Colorful Instagram

ナンバー・イズ・マネー! フォロワーの数だけ幸せになれるインスタグラムの未来

今どき通貨はフォロワー数?インスタグラムで○○がタダになる!

インスタグラムが世界を変えるかもしれない!?そんなふうに聞いたら皆さんはどんなことを思い浮かべますか?すっごく可愛い子猫の写真がみんなを癒して世界が平和になる?とっても美味しそうなお料理の画像を見て、だれかとだれかがケンカをやめる?

どちらもとっても素敵ですがそうではありません。実は、インスタグラムのフォロワー数が通貨のような役割をはたして、ホテルの宿泊費やレストランの食事代がタダになるとういう、まるで夢のようなサービスがあるのです!

使い方は簡単。近くのお店に出かけて行って、インスタグラムのフォロワー数が確認してもらうだけ!フォロワーの数によって示される人気の度合いに応じて、インスタグラムで繋がるコミュニティ内だけで使える、いわば仮想的なお金をユーザーが手にすることができるというしくみです。これはソーシャル通貨(Social Currency)という考え方に基づいていて、使えばなくなるお金とちがって、いくら飲もうがどれだけ食べようがなくならない。嘘みたいな世界がいよいよ訪れようとしています!

インスタグラムで実現するかもしれない、誰もが夢みるお金のいらない世界。国内ではまだほとんど知られていないそのサービスの全貌について、こっそりご紹介しちゃいます。

おしゃれなデザイナーズホテルの宿泊だって無料!

そんな現代の錬金術とも言えるようなサービスのなかでも、とりわけ話題となったのが豪州の「1888 Hotel」。大勢の観光客でにぎわうシドニーを代表する観光地、ダーリング・ハーバーから徒歩圏内に位置していて、剥き出しになったレンガの壁や大きな梁とモダンな装飾、そんなフォトジェニックなたたずまいが特徴です。そんな19世紀の建物をリビルドした、スタイリッシュなデザイナーズ・ホテルにタダで泊まれるというのだから、もともと旅行と相性のよいSNSであるインスタグラムユーザーたちが黙っているわけがありません。

フォロワーが1万人以上いる人は宿泊費が無料になるというサービスのおかげで、ホテルの名前はまたたく間に知れ渡りました(現在は3万人以上のフォロワーが必要。なお当該サービスは2015年12月まで実施予定)。その他にも、宿泊者を対象とした写真コンテストでベストショットに選ばれると、フォロワーの数に関係なく宿泊料金が無料になるというサービスも行なわれています。

インスタグラムのフォロワー数でコーヒーやケーキをプレゼント

1万人のフォロワーなんて現実的じゃないよ、と思われる方もご安心を。時期をほぼ同じくして、米国シカゴでも2013年の8月に米PopularPaysなる同様のサービスが開始されています。

ある一定数のフォロワーがいる人なら、コーヒーやペストリーがタダでもらえるということで、インスタグラムユーザーの間でたちまち人気となりました。また、インスタグラムの特徴は、TwitterやFacebookと違って写真に特化していること。タイムライン内で見落としにくく、しかも視覚的にわかりやすく訴えかけるので、お店側にとっての宣伝効果も上々なのだとか。

PopularPaysの無料アプリ(iOSのみ)では、フォロワー数が500人という方から受けられるサービスがたくさん用意されています(それでも多いと思われるかもしれませんが…)。まずアプリを開くと、提供されるサービスがわかりやすくリストになっていて、受けられるサービスやお店の名前、サービスを受けるための条件(フォロワー数)、そして現在地からの距離が表示されます。

これを見ながら無理なくたどりつけそうな場所を探して行くことになります。旅行先だと、このあたりにはどんなお店があるのかななんて宝探しをするみたいで、とても楽しそうですね。本来だとフォロワー数が多いからこそサービスが受けられるわけですが、サービスを受けたいがためにインスタグラムのフォロワー数を増やすぞという、アカウントを充実させるモチベーションにつながりますね!

アプリからお目当てのお店をタップすると、どれもこれも見ているだけで楽しくなるような、解像度の高いキレイな写真が現れて、お店の空間の雰囲気や香ばしいコーヒーの匂いなど、イマジネーションを掻き立てます。人気インスタグラマーに興味を持ってもらうというのがこのサービスの鍵の部分だけに、このあたりの惹き付け方、なかなか的を射ていますね。

Caption 500人のフォロワー数で5ドル未満のドリンクが無料で提供されるというカフェのページはこんな感じ。

このレストランでは、1,500人のフォロワーで好きなピッツァとソーダがもらえちゃう。

飲食店以外にも、アパレルのお店がTシャツを提供していたり雑貨屋さんが革小物をプレゼントしてくるなど、魅力的な特典が満載です。1フォロワー当たりお幾らぐらいになるのだろうかという、庶民的思考を禁じ得えない私の見立てでは、だいたいフォロワー100人あたり1ドル前後といったところではないでしょうか。

とても残念なことに、国内でこのPopularPaysのサービスを受けられるお店はいまのところありません。しかし、日本国内でもきっと似たようなサービスが出てくるに違いありません。夢のような未来がやってきてからあわてるなんてことがないよう、フォロワー数、今のうちに増やておきましょう!

インスタグラムだから繋がれる、あなたと私の新しいカンケイ

このPopularPaysの面白いところは、従来のようなビジネス的な交換じゃないという点。わかりやすく言うなら、「これあげるから写真投稿してよ」というのではなく、「そんなに人気者なんだったら、ぜひこれ持っていってよ」的なスタイルです。サービスを提供する側と受ける側との間には、窮屈な約束事はいっさいありません。タレントさんが商品を宣伝するのと同じように、広告塔であることにかわりはなりのですが、Aに対してBという対価を支払うというような、一般的な契約が成立していないという点が新しいですよね。

例えば、出されたコーヒーが美味しくないならそう言ったっていいわけです。人気インスタグラマーによる口コミの信憑性こそに利用価値があるのですから、むしろ本当のことを言ってくれないとお店も、PopularPaysもかえって困るくらい。なので人気インスタグラマーたちは、普段の生活をしている時と同様、提供されたサービスに対して、自ら進んで楽しみながら写真を撮り、気が向いたなら投稿する。そういう意味では、商品を思うままにレビューするYouTuberのスタンスに似ていると言えるかもしれませんね。

とはいえ、見返りは強要されてはいないものの、何かもらったらお返しなきゃ気が済まないのが人の心理というもの。そんなわけで、PopularPaysが事業を開始した最初の月は、たったの69枚しか写真が投稿されなかったにもかかわらず、閲覧数はなんと100万8673回!そして「いいね!」の数は3万8031まで伸びて、778件ものコメントが寄せられたそう。インスタグラムの拡散力、あなどれませんね。

インスタグラマーというお仕事

現在、PopularPaysではさらに新しいサービスを展開しているようです。ある商品を売りたいと思っている人が、人気インスタグラマーに写真撮影を依頼して、その見返りに商品を無料で提供したり対価を支払ったりするというもの。形のあるもの、写真に撮れるものであれば、何でも取引できます。上で見てきたサービスと違うのは、インスタグラムに投稿する写真の数や回数をインスタグラマーに対して義務づけることもできるという点。依頼者にとっては、きわめて低コストで商品やブランドを広く認知させることができて、しかもインスタグラマーが撮影したキレイな写真はホームページ上などで自由に使うことができます。

一方、インスタグラマーにとっては、ー個人としての手腕や存在感が今以上にクローズアップされ、より積極的にビジネスに関わることになります。影響力、拡散力のあるプロカメラマンといったところでしょうか。自由が効かなくなる面は多少はありそうですが、独自のセンスとコミュニティを持つインスタグラマーという、とってもユニークな存在自体が仕事として成り立ちつつあるということですね。

こんなことがさらに進んでいけば、見ていて楽しいキレイな写真でフォロワー数を増やすことで、お食事やホテルの宿泊だけでなく、すべてがタダ、なんてこともいずれ起こりうるかもしれません。国内でもずいぶんインスタグラムが認知されるようになり、アカウントを作る企業も目立つようになってきました。少なくとも、今後はそうした人気に応じて特典が受けられるというサービスは増えてくると思います。

Some offer perks, including discounts and ‘secret desserts,’ to users with 500 or more followers. (Instagramで500人以上のフォロワーを持つユーザーには、割引や秘密のデザートという特典があります。)

出典 : Waiter, a Pretty Steak, Please

インスタグラムフォロワーの影響力

インスタグラムのフォロワー数に応じて特典がもらえて、お食事もホテルも全部タダなんて聞くと夢のようですね。フォロワー数が多いインスタグラムのアカウントに共通するのは、どれもみんな誰かの役に立っていることです。
人気に応じて特典がもらえるような素敵な世界が普通になる前に、私もインスタグラムでたくさんフォロワーを増やしておかないと乗りおくれてしまいますね!

参照元:sproutsocial
THE WALL STREET JOURNAL
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