を撮っても出来たて感や美味しそうな感じが半減してしまいます。
湯気が写りそうな、良い香りが写真から漂ってくるような、そんな印象を与えられる写真にするためにも出来たての料理を撮影しましょう。
できるだけ本物に近い状態で美しい写真を撮りたいという人が多いと思うので、テーブルもすでにセッティングをしておいて料理を運んだらすぐに写真を撮れるように準備しておきましょう。
インスタ映えするフードフォトのテクニックは、そこまで難しいものではありません。コツさえ掴めば、ふとしたときにも活用できます。
写真の構図、食器の位置や色のバランス、周りの環境なども考えながら、美味しそうな写真が撮れるように練習してみましょう。きれいに撮れるようになると、料理の写真を撮るのが楽しみになります。