写真家Shin Noguchiさんのインスタグラムが人の心に訴えかける!

インスタグラムでは、実は華やかな有名人ではなくても、本物の写真家も自身の写真作品を数多く投稿しています。ストリートフォトグラファ― Shin Noguchiの写真も、完成度の高い写真にストーリー性をプラスして、一枚の写真ではなく時代・社会・風景・そして生きることを感性に訴えるような総合的な作品として作成されています。彼のその作品群と、本領を発揮するストリートフォトについて、Shin Noguchiインスタグラムの写真を通して紹介いたします。

Shin Noguchiのプロフィール

Shin Nogushiは、鎌倉市に在中するストリートフォトグラファーです。ストリートフォトという言葉は一見耳慣れないように思いますが、Shin Noguchiのインスタグラムの写真では、愛用のライカのカメラを片手に都心の町並みの活気や、鎌倉の風景や情景などを丁寧に写真に残す、老若男女誰がみても新しさと温かみを感じる写真が並んでいます。昭和の香りから現代の息遣いまでを同じ視点で写真におさめ、写真の構図・デザイン・色遣いなど芸術性の高い写真も数多く撮影しており、素人がみても感じ入る写真が多く、玄人が見れば思わずその写真の素晴らしさについて語りたくなるような、写真の奥深さを改めて伝えてくれる、とても魅力的な実力十分の写真が数多く掲載されています。現在は、Shin Noguchiは東京や鎌倉を中心として活動しておりますが、海外の写真コンテストでも数多の賞を獲得している実力派の写真家です。

100 Great Street Photographs!~Shin Noguchiの実力

Shin Noguchiの写真の実力は、この写真でこの本の裏表紙を担当し、冊子内にも写真を提供していることから推し図ることができます。2017年7月発売のこの本は表題通り、世界の優れたストリートフォトグラファー100名を厳選し紹介しています。写真家にとっては選ばれたことえ対して名誉があり、読者にとってもストリートフォトの教本ともいえる貴重な内容になっています。この本の裏表紙を担当したShin Noguchiの写真は、様々な色であふれているはずの町並みを、シンプルにホワイト・イエロー・グレーの3色のみで構成させ、ストリートフォトらしく今日も日本のどこかでありそうな光景を一瞬で絵画としても成り立ちそうな完成度で切り取っています。この写真は、この瞬間にしかで切り取れないからこそ美しくあり、写真家としての実力を充分に感じさせる一枚です。

写真界のインスタグラムでも世界に名立たる活躍中!

Shooter Files http://bit.ly/28XlqWX #featured #news

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こちらも、ストリートフォトグラファーShin Noguchiのストリートフォト写真界における活躍と立ち位置を証明している投稿です。インスタグラムをやっているストリートフォトグラファーの中でも世界でトップ15に入るという快挙を達成しています。Shin Noguchi のインスタグラムでは、特に外国の方からのコメント投稿が多く、彼がワールドワイドに認められて活躍している様子を伺うことができます。Shin Noguchiは万人に認められるストリートフォトグラファーなのです。

 

写真にストーリー性を持たせるというチャレンジ

Hamamatsucho, Tokyo, Aug 2011 from riddle of [existence]

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Shin Noguchiが万人から認められる写真家であることはわかりますが、彼の素晴らしいところは、ストリートフォトの素晴らしさだけではありません。Shin Noguchiの写真は一般人では実現できない、写真家としての腕を感じるだけではなく、写真に撮る人の思い・過去の偉人のオマージュなどストーリー性を持たせて写真を発表することにより、写真を見る人の思いを増感させるという、唯一無二のアプローチを続ける写真家です。一つ一つの写真から、写真を撮った背景・日々の歴史の積み重ね、など写真への思いを馳せることができます。Shin Noguchiからもたらされたメッセージを受け取ることで、写真をさらなる心に刺さるツールに昇華させています。

親父さんの日常~残された命と向かい合うということ

これらは非常にメッセージ性の高い、Shin Noguchiの代表作ともいえる作品群です。Shin Noguchiは自分の父親が肺がんステージ4という事態に直面したことを真正面から受け止め、写真として形に残すことに取り組み、家族の現状を発信しています。ひとりの人が人生を終えること。これはこの世に生を受けた限り、とても普遍的な事柄です。不慮の事故や突然の旅立ちなど、心の準備ができない別れは想像するだけで胸が張り裂けそうですが、突然の別れ以外にも病気・寿命など自分の余命・人生の終焉を予想しながら残りの人生を生きていくことも、とても悲痛なことでしょう。ひとりの人間の人生の重み、歴史、その人が残したもの、残される人への思い、それらすべてが重なり、別れの予感を感じつつも今という時間も大事に生きていく・・・・。そしてそれが家族に起きれば当人だけでなく、それを見守る家族の思いはなおさら複雑です。Shin Noguchiはそのことを受け止め、移り変わる季節とともに、Shin Noguchiの父親の写真を発信しています。

Dad, 84 yrs old with stage 4 lung cancer, Omachi, Kamakura, Dec 2014 Dad's 87 yrs old bday today, June 28 2017

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この投稿はそんなShin Noguchiのお父さんが過ごす誕生日を切り取った一枚です。写真からは、日向ぼっこをしている可愛らしいおじいちゃんの穏やかな一日を読み取ることができます。しかし、その背景でがんと戦い、苦痛に耐える日常もあるだろうお父さんの、何気ない1日のようで、1年でたった1日の誕生日。それを家族と自宅で過ごし、Shin Noguchi自身も家族としてお父さんの記念すべき誕生位を見守ることができた幸せ。この1枚の写真は、家族の心情を察したり、読んだ本人自身の家族にこれから起きる・起きるだろうことを思案したり、いろんな感情が積み重ねられて温かみを感じるのにどこか切ない、感情を揺さぶる1枚です。

そして、肺がんに侵されているShin Noguchiのお父さんですが、日々の楽しみとして一日一本のタバコだけはやめることなく楽しんでいるそうです。写真を見ただけでお父さんの健康が心配になるところもありますが、反面、1日のご褒美としてお父さんがどれほどこの瞬間を楽しみにしているかも想像でき、そのお茶目な姿にお父さんへの親近感もましていきます。

この写真は、海外でも多く反響を呼んでおり、世界各国の様々なメディアで取り上げられているそうです。この写真が発するメッセージは世界共通で共感され、改めて写真の持つパワーというものを感じます。

娘の誕生~命を慈しむということ

この写真群は、子供の成長を通して日常の奇跡と素晴らしさを発信する写真です。Shin Noguchi 3人の娘さんをもつ父親として「生きる」というテーマの写真も発信しています。

Hikono, 2 days old, Komachi, Kamakura, Jan 2017

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こちらは3女Hikonoちゃんの生後2日目の写真です。子供が生まれたら誰もがとってしまう、バースデーフォトですが、フォーカスの当たり具合、背景のぼかしなど、ありふれた構図でも写真ひとつでここまで素人と写真家の違いが出ることに驚かされます。そして、注目すべきは、かわいいカメラをモチーフにした、よだれかけです。生後2日でカメラを胸にかけているような構図は、写真家のお父さんが仕掛けた愛する娘へのちょっとしたユーモラスな演出が、記憶と記録に鮮やかに残った一枚です。

Hikono, 28 Days Old by Craig Semetko from "Unposed" | As Yumeji Painted His Beloved Woman. it's gonna be ending soon..

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こちらもHikonoちゃんとパパのユーモラスな演出が光る、赤ちゃんの写真です。首から下に置かれた本に描かれた女性の体が赤ちゃんの体型に似ているようで似ていないような、ふくよかな大人の体を模した演出がされています。実際にこのようなアイデアが思いついて写真に残すのも、Shin Noguchiさんの写真家としての豊かな発想があるからでしょう。Hikonoちゃんも大きくなって見返したときに、お父さんのアイデアに自然と笑顔になる様子が想像できます。

こちらは3女のHikonoちゃんのお姉さんの写真です。泣いてしまったお姉ちゃんのこの写真と対比になっている下のモノクロブックの写真は、1960年に初版が発行された写真集のあるページです。60年弱の時を超えてフューチャーされた子供の泣き顔ですが、不思議と子供の泣き顔というのは、みんな似た泣き方になるのですね。今の時代も昔の時代も文化や地域が変わっても、子供自体は変わっていないことを実感し、そのことに胸が熱くなります。Shin Noguchiの写真は、娘だけへの愛情を感じるのではなく、時空を超えて子供全般に対する温かい愛情を感じる写真なのです。家族の日常を通して、子供や家族と過ごす温かい日々は、何事にも変えられない大きな幸せがあることを実感することができます。

 

本領発揮のストリートフォト!!

このように、今直面している家族と生きることというテーマに向きあっているShin Noguchiですが、ストリートフォトでの日常を切り取る写真も圧巻の写真が多くあります。

Ginza, Tokyo, June 2017

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こちらは銀座の町並みの中で銅像と一緒にかくれんぼをしているかのような、ユーモラスな写真です。オシャレでカッコいい銀座を、子供の遊び場に見立ててしまうセンスがとても秀逸ですね!「みーつけた!」とおもわず口にだしてしまいそうな、ちょっとほっこりする写真です。

#Yokohama #Museum #of #Art #Minatomirai #Yokohama #Mar #2014 #横浜美術館 #横浜 #みなとみらい

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こちらは横浜写真館での1場面の写真です。大きなカラスのようなモニュメントと、美術館のスタッフさんの対比がちょっと可愛らしい一枚ですね。スタッフさんのスーツの色もカラスの色と同じ黒色なため、カラスとの一体感が高まり、まるで世間話でもしているような雰囲気さえ生み出しています。非常に面白い写真です。

Shibuya, Tokyo, Aug 2013 from Something Here #canpubphoto

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こちらは「どうしちゃったの?」と心配になるような、サラリーマンのお父さんの様子です。写真家からも暑い夏の日にバテてしまった様子が読み取れますね。写真の中では疲れているお父さんと反対に、道を急ぐ人の姿もあり、お父さんの悲哀がユーモラスに描かれています。そして、お父さんの影が写真からこちらを覗いていそうな構図もしており、Shin Noguchiの遊び心あふれる一枚であることが伺えます。

 

最後に・・・

Painting time, Yumeji, Kotoyo and Hikono, Omachi, Kamakura, June 2017

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Shin Noguchiのインスタグラムの写真をみて、あなたは何を感じたでしょうか?
ありふれた愛しい毎日、ありふれた幸せ、そして日々の喧騒と、家族の日常の記録。変わり続ける毎日の中で日々の一瞬を形として残す写真の素晴らしさを、Shin Noguchiのインスタグラムからは再確認できることでしょう。そして同時に写真の素晴らしさも知ることができます!これからもShin Noguchiのインスタグラムから、五感に響く写真に触れ続けていきましょう。