インスタグラムの写真をTwitterでシェアするとき、Twitterに表示されるのは写真へのURLだけ…
「これって写真付きでシェアできないの?」と思ったことのある方、意外と多いのではないでしょうか。
今回は、そんな写真付きのシェアをはじめ、アプリ間の連携がとっても便利になるアプリ「IFTTT(イフト)」をご紹介します。Twitterへの写真付きシェアについては具体的な手順も解説していきますので、ぜひ参考にしてくださいね!
IFTTTは、様々なWebサービスを自動で連携させてくれるサービスで、連携のきっかけになる「トリガー」と、トリガーが呼び出されたときに作動する「アクション」の2つを設定することで、連携を実現させます。
トリガーとアクションの流れはまとめて「レシピ」と呼ばれ、1度レシピを作成すれば、以降はすべて自動的に動いてくれるので楽チンです。
IFTTTで使えるサービスの数は300を超えていて、インスタグラムやTwitterはもちろん、有名どころのWebサービスならほとんど利用することができます。
今はまだ英語のみで日本語版は出ていないのですが(2017年3月24日現在)、基本的な使い方を覚えればあとは簡単なので、のちほど詳しくご紹介しますね。
冒頭で「インスタグラムからTwitterへ、写真付きでシェアできる」というお話をしましたが、IFTTTでできることはもちろんそれだけではありません。
たとえばインスタグラムに投稿した写真をドロップボックスに保存したり、Twitterでお気に入りに登録した投稿をエバーノートに記録したり…なんせ300種類以上のサービスが使えるので、トリガーとアクションの組み合わせは星の数ほどあります。
みなさんが「前からこういうことできたら良いなぁって思ってた!」というような連携も、IFTTTを使えば実現できるかもしれません。具体的にどんなふうに設定していくのか、IFTTTの使い方をチェックしていきましょう!
ここからは実際に、「インスタグラムからTwitterへ、写真付きでシェア」するのをIFTTTでやってみましょう。
IFTTTはブラウザとアプリ両方で利用することができますので、今回はアプリのダウンロードから見ていきます。iPhoneの方はApp Storeで、Androidの方はGoogle PlayストアでIFTTTをダウンロードしてください。
App Store:https://itunes.apple.com/jp/app/ifttt/id660944635?mt=8
Google Playストア:https://play.google.com/store/apps/details?id=com.ifttt.ifttt&hl=ja
ダウンロードしたアプリを開くと、使い方の説明が表示されます。左に最後までスワイプして、サインアップ画面に移動しましょう。
今回はまだアカウントを持っていないので、メールアドレスと設定したいパスワードを入力して、「Sign up」ボタンをタップします。すでにIFTTTのアカウントをお持ちの方は、ページの下のほうにある「Sign in」のリンクをタップして、ログインしてください。
サインアップ/ログイン後、下にメニューが出てくるので、1番右の「My Applets」をタップします。
アプレット(レシピ)の設定画面が表示されます。今回は新しいレシピを作りたいので、右上の「+」をタップしてください。
レシピを作るのが初めての場合、「New Applet」というダイアログが表示されます。「Start」ボタンをタップしましょう。
「if this then that」というテキストが表示されています。ざっくり言うと「if(もし)this(これがこうなったら)then(そのときは)that(こうしてくださいね)」という意味で、「this」がトリガー、「that」がアクションです。
まずトリガーから設定していきます。「this」をタップしてください。
すると、トリガーに設定できるサービスの一覧が表示されます。インスタグラムのアイコンをタップしましょう。
今回は「Any new photo by you(インスタグラムに写真を投稿したら)」というトリガーを選択します。
インスタグラムのアカウントと連携するための画面が表示されるので、「Connect」ボタンをタップしてインスタグラムにログインしましょう。
連携すると、「this」だったところにインスタグラムのアイコンがセットされます。次はアクションを設定するので、「that」をタップしてください。
ここでもアクションに設定できるサービスの一覧が表示されるので、Twitterのアイコンを選択しましょう。
今回は「Post a tweet with image(写真付きでツイートする)」をタップします。
次のページでは、さらに詳しくツイートの内容を設定できます。「Tweet text」というラベルの下にあるテキストボックスをタップしてみてください。
ここでは、ツイートのテキストにどんな情報を含めるかが設定できます。デフォルトで入っている「Caption」は、インスタグラムを投稿するときに入力する「キャプション」のことです。
変換候補のエリアに出てくる「+ingredients」をタップすると…
設定できる情報の候補が選べるようになります。必要なものがあれば選択しましょう。
ちなみに、「Caption」以外の候補は次の通りです。
Url:インスタグラムの投稿のURL
SourceUrl:写真のURL
CreatedAt:投稿日時
EmbedCode:埋め込みコード
設定が完了したら、右上の「Next」をタップします。
作成したレシピのプレビューが表示されるので、この画面を下までスクロールし、「Finish」ボタンをタップしましょう。これでレシピ完成です!
早速、インスタグラムでこのような投稿をしてみました。
ご覧ください!Twitterにも同じ内容が反映されています。
今回作成したレシピでは、ツイート内容に「Caption」のみを設定したので、実際のツイートにもキャプションだけが表示されていますし、「Url」など複数設定すればその他の情報をツイートに含めることもできます。
また、このようにIFTTTでレシピを作っていれば、インスタグラムの投稿画面でシェア設定をオンにしなくても自動的に反映されます。
逆に言えばインスタグラムでシェア設定を切っていても、IFTTTにレシピがあればシェアされてしまうので、シェアしたくないときには注意が必要ですね。
サービス間での連携は、IFTTTを使えばこれまでよりさらに便利になります。IFTTTの利用は、アプリのダウンロードも含めてすべて無料なので、みなさんもぜひ活用してみてはいかがでしょうか。
今や誰もが複数のサービスを使いこなしている時代。今回ご紹介したインスタグラムとTwitterに限らず、自分が普段利用しているサービスが使えるかどうか、ぜひ検索してみてくださいね。