超クリエイティブ!競合と差をつける斬新なInstagramマーケティングテクニック集

様々なビジネスで急速に脚光を浴びているInstagram。昨今、ジャンルを問わずマーケティングツールとして採用する企業が増えており、特にコンテストを開催する企業が多い印象を受けます。
しかし実際にはInstagramの特徴を最大限活かしたマーケティング手法を利用するとコンテスト以上に効果があるといえるでしょう。例えばアプリ内の様々な機能やビジュアルに特化したメディアという特徴を活かして、今までなかったような集客が可能になっています。

今回は、そんな特徴にいち早く目を付け、斬新なアイデアで集客に取り組んだ事例をご紹介します。Instagramとの相性が良い業界はもちろんのこと、どんな業界のWebマーケティング担当者もすぐに使えるテクニックやアイデアが満載です!


・Instagramタグ付け機能を活かしたIKEAの雑誌風オンラインカタログ
・お客さんの写真がメニューになるNYのレストランComodo
・GUはオウンドメディアをデジタルカタログ化し、Instagramで集客
・オウンドメディアとコンテンツの絶妙なバランスをとったCalvin Klein Underwear
・カタログを持たない企業も参考にしたい三菱地所のコンテンツマーケティング

Instagramタグ付け機能を活かしたIKEAの雑誌風オンラインカタログ

IKEAで毎年好例の、若手デザイナーを起用したIKEA PSコレクション。
2014年、その新作プロモーション用に、Instagramアカウント@IKEA_PS_2014を開設しました。ECサイトに自然に誘導される、まるで雑誌を眺めるように商品を閲覧することができる、と世界中で大きな話題を呼びました。

コレクションアカウント。ここから様々な商品に飛ぶことができ、まさに新時代のデジタルカタログといえる。

ポイントとなったのはInstagramのタグ付け機能です。コレクションアカウントには、家具の種類ごとにカテゴリ分けされた6つの画像がアップされています。その画像を閲覧すると、そこに写っている家具の商品名が「タグ付け」されています。

Facebook同様、タグ付けされたアカウントにリンクすることができる。


IKEAはプロモーション用アカウントに加え、タグ付け用にオンラインカタログに掲載されている各商品ごとのInstagramアカウントを取得し用意しました。これで、ユーザーはアップされた各写真から商品ごとのアカウントに飛び、別視点の写真を見るだけでなく詳細情報を確認できる仕組みになっています。

次々とタグ付けされたアカウントへ飛ぶことができ、それぞれの商品の使い方の提案がシーン別に投稿されている。また商品別のアカウントの自己紹介欄にリンクを掲載し、それぞれIKEAのECサイトに誘導している。

Instagramの機能を活かし「カタログを閲覧する」という体験を全く新しいものに変えている好例です。季節ごとに複数ラインナップのあるファッション業界はぜひ真似をしたいテクニックです。ファッション業界に限らず、関連商品を多く扱うビジネスでも、利用シーンをイメージしてもらいやすいのでおすすめです。


 

お客さんの写真がメニューになるNYのレストランComodo

レストランで、メニューを選ぶ時、隣の席に運ばれた料理がおいしそうでつい頼んでしまったことはないでしょうか。ニューヨークのレストランComodo発案の「Instagram menu」では、まさにそんな体験をInstagramで実現した斬新な発想です。
Comodoは食事に手を付ける前に、スマホで写真をとる人が多いことに目を付けました。そこで、ハッシュタグ#comodomenuを考案し、来店したお客さんに写真の投稿を促しました。その結果、ハッシュタグで検索するとメニューを写真で閲覧することができるようになったのです。

ラテンアメリカ料理を扱うレストラン 「Comodo」では、メニューの下部にハッシュタグ「#comodomenu」を記載。このハッシュタグを検索すれば、他の来店客が食べた料理の写真を見ながら、食べたい料理を決めることができる。

スマホの画面を見せながら「この写真の料理をください」とオーダーすることも!

ユーザーの手によって制作・生成されたコンテンツはユーザー生成コンテンツと呼ばれます。一方的に見せるだけの広告とは違い、口コミと同じように消費者から信用度が高いと言われています。食べログやクックパッドはその代表的なビジネスと言えるでしょう。また、自社でコンテンツを用意する手間や費用が省けるので、仕組みさえ作って運用し始めれば大きな価値が生む可能性が高いといえるでしょう。

レストランのメニューに写真がなくイメージしづらいというのはよくあるケースです。海外からのお客さんが多いお店では、言葉の意味が分からないというケースも考えられるでしょう。そんな時にも注文が容易にできるので、本当の意味でのおもてなし戦略と言えそうです。
昨今、訪日外客は爆発的に伸びており、東京オリンピックの開催も迫っています。
レストラン以外のビジネスでも、外国人をターゲットとする際は応用したいテクニックと言えます。


この取り組みが話題を呼び、webメディア、テレビやラジオに取り上げられ、人気飲食店がひしめくニューヨークで、なんと5ヶ月先の予約まで獲得するレストランに成長!


GUはオウンドメディアをデジタルカタログ化し、Instagramで集客

2014年にオープンしたGUのオウンドメディア「GU TimeLine(ジーユー タイムライン)」。ブロガーやインスタグラマーなど、ファッショニスタのコーディネート投稿を集約した新しいデジタルカタログです。
看板商品でもあるグラフィックTシャツをファッショニスタのコーディネーションでイメージしながら購入を検討できるという新たな顧客体験ができます。

HONEY最新号が発売になったよー♡ GU x Shogo Sekine ルームコラボ撮影しました?✨ 見てねー? #gutl

Hinano♡Yoshikawaさん(@hinanoyoshikawa)が投稿した写真 –


ファッションニスタが各々コーディネートし撮影した写真をInstagramにハッシュタグ#GUTLを付けて投稿。


人気インスタグラマーの投稿写真には1万以上の「いいね」が付くなど話題を集めています。さらに、彼らのフォロワーにダイレクトにアプローチすることができ、新たな顧客開拓の効果が期待できます。
インフルエンサーのフォロワーにリーチするこの手法は、ECで集客に悩んでいる担当者にとって参考になるテクニックでしょう。

運動してごはんガマンしたらねむい、、?はやく休もう??? #おなかすいた#ootd_WITH @GU_global #GUTL

megbaby???さん(@_megbaby_)が投稿した写真 –


カリスマ的人気を誇るインスタグラマー@_megbaby_らも登場。

ファッショニスタの投稿で商品が気になったユーザーをオウンドメディアに誘導。それぞれの写真にECサイトと連動するボタンが付いているため、気に入った商品をすぐに購入できるようになっている。サイトのデザインや操作性などにも抜かりはない。


GUのいつものカタログとは違った雰囲気のコーディネートが多く、ファッション好きには魅力的なウェブサイトになっています。
インフルエンサーと自社商品を上手くブレンドした集客先のオウンドメディアのコンテンツが秀逸なのもポイントです。


 

オウンドメディアとユーザー生成コンテンツの絶妙なバランスをとったCalvin Klein Underwear

ファッションブランドCalvinKleinのオンラインカタログは、GUと同じように、インフルエンサーのコーディネートを集約したカタログサイトです。

起用したセレブの横に自分の写真が掲載される可能性も!


大きな違いは、ハッシュタグ#mycalvinsで投稿した一般ユーザーの写真もサイトに掲載される可能性があることです。有名ブランドのカタログに掲載されるかも!?という価値が、ユーザーにコンテンツを投稿させるモチベーションを促進しています。

❤️ my new Calvin's #mycalvins #ad

Mirandaさん(@mirandakerr)が投稿した写真 –


キャンペーンにはミランダ・カー(@mirandakerr)も参加。起用されたファッショニスタも超一流。

海外のインスタマーケティングでは、ユーザー生成コンテンツを促し活用するキャンペーンが多い。


カタログを持たない企業も参考にしたい三菱地所のコンテンツマーケティング

不動産大手の三菱地所が運用する、Instagramと連携したオウンドメディアMarunouchipix。このサイトでは、オフィス周辺地域名のハッシュタグ、#丸の内や#有楽町などとともに投稿された写真を集め、公開しています。

雑誌のような感覚でタウンガイドとして楽しめるサイトになっている。

レストランのメニュー事例と同様に、外国人向けのビジネスにも大いに参考になりそうです。
Instagramを利用すれば、たとえECサイトがなくとも、コンセプト次第でコンテンツマーケティングで大いに力を発揮することが証明されています。もちろん、コンテンツ制作の費用や手間も節約が可能という点も、どんな企業も見習いたいテクニックですね。

 

まとめ

Instagramマーケティングは、ECやファッション業界との相性の良さが指摘されいます。
しかし、アイデア次第ではリアルのビジネスでもプロモーションに利用でき、かつ大きな効果があることが分かります。また、自社でコンテンツを用意ができず尻込みしそうな場合も、ユーザー生成コンテンツを使うテクニックなどを上手に活用すれば、ユーザーを上手に巻き込んで更なるプロモーション効果が期待できるでしょう。
今回ご紹介した事例は、ちょっとコンセプトを変えればどれも簡単に応用することができるので、ぜひ次回のInstagramでの企画の際は参考にしてみてはいかがでしょうか?