Instagramで買い物?気になるアイテムをスムーズにチェック!

「Instagramで見かけたあのバッグ、可愛かったなぁ…」

そんなふうに気になるアイテムを見つけたとき、あなたならどうしますか?今アメリカのInstagramでは、そのまま商品の価格をチェックできたり、購入ページに飛ぶことができる買い物機能を試験中。

普段、せっかく追いかけていたInstagramのタイムラインを一旦閉じて、ブラウザを起動して商品の特徴を検索して…と、目的の商品にたどり着くまで四苦八苦していたみなさんなら、「これは便利!」と感動すること間違いありません。

今回は商品の売り上げを伸ばしたい企業も必見の、Instagramが実験している買い物機能について詳しくご紹介していきます。

買い物機能ってどんな仕組み?

アメリカで実験中の買い物機能は、投稿写真に商品をタグ付けすることができ、左下の「TAP TO VIEW PRODUCTS」をタップすると商品名と価格が表示されるというもの。

さらにそのタグをタップすることで商品のカラーバリエーションなど詳細情報が表示され、「SHOP NOW」をタップするとブランドの公式ページから商品を購入することができます。

ゆくゆくはそうしてチェックした商品をブックマークできる機能も実装予定で、気になる商品をまとめてじっくり見られるようになるのだとか。

ある調査によると、ネットショッピングで1日以内に商品を購入する人は全体の21%。残りの8割もの人たちは、商品を見つけてから2日以上時間をかけて購入しているというわけです。

参照: 怖いくらいショッピングはかどる。インスタの買い物機能
http://getnews.jp/archives/1554700

確かに、一目惚れで衝動買いしたものって、後から見るとそこまで魅力的に見えなかったりもしますよね。ブックマークしておけると、商品をじっくり吟味する時間が取りやすいので、結果的に満足度の高い買い物をすることができます。

買い物機能のメリットをユーザー側・企業側から分析!

買い物機能のユーザー側のメリットは、なんといってもスムーズにお目当てのものが購入できるところです。ブランドの公式アカウントや有名人の投稿の場合、写り込んでいるひとつひとつのアイテムの商品名をいちいち書いてくれているわけではありませんよね。

そうすると、そのアイテムが気になったユーザーは、それがどのブランドのなんというアイテムなのかというところから検索しなければなりません。

もし商品名が分かっていたとしても、「価格はいくらなのかしら?」「違う色もあるのかしら?」といった疑問は検索しなければ解消されません。検索するとなると、Instagramのアプリを閉じて、別のブラウザを立ち上げて…となんだか手間がかかります。

面倒くさいから後で調べようと思って引き続きInstagramを楽しんでいるうちに、気になっていたアイテムのことを忘れてしまう人も少なくないでしょう。

ある調査では、ユーザーの75%がInstagramで気になったアイテムをブラウザで検索したり、友人に話したりといった行動を取っているといいます。Instagramを通して新しい商品やサービスを知るというユーザーも、60%となかなか高い数字です。

参照: Instagram Business(英語サイト)
http://blog.business.instagram.com/post/139913778986/advertisers-on-instagram

買い物機能が公式にリリースされたら、気になったアイテムはとりあえずブックマークしておいて、気が向いたときにゆっくり商品情報をチェックすれば良いですし、本当に買いたいと思ったときはその場ですぐ購入ページを表示できます。ストレスなく買い物を楽しめるというわけです。

 

企業側は自然な集客がメリット

ユーザーが気になったアイテムのことを忘れず、スムーズに購入してくれるということは、企業側にとって売り上げがアップするというメリットが第一に挙げられます。

第二に、2016年12月14日現在、Instagramの投稿にはURLを含めることができません。キャプションにURLを記載しても、リンクが有効にならずただの文字列として認識されてしまいます。

また、プロフィール画面に記載できるリンク先も1つだけという制限があるので、多くのブランドは「詳しくはプロフィール画面のURLをチェック!」というような文章をそれぞれの投稿に記載しているのです。

なんとも涙ぐましい努力ですが、今回の買い物機能ならそれぞれのアイテムごとに対応する商品ページへ誘導できますし、追加するのはタグだけなので、投稿する写真自体の芸術性や美しさは保ったまま自然に集客することができます。

ちなみに、今アメリカで実験中の機能では、ブランドの公式ページに移行する前の詳細情報ページをInstagram側が制作しているそうです。今後はブランド側が自由に制作できる予定ということで、ユーザーの購買意欲をかきたてるようなページ作りもブランド側で工夫できます。

Instagramだけでショッピングが完結するのではなく、当分はこの詳細情報ページからブランドのページに飛ぶというスタイルでいく予定のようなので、詳細情報ページの出来でユーザーを誘い込めるかどうかが左右されるというわけですね。

 

個人で商品を売りたい人にもメリットが

今は個人でハンドメイド作品などを販売している人も多いですが、個人だとどうしても集客力に限界がありますよね。商品のアピールにはほとんどお金をかけらない人も多いと思います。

そんな人にも、Instagramの買い物機能は期待大です。写真・動画共有SNSであるInstagramは商品の魅力をアピールする場として最適ですし、そこにタグ付けすることで自分が作品を販売しているページにお客さんを呼び込むことができます。

企業ではなく一般ユーザーにもこの買い物機能が使えるのかどうかなど、詳細は公式の発表を待ちたいですが、もし制限がないようなら一般ユーザーでもフリマ感覚で利用することができそうです。

商品ごとの販売手数料はかからない予定

企業にとって嬉しいのが、Instagramを通して販売した商品の手数料は特にかからない予定だということ。

Instagramのマネタイズ部門を統括するJames Quarlesによれば、アカウントをフォローしていないユーザーにも商品を知ってもらうための広告を販売し、広告の収益でサービスを運営していくのだとか。

これならおそらく商品を購入するユーザー側にも負担がかかりませんし、企業側もユーザー側も安心して買い物機能を利用することができますね。

2016年12月14日現在、50万を超える広告主を抱えているInstagram。買い物機能がリリースされれば、さらに広告を申し出る企業が増えるかもしれません。

参照: Instagramが写真投稿から買い物ができるタグ機能の検証を開始
http://jp.techcrunch.com/2016/11/02/20161101instagram-shoppable-photos/

 

リリースが待ち遠しい買い物機能

アメリカで買い物機能の実験に参加しているブランドは、ケイト・スペードやリーバイス、コーチなど日本でも大人気のブランドばかり。この機能が日本でも利用できるようになれば、さらに日本人に馴染みのブランドも多数参加してくれることでしょう。

実験中は写真にのみ対応しているショッピングタグですが、他にInstagramで投稿できる動画やカルーセル形式の広告についても今後対応予定とのことです。ますます使い方のバリエーションが広がる買い物機能は、大手企業から個人まで、様々なケースでのチャンスを秘めています。

ユーザーも、Instagramでおしゃれな写真を楽しみながら、そこに写っている商品が欲しいと思えば気軽に購入でき、友達の誕生日プレゼントの候補にいいかも、と思えばブックマークしておいて後で他の商品と比較することもできるという便利な使い方ができます。

ユーザー側と企業側、両方にとってメリットの多い買い物機能。今後正式にリリースされ、日本でも使える日が待ち遠しいですね!