Instagram疲れの現代人へ!リーバイスの「#いいね不要」PR

みなさんのInstagramには、普段どれくらいの「いいね!」がついていますか?お気に入りの写真に出会うとカジュアルに送れる「いいね!」ですが、この「いいね!」の数が人気のバロメーターのように見えてしまうこともあり、思うように「いいね!」がつかないとモヤモヤしてしまう人も多いでしょう。

今、そうやって周りからの評価を気にしすぎるあまり、自分の好きな投稿というよりは「周りから好まれそうな投稿」をしようと、無意識のうちに頑張ってしまう人が増えています。

今回は、そんなSNS疲れの現代人に贈る、世界的に有名なアパレルブランド「リーバイス」が使用した「#いいね不要」ハッシュタグと、そこに込められたメッセージをご紹介していきます。

 

デニム界の王道ブランド「リーバイス」

今や老若男女問わずカジュアルスタイルには欠かせないデニムですが、そもそもデニムがここまで広く普及するきっかけを作ったのがリーバイスです。パンツのポケットをリベットと呼ばれる部品で補強することで、それまでにはない高い耐久性を持つジーンズを生み出したのです。

ジーンズが労働者のマストアイテムだったことで知られているのは、リーバイスの高い技術力の賜物であり、このリベットを活用する特許が1873年5月20日に取得されたことから、5月20日はリーバイス・ジーンズの誕生日と言われています。

そして2016年は2月下旬から5月20日の誕生日当日まで、「WE ARE 501」と名付けられたプロモーションが展開されていました。

リーバイスの「WE ARE 501」キャンペーン

「WE ARE 501」では、ジーンズの愛用者からデニムにまつわるエピソードを募集し、InstagramやTwitterなどのSNSに掲載。たくさんの「いいね!」を集めるため様々なハッシュタグで工夫を凝らす企業が多い中、今回のキャンペーンでリーバイスが使用したのは「#いいね不要」というある意味斬新なハッシュタグでした。

このハッシュタグが誕生した背景には、最近のSNSでの行き過ぎたリア充アピールや、もはや何のためにSNSをやっているのか分からなくなってしまう「SNS疲れ」がありました。

海外では有名人がInstagramを始めとするSNSに「辞めます宣言」するケースも多く、フォロワーのイメージによって作り上げられてしまったSNS上の自分に対する「NO」を突き付けています。

そういった流れの中で、「いいねって言ってもらえなくてもいいじゃない」「自分の好きなものを堂々と好きって言おうよ」というメッセージが、「#いいね不要」には込められているのです。周りの目を気にしないで自分を大切にしてほしい…長く愛されてきた老舗デニムブランドだからこそ、発信できるメッセージとも言えます。

 

「#いいね不要」体現者のメッセージも

「WE ARE 501」キャンペーンには、「#いいね不要」を体現するアーティストやモデルなど、著名人も数多く登場しました。そのキャスティングのポイントは、自分らしさというエネルギーにあふれていることに加えて、本当にリーバイスを愛用していること。

プロモーションのために付け焼刃でファンを装っても、情報社会ではすぐにそれがバレてしまいます。そうやって装うこと自体が、本来の自分らしさを損なわせている…そこに「NO」を突き付けたいからこそ、有名人の中でも本当にコアなファンばかりを集めたのです。

ハマ・オカモトはジーンズの膝が出ていること、長谷川絵里子は息子の足跡がついていることなど、日頃からリーバイスを愛用している人たちが、それぞれにジーンズの自分らしさを発信。長年愛用しているからこそのエピソードには、強い芯を感じます。

「本当にいいねされなかったらどうしよう…」

「いいね!」獲得争いが渦巻くSNSで、あえて「#いいね不要」を唱えるのは勇気のいることですよね。でも、その分大きなインパクトを与えることができます。

実際、「#いいね不要」ハッシュタグにびっくりして思わず内容を覗いてしまったという人も。「え?」「どういうこと?」と、詳しくチェックせずにはいられない引っかかりが生まれるのです。

ただ、企画側では「本当にいいねされなかったらどうしよう…」という不安もかなり強かったそうですが、結果的には1万件以上のリツイートを集めました。大きな反響を呼んだ今回のキャンペーンは、日々目覚ましく移り変わる情報の中で目を止めてもらうためのリーバイスが叩き付けた挑戦状ではないかと思われます。

 

自分らしさを発信しよう

SNSの使い方は人それぞれですが、自分の好きなものを発信して同じ趣味の仲間を見つけることができたり、自分にとって新しい出会いを切り開いてくれたりしてくれるのが、SNS本来の役割のはずです。周りの目を気にして自分らしい投稿ができなくなってしまっては、本末転倒になるのではないでしょうか。

#いいね不要」をいざ自分がやってみるとなると、なかなか勇気の出ない人も多いかもしれません。しかし、私たちにとって何が必要なのか、SNSの使い方を改めて考えさせてくれるキャンペーンでした。